第一話 ギャンブルおじさん異世界転生へ
僕の名前は、宝田 裕次(40)だ。今日も競馬、パチンコ、競艇などをやっている。それ以外やることがない寂しいおじさんだ。
「今日も、10万パチンコで負けたよ、チクショー、何で俺ばっかり・・・。」
そう、休日は、ギャンブルをし、二桁万円負けるのが日常となっている。
「アゴム、アイブル、ブロミズ、レイグ、消費者金融に借金があるから、今月も借金返済に給料全部行っちゃうけどまぁしゃあないか・・・。」
「今月も、家賃滞納、携帯代滞納、ガス代滞納などなどしなきゃな。」
支払いを滞納するのが当たり前になっている裕次は、頭が狂っている。自分でもわかっている。けど、やめられないんだ。
そんな裕次に転機が訪れた、それは、支払いの滞納ができなくなったことだ。支払えない場合は本日付をもって退去してもらうと書いてあった。
「マジかよ・・・・」
もちろんそんな金もなく、退去を選択せざるを得なかった。
「今日からこの公園が俺の家だ。」
さみぃ・・・、だって今12月なんだもん。しかも後ちょっとで2027年が終わるまであと3日の日に限ってこの仕打ち・・・・。
「神様の意地悪・・・」
神様を恨みながら段ボールハウスを作る裕次、だが目の前に不自然な男がフラフラしながら立ち尽くしていた。
「おい、おっさん大丈夫か?ふらふらしてっけど、救急車呼ぶか?あっ、やべスマホ使えないんだった。」
そして次の瞬間、「うぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」
ザクっ!!!
「うっ!?」
裕次は一瞬の間に刺された、痛い、痛い、痛い。そしてこの寒さが傷口に染みる、このまま死ぬのか?
嫌だ!!死にたくない、こんな人生で幕を下ろしたくないよ。助けて、父さん、母さん。
そして、裕次の視界が真っ暗になった。
目が覚めると綺麗な川が見えた。
「三途の川か」
裕次は死んだんだと悟った。そして目の前にヨボヨボな婆さんが立っていた。
「おい、そこの若いの閻魔様がお待ちだ。さっさときな。」
あぁ、俺地獄に落ちるのか、ちゃんと得積んどけばよかった。
そして、閻魔様の元へ
「裕次よ、貴様は前世では好き放題やりたい放題だったそうだな、借金をしている。うん?消費者金融6社以上も借りてるだと。こりゃいかんわ。」
くぅ、地獄に落ちるのか嫌だな、天国が良かった!!
「裕次よ、また別世界で人間としてまた新たな人生を歩んでみないか?
「えっ!?」
「なんだ不服か?」
「とんでもありません!!嬉しいです!」
なら、新たなる世界へ旅立て惨めな男よ、そう言われると地面が光だしそのまま光に包まれどこかへ飛ばされた。さて、次はどんな人生が待っているのか楽しみだ!!
第一話 完




