僕らの愛
久しぶりにリハビリがてら書きました。
「優しい貴方が好き」
君はそう言う。
でも、僕は優しくは無いんだ。
僕が優しいのは、君が好きだから、君の笑顔が見たくて、君に嫌われたくなくて、君の笑顔が僕に向けられていて欲しくて。
僕の優しさは、そんな臆病さと打算と卑屈さを君への想いでラッピングしたものなんだ。
「貴方は誰にだって優しいよ」
そう笑う君へ。
それは僕が、誰も傷付けたく無くて、傷付きたくないだけなんだ。
「君のほうが優しいよ」
そう苦笑う僕に、君は苦笑いを返す。
「私は優しく無いよ」
優しいよ。を押し付けあって。
優しく無いよ。を苦笑いで共有する。
優しい貴方、が好きな君は、優しく無い僕、を好きでいてくれるだろうか。
そんな棘がココロに刺さって痛むんだ。
甘いのが恋なら。
きっと痛いのが愛だ。
刺さった棘の痛みに返しがついて、抜けない楔になるなら、僕と君のココロは離れずに繋がっていられる。
いつか、二人のココロがひとつに溶けたら。
穏やかに笑い合って、痛みも無く素直に時を過ごせるのかな。
その時に二人にあるのは愛なのか情なのかはわからないけど。
僕は、優しく無い僕は、きっと少し優しくなれるんだろうと思うんだ。
僕らの愛の楔は、いつか優しい揺り籠になるって、そう想って言い淀む僕に、君は優しく微笑んでいた。
感想お待ちしてますщ(゜д゜щ)カモーン
なんか、高校生みたいな作品になった(;^ω^)
意外と本心なのが痛いな(笑)