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造られた世界(仮)  作者: マグ
最終章・世界を超えた刺客
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休暇編・マグ

休暇編・マグ



















休日

それはこの世界ではとても貴重なものだ。何かが終わる度にまた何かが起きるこの王都では休日というのはめちゃくちゃ貴重であり、長いようで短いものなのだ。

その休日をどう過ごすかは人それぞれなのだがそんな中彼もどう過ごすか考えていたようだ。

ルトラと貴重な休日を過ごすのはとても安牌だ。最近はずっとそうだった。しかしひとつのことが頭によぎったのだ。

アルファルドとクラリスはどうしているだろうか、と。

そう、なにも"向こう"に行っていいのは別に王都の人間限定というわけではない。だからこそ戦力をあげるという面でもあの二人に声をかけるのはありだろう。

だから俺はこの休日は実家...と言えばいいのか?とりあえず実家で過ごすことにした。


















あいつらどんな顔するかな。

要塞都市にやってきたマグはそんなことを考えながら歩いていた。戦争以来ここを尋ねたことは無い。アルファルドとは魔王との件で1度会っているがクラリスとは一切あっていなかったのでどのような反応をされるかは分からない。謎に緊張するが家族の家なのだからほとんど自分の家と変わらないのだ。そう、自分の家だと思って入ればいいだけ...いやかなりハードル高いな?普通に考えれば不法侵入...

この世界にはインターホンというものはない。だから基本ベルやノックで人を呼ぶのだが...あいつらからしたら俺は家族であり...それは俺も思ってる事だが家族なのであればノックとかはおかしいのではないか?とも思う。逆にノックをせずに入るのも失礼なような気もする。...うーん...

マグは迷いつつも普通に入ることにした。

マグ)...ただいま。

できるだけ自分だとわかりやすい声で玄関でそういうが誰もいない

マグ)あれ...?いないのか...?

そう思ったがリビングの方へ歩くとドアが壊れるくらいの勢いで何かが飛び出してきてマグにぶつかりそのまま床に押し倒された。

クラリス)お兄ちゃん!!

強く抱きしめられたその体は動かせず最早寝るかの勢いで力を抜くマグ

マグ)ただいまクラリス、元気そうでなによりだよ...

こうなることを予想していなかった訳でもないが本当になるとは思わず少し困惑しながら

アルファルド)おかえりなさい。

アルファルドも奥から出てきてその様子を見ながら言う

マグ)あはは...アルファルドも元気そうで...

どうしても、負い目を感じてしまう。

家族ということを知らなかったと言えど俺はあの時クラリスをナイフで"刺そう"としてしまった。

知らなかったと言えど俺はあの時アルファルドに"嫌いだ"と言ってしまった。

俺はだから謝った。

マグ)...こんな体制で言うことでもないが...前にあった時は本当にごめんな...ほら...嫌いだとか色々言っただろ...?

アルファルドはそれを聞くと驚いた後に少し微笑んで

アルファルド)兄様を無理やりここに連れてきたのは私達だから...そう思われても仕方がなかったのかも。

あくまで"兄様は悪くない"というように

とりあえずクラリスが落ち着いたのか離れて

クラリス)それにしてもどうしていきなり帰ってきてくれたの!?

マグ)まぁ、休みだったからな。

リビングの椅子に座ってそう話す

アルファルド)兄様が帰ってきてくれて本当に嬉しいよ。

マグ)別に俺だって帰ってくる時は帰ってくるさ

当たり前だろといった様子で。

アルファルド)帰ってきたってことはつまりあの時言ってた"黒幕"は倒したってこと?

首を傾げそう問い

マグ)......逃がした。

少し暗い顔をして俯く。

アルファルド)...そっか。私が手伝えれば...いいんだけど...

アルファルドの言っている意味は忙しいから手伝えないとかそういう話では無い。王国から結局出禁を喰らったままのアルファルドとクラリスは基本王国の問題解決に参加できない。

マグ)ま、まぁ...そういう話は2週間後くらいにするから...

無理やり話を変える

マグ)そうだ!前にクラリスは旅行に行きたいって言ってたよな!

無理やり表情を明るくしクラリスの方を見て

クラリス)お兄ちゃん覚えてくれてたの!?

クラリスが目を輝かせ驚いたように

マグ)あぁ、ちょうど2週間休みができたんだ。せっかくだし行かないか?

