表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
生家で虐げられた令嬢は嫁ぎ先で溺愛スローライフを送ります  作者: 織原深雪


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

58/67

57

 皇太子殿下に手紙を書いて送ると、即返事が来た。

 辺境伯領に精霊の森ができたことは大変喜ばしく、ぜひ視察させてほしいこと。

 レイシア様も一緒に来ること、二人と護衛達が一緒に森に入っても大丈夫か精霊王様に確認を取ってほしいことが書かれていた。

『皇太子とその婚約者は、シエラが森に招けば問題なく入ることができるだろう。特に、婚約者は精霊も見える娘なのだし精霊たちに好かれる人物だろうから大丈夫だ』 

 ウィンガルム様の言葉をさらに返事で送ると、一週間後に視察に行きたいとの返答がやはり即日で来たので皇太子殿下は大変視察に前向きな様子がうかがえた。

「まぁ、精霊の森は基本不可侵で、その周りにある恵みを少し頂くのが常なのよ。その森に入れて恵みをいただけるのはシエラがいるからだわ」

 お母様の言葉にクロムス様も頷く。

「シエラの恩恵は計り知れませんね。ここはますます栄えていくことでしょう」

 辺境伯家は精霊の森と精霊が増えたことで気候も穏やか、魔物の発生も減りとっても平和。

 領民も魔物の発生が減ったので農業も酪農も安全に作業ができると喜んでおり、穏やかに楽し気に暮らす様子が見られるとクロムス様も嬉しそうだ。

 私も街へ行くと、奥様、若奥様とたくさん声をかけてくれる。

 本当に、すっかり辺境伯領が我が家となり居心地抜群で馴染んでいる。

 リルと一緒に街に行けばリルは街の子たちにも大人気で、可愛い、可愛いと囲まれている。

 子どもの相手はミリアで慣れたのかリルも街の子にも優しく、好きに撫でさせている。

 リルと、イジェンヌとミリアと三人で出かけてみたり、お母様と出かけたりと楽しく過ごしているうちに皇太子殿下の視察の日がやって来た。

 なんと、今回視察には大司祭長のセルゲン様も参加するとのことで、三人でオーロでやってくると連絡があった。

 可愛いオーロとの再会を楽しみに待っていると、だんだん大きくなる緑のワイバーンが見えて来た。

 辺境伯邸の大きな前庭にふわっと軽やかに優しく着地するオーロ。

『キュルルルルル』

 私が待っているのに気づいたオーロは嬉しそうな声を上げた。

「こらこら、オーロ。私たちが降りるまでは待っておくれ」

 セルゲン様の言葉にオーロはちゃんといい子に座って待っている。

 その背からセルゲン様、皇太子殿下とレイシア様が降りてくる。

 それと同じくして、先に先行で馬で出発していた護衛達の姿も見えてくる。

「ようこそ、お越しくださいました。皇太子殿下、レイシア様。セルゲン様。精霊の森はとっても素敵なので楽しんでいただけると良いのですが。まずは、サロンで休憩しませんか?」

 クロムス様の言葉に三人は頷き、一同でサロンへ移動することになった。

 もちろん、可愛いオーロも後をついてくる。

 リルも一緒なので、私は後でもふもふとツルツルを堪能させてもらいましょう。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