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生家で虐げられた令嬢は嫁ぎ先で溺愛スローライフを送ります  作者: 織原深雪


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「精霊が見えるということは、レイシア様も魔法が使えるのですか?」

 私の問いかけに、レイシア様は頷き答えてくれる。

「えぇ、私は水魔法と風魔法が使えます」

 レイシア様の周りには水色や黄緑の子が多くいるから、使える魔法の種類にも納得できる。

 ちなみに精霊も大枠はあれど、色によって属性が違うのが分かる。

 水色が水、青が氷、緑が植物、黄緑が風、黄色が土で、赤が炎。

 光の精霊は白で闇の精霊は黒。

 白と黒は珍しい感じで、私から見ると皇宮の庭には割とカラフルな感じで精霊や妖精が住んでいると感じる。

「シエラ様は魔法は?どの属性でもお使いになれそうですね」

 周りの精霊が見えるレイシア様はそう告げるが、正解は思ただけでまわりの精霊が勝手に補助して魔法が発動してしまうというちょっと厄介なもの。

「私の場合、呪文もなしで、現象を想像するだけで精霊たちが動いてしまって。見ていただくと分かりやすいんですが」

 私は話すと、右手に水左手に炎を想像する。

 すると即座に小さな水球と火が右と左にそれぞれ浮かぶ。

「なるほど、確かに呪文もなしにこうなるのでは無詠唱魔法と言えるけれど原理が違いますね。本来は精霊に力を借りて、自分の体内魔力を動かし魔法を発動させます。シエラ様は魔力なしですでに発動しているので、魔法ではなく愛し子のみ使える精霊術の方だと思います」

 私のこの様子を見ただけで、そんな風に断言できてしまうなんて皇太子殿下も、お相手のレイシア様も愛し子についてしっかり書物を確認していたんだなと感じる。

「よく、ご存じですね。私もウィンガルム様に聞くまでは魔法と精霊術の違いは分からなかったんです」

 私の言葉に、皇太子殿下もレイシア様も頷く。

「そもそも、精霊術を使える人が確認できるだけでも歴代の愛し子様しかいなかったので差をわかる人は少ないと思います。無詠唱魔法ですって言っといてもいいと思いますよ」

 皇太子殿下はそういって、さらに一言加えた。

「想像するだけで、魔法と同じだけの威力の精霊術を紡げるとなれば、良からぬものに目を付けられかねませんから」

 とのことで、今後は無詠唱魔法ですということにします。

 この会話から、クロイスト様もソフィア様も納得して魔法ということで認識を一致させて話を合わせてくれることになった。

 皇族控室での話で良かったなと思うのだった。

 大広間で出来る話じゃなかったものね。

「シエラ様、良ければまた皇都にいらした際はゆっくりお茶をできたらと思います。その時はお誘いしてもよろしいですか?」

 レイシア様の言葉に私は頷き、了承を伝えた。

 とても優しい方で、皇都に来た際にまたお話したい会いたいなと思えたので答えた。

「えぇ、その時はもちろんお誘いをお受けします。楽しみにしていますね」

 こうして、皇都での祝典は無事にお姉様と顔を合わせることなく終えることができたのだった。


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