どこに行きたいんだっけ?と付け加え

クラリス)ちょっと待ってね...!ここ!

雑誌を取り出してそのページを開き指を指す。

この国で有名な温泉街の雑誌だった。

マグ)へぇ、有名なとこだよな?

王国外にほとんど出ることがない聖女一行にはほとんど縁がないもので

アルファルド)そうだね、この国じゃ知らない人はいないと思う。

アルファルドも寄ってその雑誌を見る。

クラリス)みんなでここに行きたいな〜って思ってたんだ〜!

随分とご機嫌なようだ。

マグ)じゃあここに行こうか。俺も2人と出掛けたかったんだ。

普段作らないような笑顔を見せる。これは家族だからであって他には見せない笑顔だ。もちろん家族を勝手に名乗る邪神は例外だが。

アルファルド)...そういう所だよ?

少し引いたような顔でこちらを見るアルファルド

マグ)え...?なんか俺悪いこと言ったか...?

なにか不味いことを言ったかなと振り返り

アルファルド)そういう所が依存度を上げるんだよ。

......意味がわからん。前にもこんなこと言ってたがルトラの真似をしてるだけだと思っていたが...

クラリス)でも実際そうだよね〜

クラリスにすらそんなことを言われてしまったら本当にあるのかもと思ってしまう。

マグ)どうでもいいだろ別に、依存したいなら依存すればいい。俺は家族で、2人から絶対に離れることなんてないんだから

何度も言うが俺は認めたのだ。この2人が家族だと。家族なら互いに依存し合うのは別に変なことでは無い。それに余程の事がない限り離れる気もない。


それから1日が経ち旅行先までは歩いて向かった。





...2人に全部任せたのが間違いだったかもしれない。金を詰んだのか権力を使ったのかは知らないがこの温泉街で最大の知名度を誇る旅館を貸し切っていたのだ。...やりすぎだ。極普通の元王国騎士はこんな接待生きてるうちに受けるものでは無い。

マグ)...お前らやっぱりすごいな?

部屋に案内された俺達は荷物を置くと一番最初にマグが口を開き

クラリス)でしょ〜♪貸切だよ貸切!

クラリスも今日はどこかいつもよりはしゃいでいる。

マグ)それに旅館って...この世界にそんなのあったのか...

小声でぼそっと呟く。

マグがこれまで旅をしてきた世界は日本と似て異なり、1番違うものといえば食事に和食が出てこないということだ。だからこんなに日本を感じる場所は少ない訳だが...

アルファルド)そうだ。せっかく旅館に来てるんだし、"浴衣"に着替えようよ。

アルファルドも楽しんでいるようだ。

そしてまさかと思っていたがこの世界に浴衣という物が存在していたらしい。もう感覚では何年もその言葉を聞いていなかったが忘れることはなく。

マグ)いいんじゃないか?似合うと思うぞ。

いや、似合うと思うではなく確実に似合うが正しいだろう。

そしてマグは無言で部屋を出ていく。

そう、配慮 これまで仮想世界に来る前のマグは男女の権力の差が激しい場所で生活していた為それはもう何も言われずとも最前の行動を取れてしまうのだ。

それから数分後

クラリス)お兄ちゃ〜ん!着替えられたから入っていいよー!

そう聞こえたので部屋に入る。

天使がいた。それも2人。

似合うにも程がある。流石に限度を超えている。いやまて、俺のこの考え"アイツ"に似てきてないか...?ちゃんと血が繋がってるみたいに思われるのヤダな...

マグ)思い残すことは無い。

一番最初に出た言葉はそれだった。

クラリス)どういうこと!?

クラリスがマグの言葉や反応に対して声をかけるのに対してアルファルドは

アルファルド)...兄様ってそういうところあるよね

なんでだよ。俺何もしてないだろ。

マグ)どういうところだよ。

アルファルド)よく分からない謎の配慮だよ。

バレていた。存在感というか影を薄くするのだけが外の世界での得意技だったのに。

クラリス)そうだよ〜!急に消えてびっくりしたよ!

なんと言われようがマグが配慮をやめることは無いのだろう。

マグ)何はともあれ2人共似合ってるよ。他人の目に映るのが惜しいくらいには。

ダメだ、認めたくないが俺も"アイツ"と同類なのかもしれない。

クラリス)お兄ちゃんは着替えないの?

