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生家で虐げられた令嬢は嫁ぎ先で溺愛スローライフを送ります  作者: 織原深雪


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 お茶をいただき、お話したのち私の部屋へ案内しますと告げられてサラサとイジェンヌと共に移動する。

 サロンは一階にあり、中庭にも面していてとても綺麗だったので落ち着いたら中庭も散策させてもらえたらいいなと思う。

「さぁ、こちらがシエラ様のお部屋ですよ」

 階段を三階まで登った後に曲がって少し行ったところになるドアを開けて、サラサが言う。

 お城の一階はサロンや騎士団の執務室にクロムス様の執務室、応接室に調理場などが並び、二階には使用人の部屋、三階が領主一家の部屋といった割り振りになっているのだそう。

 そこで私の部屋は三階に用意されたことに驚く。

「シエラ様はクロムス様の婚約者で、結婚すれば辺境伯婦人ですのでお部屋はこの階ですよ」

 サラサの言葉にイジェンヌも頷きながら部屋へ私を導くと、言った。

「シエラ様の好みが分からなかったので、基本はナチュラルな感じで整えました。カーテンや絨毯、ベッドの布団なんかはお好きな色があれば変えられるのでおっしゃってくださいね」

 イジェンヌの導きで入った室内は、ナチュラルなカラーの家具に、ソファーは落ち着いたベージュに花柄の生地、絨毯は落ち着いた赤色で、ふかふかである。

 カーテンは若草色で柔らかなグリーンが心地よく、木目調の家具やソファーとも調和しており落ち着いた雰囲気がすっかり気に入った。

「とっても素敵なお部屋です。ここを使っていいのでですか?」

 私の問いかけに、二人は頷いてさらに衣裳部屋へと案内してくれる。

「ここが、シエラ様の衣裳部屋です。こちらでも、動きやすいデイドレスや、お洋服を用意させていただきました。明後日、出来ればこちらの衣装店の者に採寸をしてもらってオーダーの衣装も作りましょうね」

 とっても楽しそうに話しつつ、私と一緒にやって来た荷馬車に積んで衣装も先に運ばれてメイドたちがしっかり衣裳部屋に収納してくれたようだ。

 辺境伯家の皆様もとっても仕事ができる様子。

 頼もしい限りです。

 あぁ、付いて早々だけれど教会へ行きたい旨を伝えなければ。

 精霊様との約束だもの。

「イジェンヌ、明日はなにか予定はあるかしら?」

 私の問いかけにイジェンヌは首を横に振って答える。

「長時間の移動を終えたばかりのシエラ様には休息が必要ですから、明日は終日予定は入れておりません。何かありますか?」

 私は気遣いのできる皆さんに感謝しつつ、伝えることにした。

「こちらの教会へご挨拶に行きたいのです。少しで良いのだけれど、ダメかしら?」

 精霊をあがめるラザシュタイン皇国では教会と言えば、精霊教会である。

「まぁ、教会へ。シエラ様は教会には頻繁に?」

 それこそ屋敷から出してもらえなかったので、教会へ行くのも十二年ぶりである。

「いえ、幼いころは行っていたと思うのだけれど、五歳以降は屋敷の外に出られなかったから。だから、まずこちらの教会にご挨拶に行きたいなと思って」

 そんな私の気持ちを話すと、サラサもイジェンヌも賛成だというように頷き明日行けるように手配してくれるということで、詳細は晩餐の時にクロムス様に話しましょうと決まった。



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