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モンスターの蔓延る世界  作者: とろろ昆布
第1章「能力開花編」
7/8

第6話「ダンジョン」

しばらく更新遅れてすみません

最近忙しいもんで・・・

これからも更新回数が減ってしまいます・・・

それでも気長に待っていていただけると嬉しいです!

健二「廣太郎ー最近この街にモンスターが占拠している建物ができてきたらしいぜ」


廣太郎「モンスターが占拠?」


結衣「ああ、それ私知ってます。討伐隊に参加していた時に1回入ったことがあります」


健二「どんな感じだった?」


結衣「私の行ったところは比較的小さくて占拠も楽でした」


結衣「あと、一番奥にほかのモンスターとはちょっと違ったモンスターがいますよ」


廣太郎「へー」


健二「ダンジョンみたいだな」


結衣「はい、正しくあれはダンジョンですね」


廣太郎「探してみるか?」


健二「それは名案だな」


結衣「いいですけど、手持ちなしで行くのは危険だと思います」


健二「何か持っていくのか?」


結衣「私が行ったときはモンスターの素材から作られた傷を治す塗り薬とかを持って行きました」


健二「何処かで買えるかな?」


結衣「いや、大丈夫だと思いますよ。ダンジョンには討伐隊の人たちが薬とかをばら撒いてることが多いので」


廣太郎「何のためにだ?」


結衣「討伐隊は、一般人にもダンジョンを攻略することやモンスターと戦うことを勧めていますので、おそらく手助けのようなものでしょう」


健二「じゃあ持っていくのは食物と武器くらいか?」


結衣「最近この世界はRPGゲームみたいになってきていて、ダンジョンの中にいろいろな道具が宝箱の中に入っていることがあります。なのでそれを持ち帰る用のバッグとかもあるといいかもしれません」


廣太郎「確かに武器屋とかアイテムショップみたいにRPGゲームにあるような物が増えてきてる気がするな」


健二「おそらく討伐隊の命令で作られてるんじゃないか?まぁ、ダンジョンの中については説明できないけどな」


結衣「確かによく考えてみると変ですよね」


廣太郎「まぁ考えてても始まらないしそろそろ出発するか」


結衣「はい!」


健二「おお!」


俺たちは出かける準備を始めた

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


廣太郎「あのビルはダンジョンっぽいか?」


結衣「うーん、あまりモンスターがいる気配はしませんね」


結衣の能力はモンスターが居るかを見分けることもできるらしく、


現在モンスターが大量に居る建物や洞窟などを探しているが


なかなか見つからない


結衣「あ、あそこのビルからたくさんのモンスターの気配がします」


結衣が指をさす方向に50階建てくらいのでかいビルが建っている


流石にこんなもの攻略できるのかと心配していると


健二「じゃあ早速行こうぜ!」


と心配している様子もなく声をかける


結衣いわくそこまで強いモンスターの気配ではないらしいので


時間はかかるかもしれないが休憩を挟めば攻略できるかも


と思ってきた


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


ダンジョンの前に着くと宝箱のようなものが置いてある


結衣「おそらくこれが支給品ですね」


宝箱を開けてみると綺麗に塗り薬やカンパン(保存食)が並べられている


その中から1人3つずつ塗り薬と5個のカンパンの缶を持っていく


食べ物は少し持ってきているのでそれくらいで十分だろう


ダンジョンに入ってみると中は黒い煙のようなもので充満されている


廣太郎「二人とも大丈夫か?」


と声を出してみると二人は咳を混みながら


「うん」


と言う。


少し待ってみると黒い煙は消えて、周りが見えるようになった


そして目の前を見ると毒鼠が3体威嚇をしながらこっちを見ている


その瞬間俺は剣を取り出し1体に思いっきり振る


すると毒鼠の体は真っ二つに裂ける


しかしなぜか血は出ていない


モンスターは血を出さないのか?


などと考えていると残り2体の毒鼠がこちらに飛びついてきてる


急だったので咄嗟に剣を振り下ろすと毒ねずみはスレスレのところで避け


再び飛び込んでくる


廣太郎「グッ!剣を大きく振りすぎたせいで振動が・・」


すると毒鼠のお腹のあたりからいきなり弓矢がズバズバと貫く


2体の毒鼠は見事同時に倒れた


弓矢が飛んできた方向を向くと結衣が弓を構えていた


結衣「大丈夫?」


廣太郎「ああ、助かったよ」


そして、少し心を落ち着かせるともう少し先に進んでみる


そしてまた毒鼠。


もう正直毒鼠は飽き始めている


それから5時間くらい毒鼠に会っては倒し着々と制圧をしていき


残り2階位のところに来た


正直もう体が動かない


動きすぎたかもしれない


健二と結衣も既に「はぁはぁ」と辛そうに呼吸する


廣太郎「少し休んでいくか?」


というと二人はもちろんと言わんばかりの表情で見つめてくる


そして壁の方に寄りもたれ掛かる


カンパンを開けようとすると


缶の周りに書いてあることに気がついた


「特殊食料」


特殊食料ってなんだろう?聞いたことないので結衣に聞いてみる


廣太郎「結衣~特殊食料ってなんだ?」


結衣「え・・?なにそれ?」


と疑問符をつけながら少し苦しそうに返す


結衣にもわからないようだ


仕方ない食べてみるか


とカンパンを開けて1つ取り出してみる


見た目は普通のカンパンだ


何が違うのだろう


そして口の中に放り投げる


するとその瞬間力が沸いてきて今までの疲れが嘘のように吹き飛んだ


しかも美味しい!


これはまさかと思い


廣太郎「おい、健二!結衣!これ食ってみろよ!」


と言うと二人は少し首をかしげ返事もなしでゆっくりとカンパンに手を伸ばす


そして口の中に放り投げる


すると二人の目には生気のようなものが戻り急に立ち上がり


健二「何これすげ!!」

と大声を出す


今ならもうちょっとダンジョンを進めるかなと思い


カンパンを全員で食べきるとゴミはバッグの中にしまい、階段の方へと向かう


階段を上った先には大広間になっている


モンスターもいなさそうなので反対側にある上へと続く階段の方へ歩いて向かう


するといきなり後ろから「ドスッ」と鈍い音がすると


10匹や20匹のレベルではない


見える数で100匹ほどの毒鼠がいる


廣太郎「おい・・・これどうするんだよ・・・」


結衣「上に逃げる?」


健二「いや、だけどボスを討伐したらまた下に降りるためにここを通る事になる・・

結局は戦わないといけない

しかも最上階までついてくる可能性もあるし、ここで倒す方が・・」


と、少し震え気味に健二は言う


そして俺と結衣は静かに頷き結衣は弓を構える


俺もねずみの方に剣を向け走り出す


1体1体は弱いので無双している気分になる


たまにかすり傷を負いそうになるが結衣と健二のサポートのおかげで大事に至る攻撃は


喰らわなかった


そうして気が付くと毒鼠は全部いなくなった


不思議と全く疲れなかった


そうしてもう1階登ってみる


するとそこにはとてもでかい影が見えた

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