こて、と首を傾げ乍そう問い

マグ)俺の浴衣とか何処に需要があんだよ。

俺は2人程似合わないし、着て2人の横を歩いたとするのならば俺だけが浮いてしまう。ならば最初からこのままの方がいいとマグは思った。

アルファルド)少なくとも私にはあるよ。需要。

クスッと笑うようにそう言うアルファルド。少し表情が柔らかくなってきている気がする。

クラリスもそれに賛成するように言うので仕方がないので来てみることにした。

...動きにくい。スピード重視で軽く作られた普段の装備と違い動きの制限される浴衣ではもし万が一のことがあった際に対応出来ないかもしれない。

クラリス)お兄ちゃん似合ってる〜!!

すぐに駆け寄ってきたのはクラリスだった。何が似合ってるだお前のが似合ってるくせに

アルファルド)兄様、その髪飾りどうしたの?

この旅館にそんな備品は無い。アルファルド達もそれっぽいものはつけているがそれは2人共持ってきていたからであって...

マグ)...これは...

バレてしまった。実はかなり楽しみにしていたことを。そして浴衣を着る機会があると思っていたということを。

クラリス)なんやかんや言ってお兄ちゃんも楽しみにしてくれてたんだね!

純粋に喜ぶクラリスとは別にアルファルドはこちらを見てニヤニヤしていた。

マグ)アルファルド〜?

目を合わせて

アルファルド)兄様可愛い。

意味がわからない。というか"アイツ"以外に初めて言われたかもしれない。


それから少し雑談を続け温泉に入る事にした。


しかし俺は知っていた。いや、何となく察していた。

クラリス)そろそろ温泉行こー!!

そうクラリスが言っている間に案内表を見て

まったく思った通り過ぎて若干ため息が出そうになるが...

マグ)ん、行ってらっしゃい。

横になってそう言う

アルファルド)兄様!?

クラリス)お兄ちゃん!?

二人共同時に驚いたように言う。

そう。少なくとも今まで体験してきた仮想世界の温泉は混浴しかないのだ。

初めて仮想世界の温泉に来た時に痛い目を見たものだ。それによって今となっては事前に回避することができるようになったのだが...

アルファルド)せっかく来たんだし兄様も入ろうよ。

いや別に温泉に入ることは構わんのよ?1人ならね?

クラリス)そーだよ!勿体ないよ!

別に入りたきゃ2人が上がった後にでも入ればいい。

しかし察しのいいアルファルドには気づかれたようだ。

アルファルド)まさか...兄様もしかして混浴だからここで待ってようとしてるの?

心を読まれたような感覚がし

マグ)...

冷や汗が止まらない。今までならば簡単に乗りきっていたのだが...

アルファルド)兄様〜?

横になってるマグの体を揺らすアルファルド

マグ)俺が居なくてもいいだろ別に。2人で楽しんでこいよ

揺らされながらそう答え

アルファルド)あ〜混浴って事は私達知らない人に声掛けられちゃうかもなぁ〜(棒読み)

マグ)お前ら俺より強いんだからそういうことあっても問題ないだろ。

事実二人共俺よりも全然強い。

アルファルド)兄様に守ってもらうから意味があるんじゃん

マグ)とりあえず俺は行かないからな?

もうそれ以上は答えないと言った様子で

クラリス)むぅ...一緒に入るの楽しみにしてたのに〜...

情に訴えかけてくるな、負けるだろ。

なんとか乗り切って2人で行ってくれたようだ。


そしてそれから約1時間後、2人共部屋に戻ってきた。

クラリス)お兄ちゃんただいま〜!

バッとマグに飛びつくクラリス。風呂上がりのいい匂いがした。

マグ)クラリス、近い。

冷静さを保つために話し方をカタコト(?)にして

クラリス)別にいいじゃん気にしないでしょ〜

気にしない風に演じてるだけだからな??全然気にしてるからね??

アルファルド)兄様〜...

飛びつくとまでは行かないが肩に頭を乗せるように。

クラリス)あー、お姉ちゃんちょっとのぼせ気味なんだよね。

こういうのクラリスのがのぼせるもんだと思ってたが意外だったな...じゃなくてこの状況どうすんだよ。

マグは身動きも取れないようにされておりどうもできない訳だが

まぁ...アルファルドはクラリスと違ってのぼせてるわけだから無理やり引き剥がす訳にはいかないしな...

