第2話「健二」
こんにちは
「モンスターの蔓延る世界」第2話です(*´∀`)♪
初投稿の第1話を書くのが楽しくて
第2話もその日中に書いてしまいましたww
まあいいでしょう
では、「モンスターの蔓延る世界」第2話
楽しんでいってください!!
***「お前らが***だからなんだ!!
***は俺だけでいい!!!だから**よ!!」
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***「あとはお前だけだ・・・・・・・佐田 廣太郎」
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廣太郎「はっ!」
目が覚めて周りを見ると見慣れた場所にいた
よく防災訓練で来たっけ
そう、たしかここは
廣太郎「避難所」
ここの避難所は食料などが常にたんまり置いてあり
いつ何があっても1ヶ月くらいならこの街の人全員を餓死させない程度の
食事を出すことが出来るなかなか優秀な避難所だ
そんなことを考えているとあることに気づいた
廣太郎「なんで俺はこんなところにいるんだ?」
もちろんあの金魚みたいなやつに襲われたのは覚えている
そして窓から出ようとして一歩踏み出した瞬間俺は倒れたところまで覚えている
しかしそのあとはなんだ?
歩いてきたのか?
いや、そんなはずはない
多分外はあのモンスターどもで溢れてるはずだ
そんな朦朧とした意識の中逃げ切れるわけがない
じゃあ庭で誰かが見つけてくれたのか?
いや、それもない
庭は隣人の家との間に高い壁が有り
登らないと庭なんて見えないはずだ
あんな緊急事態にそんな馬鹿なことする奴はいないだろう
家の前からも木がたくさん生えていて見えないはずだ
じゃあなんでだ?
そんなことを考えていると後ろから思いっきり何かで叩かれた
廣太郎「いってぇーな。誰だよ!?」
***「よぉ、廣太郎!元気にしてるか?」
一瞬視界がぼやけて誰かわからなかったがよーく見てみると少しずつ顔が浮かび上がってきた
髪の毛は金髪でなかなかの顔立ち
そしてなにより高身長
きっとコイツは
廣太郎「なんだよ、健二」
健二「お、よかったーー覚えてたんだな!」
廣太郎「覚えてない訳無いだろ。腐れ縁の奴のことなんて」
健二「いうね~~君も俺と一緒にいられて嬉しいんじゃないの???」
廣太郎「なにいってんだか・・」
と、そこで俺は思考を張り巡らせた
するとひとつの考えが浮かんだ
廣太郎「ねえ、健二」
健二「なんだ?」
廣太郎「俺のことここまで運んだのって健二なのか?」
健二「なんでそう思うんだ?」
廣太郎「だって健二は意外と俺のこと心配してくるし
モンスターがうようよ街中にいたら俺の家まで来て安否の確認をしてきそうだなって」
健二「んーなるほどねー」
廣太郎「で、実際どうなんだ?」
健二「俺は安否の確認なんてしに行ってないぞ」
廣太郎「それは遠まわしに違うって言ってんだな?」
健二「正義のヒーローは俺だけどな」
廣太郎「というと?」
健二「まぁ、このことはそのうち話すから今は気にしなくていいぜ」
いや、気になるから聞いてんだよwと言う突っ込みはせずに
俺は頷いた
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今でもまだあの時のことが蘇る
母さんがあの骨のやつに殺されたとき
あんな奴らいつどこからでてきたんだ?
俺の父さんは俺が物心つく前から行方不明らしい
なので母さんがずっと一人で育ててくれた
大切な母さんだった
なのに・・なんで?
あんな奴ら許さない
あんな奴ら存在する必要ない
あんな奴らこの世から消えればいい
あんな奴ら
廣太郎「俺が全員ぶっ殺してやる」
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廣太郎「そもそもあいつらはどこからやってきたんだ?
宇宙人って考えもあるけどそういうのとは少し違う気がした
なんていうか知性がなかった気がする
ただただプログラミングされた機械みたいな・・?
誰かが作り出した兵器?
その可能性もあるな・・・
とにかくあいつらを全滅させるには俺が強くならないとな」
そんなことをブツブツ行っていると誰かの持ってきていた
緊急用ラジオからモンスターの説明らしきことがされていた
内容によると
モンスターは普通の武器では傷一つ付かないらしい
今のとこ対応策はゼロ
現在政府と技術組はモンスターに対抗できる武器を作っているらしい
廣太郎「てことは、今はただがむしゃらに訓練したところで
何にもならないのか・・・」
さてどうしたものか
なかなかやることがなくて困ってしまったものだ
とにかく何かしてないと気が狂いそうだ
そんなことを考えていると隣の部屋から断末魔のようなものが聞こえてきた
・・・・・・・・・え?隣?
え、ちょっとまって、隣の部屋とここの部屋の扉
廣太郎「空いてるじゃん」
気づいたときにはもう既に遅かった
あの金魚のような骨のやつが3メートル先くらいにいた
しかも20体ほど
廣太郎「え、ちょっとまって、え?これ死ぬことない?」
そしていっせいに突進を始めた
瞬間的に目の前まで迫ってくる
明らかにこれはもうだめだな
さよなら、健二
お前は生き延びろよ
ていうか最後だけかっこいいコト言えたな・・・・