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私物語シリーズ

私と親友。

作者: クルム

私は本心で笑えない……。

笑ったって、意味が無い。

だって私は本当の笑顔をあげたんだから……。

それでトモダチが笑っていられるんだよ。

安いものだよね、だからある人と交換条件で【本当の笑顔】をあげた。

トモダチを救うために。


私のトモダチは記憶喪失で、14歳までの記憶がない……。

だから、私はある人の所に行き、交換条件でトモダチの記憶を元に戻してもらった。

交換条件の対価は交換するものの、大きさで決まるそうだ。

私にとって大切なものでも、彼女のためだから。

そう交換条件の対価が……【本当の笑顔】だった、でも迷わずにあげた。

だって、笑顔はがんばれば本物には近づける……。

でも、記憶はそうはいかない。

だから乗ったんだその理不尽な条件に……。


トモダチは私のことが嫌いだ。

笑うときが嘘っぽいから、っと言った。

それは、キミを救うためにあげたから……。

なんて言える分けない。

そうか、私は意味の無い交換条件をしてしまったんだ。

私は心を閉ざそう、そうすればなんとも思わないですむ。

それなら、笑わなくてもすむしね。


ああ、本当に何も無くなった。

私が心を閉ざすと、何もかも無くなった。

トモダチも大切なものも……。

そうか、あの人の条件は何もかもを(・・・・・)奪う事(・・・)だったかもしれない(・・・・・・・・・)

それは、それでいいけど。

独りって……寂しいんだね。


それから、1年経ち。

彼女との関係は無くなった。

そして心を閉ざしてから何も無くなった、自分は……みんなに嫌われてる。

そう気づいていても、心を閉ざさないと生きていけない無かったんだ……。

誰も私の闇から救ってくれない。

誰も手を伸ばしてくれない。

本心はずっと、ずっと助けを求めていたんだ。

そして、私の心は『後悔』をしてる気もする。

でも、それは全部ぜんぶ自分が悪いから、

人のせいにはできないものだから。

でも、助けてほしい(・・・・・・)

ズルイお願いでも、もう1回チャンスをください。

お願いします。次はどんなものを対価にすればいいのですか?


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