水を操り少し体温を下げようと試みながら

クラリス)お兄ちゃんだ〜いすき〜

さてはお前ものぼせてるな?というかあれだぞ。仮想世界での時間の流れの速度とかを気にしなければ寝ている俺の体の年齢は高校生だぞ?仮想世界で体制が付いていなければ即死だぞこんなん。

もちろんクラリスが尊いのはいつもの事だがグテ〜っとしているアルファルドはもう直視出来ないほど尊い。"アイツ"の視点ってこう見えてるのか。なんか分かってきたぞ。分かりたくなかったけど。

アルファルドはそのまま眠ってしまったようで布団を敷いて寝かせる。

クラリスは同じ布団で寝たいと何度もねだってくるがそれはなんとか拒否することに成功した。


そして寝静まった頃、マグは立ち上がって部屋を出た。

そう、目的は温泉だ。

この時間なら誰もいないだろうし、ゆっくり入れるだろう。


...

久しぶり温泉に浸かったが疲れが取れるなこれは。来てよかった。

本当に二週間後に世界が滅びるとは思えない静けさだった。

ここの温泉には露天風呂もあり、空には綺麗な星空が...と言いたいところだがこの世界の星々は全て破壊されているという設定があることを思い出した。

何とかなくそれが残念だったので水を光源にしそれを上空に飛ばして擬似的な星のようにしてみた。かなり綺麗にできていると思う。

もうこの時間には誰もおらず、温泉は独占状態だった。

マグ)...こんな平和がずっと続けばいいんだけどな...

そう1人つぶやく。

クラリス)だね〜

隣から声が聞こえた。意識がふわぁとなっていた為反応に少し遅れたがそちらを見るとクラリスが温泉に使っていた。

マグ)...なんでいる訳?

存在を確認してから目を逸らし

クラリス)だって一緒に入りたかったから〜

もう夜は遅いし寝ていると思ったのだが...

マグ)...まったく...

またも溜息をつきそうになるが我慢し

クラリス)...それにしても綺麗だね。星空って言うのかな?お兄ちゃんが作ったんでしょ?

バレた。いや綺麗って言ってくれたのは嬉しいんだがそういう星が好きみたいな風に思われるのはごめんだ。

マグ)そうだけど、別に空が寂しいなと思って作っただけだ。

そして気づいている。クラリスがほんの少しずつ近づいてきていることに。

ただもうそれは遅く停止を聞かないもので

肩に髪が触れる。

クラリス)さっき平和ならいいって言ってたけど、私はわかるんだよ。お兄ちゃん、何か隠してるでしょ

肩の上に頭を置いたクラリスは目をつぶりながらそう言う。

マグ)そんなに近づかれるとお兄ちゃん上手く頭が回らなくて回答できないから離れて

と適当なことを言ってみる。

クラリス)なら別に聞かないも〜ん

何よりの最優先はそれなようで。

マグ)はいはい。でもまぁ...2人には話さないといけないことだしな。

マグはゆっくりと話し始めた。

マグ)まず...2週間後に世界が滅ぶ

クラリス)滅ぶ!?

叫ぶように声を上げる

マグ)声がでかいよクラリス

しーっとするように

クラリス)やーっとこっち見た。

はめられた。

マグ)...

クラリス)?な〜に?

無言でマグはクラリスの事を撫でて

クラリス)!?

顔が真っ赤になり、温泉の暑さも相まってかそのままのぼせてしまう。ほとんど話は進まなかったのだが...というかのぼせてるの不味くね?俺が部屋まで運ぶってことはつまり...いや無理だ俺にそんなことは出来ない。

かと言ってアルファルドを起こすのも...いや、背に腹はかえられぬ。

意識伝達でアルファルドに連絡をするとすぐに駆けつけてくれた。

事情を話した後に「自分で連れ帰ればいいのに」と言われたがそれに対してマグは「いろいろまずいだろ」と答えたという。

アルファルド)私眠気覚めちゃったしさ、温泉行かない?

マグ)行かない。

出たばかりだぞ俺は。

アルファルド)だってクラリスだけずるいし...もしかして私の事嫌なの...?

アルファルドにも人間味がでてきたな。

マグ)...別にアルファルドが嫌とかそう言う話じゃない...

アルファルド)じゃあなんで?

いやもう察せよわかってんだろ。

マグ)...どうしてもっていうなら...まぁ...そうだな。それが平等だよな...

結局押し切られて再度温泉に戻ることに。

もちろんそこには誰もいなかった訳だが...


