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詩っぽい

作者: 井坂 鮎

僕は黒い服と白い服に囲まれていた。

誰も僕のことはみてくれない。

存在していないと錯覚してしまうくらいだ。

鉄の箱がいつも通りにやって来る。

暗い地面や明るい地面から目をはなし

その箱を見る。

箱に穴が開き、みな歩を進める。

こうやって、人は収容されていき、遠いどこかへと運ばれていくのだ。

行き先はどこだろうか。


僕はひとりぼっちになった。

当たり前のように、

乗っていた箱が、

円を描いて滑っていくのを

久しぶりに見送った。

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