表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
L3 killing of genius "H"  作者: 迫田啓伸
41/345

Sの回想をHが語る-3

「終りました!」

「うむ」

 銃撃が終ったとき、一人の隊員が見知らぬ男に敬礼しながら話しかけていました。

 男は40近くの、筋肉質ながらも、のっぺりとした印象。おとなしい感じの男でした。

 とても人の上に立つような感じではなかったのです。

 周りから歓声が上がりました。

「どうして?」

 Sさんは確かに、許されないことをしたのかもしれません。

 でも、人が死んだのに、喜ぶのですか?

 あの人の言い分も、何も聞かないままで。

「大丈夫ですか?」

 男が、私に手を差し伸べてくる。私は、差し出された手を見つめ、それっきりでした。

 男の名前は田中といい、刑事でした。

 どうして、Sさんを撃ったのです?

 理解できません。私は泣きました。Sさんは、許されてはいけない。それほどのことをしたのです。でも、言い分も聞かないまま……。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