アルファルド)綺麗な夜空だね。

忘れていた。星を作ったままにしていた。

マグ)...だな

適当にそう答える

アルファルド)...兄様もこういうの好きなんだね。

クラリスの時とは違いお互い顔を合わせることは無い。

マグ)そういう訳じゃ...ないけど

この会話さっきもした気がするが

マグ)それにしてもアルファルドさっきのぼせてたけど大丈夫なのか?

話を変える

アルファルド)兄様...恥ずかしいからやめて...

顔を少し水に沈めるアルファルド

マグ)大丈夫ならいいけど。

アルファルドが少しでも嫌がるならと話を辞める

アルファルド)...兄様優しいよね。

ムッとした様子でこちらを見てくる

マグ)本当に優しかったらあの時に酷い言葉言ってないが?

あくまで自分は優しくないと言った様子で

アルファルド)...だって私達がからかっても凄い嫌がるって訳じゃないし、逆に私達の事を酷くからかうってことないし...

少しずつ声が小さくなっている。

マグ)別にからかいたきゃからかえばいいさ。

我ながら兄の鏡だと思う。うん。勝手に姉を名乗るやつにも参考にして欲しいくらいだ。

アルファルド)そ、そう...?

思ったような回答が返ってこなかったのか来たのか分からないがそう返され

マグ)そうだ。明日はどうするんだ?

と予定を確認し

アルファルド)えーっと...街を歩いて食べ歩いでもして時間になったら帰るかな。

マグ)了解。その街でアルファルドは何人に声掛けられるかね。

こちらからもからかうように

アルファルド)その人達は私目的じゃなくてクラリス目的でしょ。私になんか話しかけてくる人いないよ。

相変わらず自己評価が低く

マグ)なわけないだろ。例えそうだとしても俺がアルファルドを独占できるって考えたらどっちでもいいが...

チラッとアルファルドの方を見ると顔が真っ赤になってそのままのぼせていた。

マグ)...なんか嫌な予感がしてきた...

全然動かないアルファルドを見てそう言う。

クラリスも先程の事があったばかりなので動けない。つまり今アルファルドを部屋に連れて行けるのは俺だけ...

終わった。なんでこの2人はこうもすぐにのぼせるのか。

...置いていく訳にも、行かないしなぁ...

少し葛藤した後このままではアルファルドが危ないと感じた為自分で部屋に連れ帰ることにした。
















クラリス)おはよー!!

朝早くから元気な声が飛んでくる。

正直もう少し寝たかったのが本音だが起き上がって

マグ)おはようクラリス。

夜中に色々ありすぎてかなり疲れていたマグだが一応普段通りまでは体力が回復したようで。

アルファルド)ん...あれ...?

その声につられて起きたのかのぼせてから一度も目を覚まさずそのまま寝ていたアルファルドが目を覚ます。

マグとアルファルドの目が合った。

マグ)...

アルファルドはのぼせてから記憶が無いのだろう。だから今はきっと状況を整理しているのだと思うが...

アルファルド)......?

自分の着物を手でトントンと叩く

そしてまた固まる。

そして状況確認が完結したのかマグと再度目を合わせる。

アルファルド)...んぇ...?

よくわからない声を上げる

マグ)えぇっと...アルファルドがあの時のぼせてそr...

アルファルド)兄様...?

顔が少しずつ赤くなっていく。状況を完全に理解したのであれば無理は無い。

アルファルド)...見た?

マグ)断じてない。邪神に誓おう。

食い気味に即答するマグ

アルファルド)でも着物...

マグ)無駄な詮索はするな。そもそも俺は夜中温泉に入っていない。

超真顔でそう答える。内心超焦ってる訳だが

クラリス)へ?どういうこと?

何も状況がわからないクラリスは何があったのか聞きたいようで

マグ)大丈夫だ。何も無かった。アルファルドは少し疲れてるんだよ

アルファルド)...兄様の馬鹿

ボソッとなにか聞こえた気がするが気のせいだろう。何事もなく朝を迎えられたようだ。

今日は予定通り街(字数足りない為割愛)で食べ歩きをしその後王都に戻った























アルファルド)私達が王都に入って大丈夫なの?

少しマグの後ろを歩きながら

マグ)緊急事態だからな、逆に来てくれなきゃ困る。

クラリス)その滅ぶ?ってやつ?

首を傾げて

マグ)あぁ。そうだ。

そして集合場所には既に顔馴染みが集められているのであった。













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