終焉 終わり?
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終焉 終わり?
エンダードラゴンが光だし宙へ浮く
まみゃ)終わった...?
エンダードラゴンの体は少しずつボロボロになっていき
まみゃ)れい!!
れいの元に駆けつけ
れい).....
とても苦しそうにしている。おそらく数分経てば死に至るだろう
まみゃ)...っ
体がものすごく冷たい。私は察した。助からないと。
マグ)いや、まだだ!!
エンダードラゴンから出ていた光がれいに集まり
マグ)離れろ!!
まみゃ)え?
その刹那れいが目を覚ます。目の色は紫色になっており明らかに様子がおかしい。
れい?)......まだ終わらぬ。
声はれいとエンダードラゴンの中間?のような感じがするが...おそらく今の体の操作権限は完全にエンダードラゴンにあるだろう
れい)ここからが本番だ!!
黒い翼が生え上に飛ぶと手を上に突き上げ黒い球体のようなものを地上に降り注がせる
マグ)恐らく何かしらのデバフ効果があるはずだ!全て避けろ!
全員黒曜石の影に隠れどうにかやり過ごす
少し様子見をしていたがどうにも体の調子がおかしい。まさか先程の攻撃にガスでも含まれていたのだろうか...段々眠く....
そのまま俺は黒曜石の影で寝てしまった
?)...心拍数が上がってますね...
??)そうだな...彼ももしかしたらここまでかもしれない
?)せっかく...になれるかもしれなかったのに...
??)そうだな...でもまだ死んだと決まった訳では無い。もしかしたら生きて帰ってくるかもしれない
?)だといいですね...
とある病室で40歳ほどの男性と20歳ほどの男性が話している。彼らが見つめる先にいるのは大きな機械に頭を囲われた高校生だった。
?)...彼、また記憶ノ解放を使ったんですね
??)あぁ...本当に"マグ"くんは言うことを聞かないな...
は!...寝てしまっていた...のか?それにしてもなんだ...気持ち悪い...何か夢を見ていたような...それにしても今の状況は...?
黒曜石の影から少し顔をだし様子を見るするとそこには
ルマ)っ...強い...!さっきと比べ物にならない...!
...私はなぜ1人で戦っているのだろう。マグは何故か眠りにつきまみゃはまず使い物にならない...しっかり戦ってよ...
れい)可哀想な小娘だな、お前1人で何が出来る?
ルマ)抗うことができるよ、倒せなくてもね!(斧を投げ付ける)
れい)武器を自ら投げてどうする?(避け)
ルマ)大丈夫、帰ってくるから。(通り過ぎた斧はルマの手元に帰ってきて)
れい)武器を完全に支配しているみたいだな。まぁ言わばそれしか出来ないと言ったところか(弓を取りだし)
れい)ホーリーアロー!!
光の弓矢を放ち
ルマ)結界が貼られてないならなんとか避けられるっ!(上に飛び避け)
れい)上に避けたか。それは悪手だぞ(もう一度弓を構え放つ)
空中にいたため動けないルマに矢が直撃する。かなりの重症をおっただろう。
血を流し地に落ちる。
私はもう戦えない。このままトドメを刺されて...
まみゃ)...!
私はルマが倒れてしまったのを見て走り出した。今の私はただのネザーの住民と変わらない。武器だってない。でも、今まで集めてきた"物"がある...!
私はルマの体を持ち上げ安全な場所まで走るともう一度れいの近くまで行き
まみゃ)結界!!
紅く光る結界をれいの周りに貼る。これはウィアリさんの力を引き出し使った結界だ
この結界には相手を腐敗させる効果があるが...効かないみたいだ。まぁ時間稼ぎのためだしいいんだけど
私は決壊を貼ると黒曜石の塔に向かって走りジャンプをし黒曜石の塔の上に乗る。
まみゃ)ここからならっ!
私は塔を移動しながら黒いブロックをれいのいる結界内に投げ込み
れい)...?黒曜石か?
まみゃ)マグ!弓を黒いブロックに向けて打って!!
マグ)わかった!(火属性弓を取りだし放つ)
黒いブロックに当たった後そのブロックは結界内で大爆発を起こした。
れい)!?
ブロックの正体は"TNT"だった
まみゃ)黒で塗って置いてよかったー 〜。
塔の上から爆発を眺め
この量の爆弾ならエンドラでもわけないが...
煙が消えるとそこにはまだれいは立っていた
れい)ほう...中々やるみたいだが...それでも我を倒すまではいたらなかったな
かなり血塗れの状態で現れ
まみゃ)!!耐えられた!?
れい)見せてやろう。この小娘が隠し続けた技を!
結界を破壊すると右腕を上に突き上げ
れい)超破輪廻!!
右手の平の上に紫色のリングが現れそれを地面に叩きつける。リングはかなりのエネルギーを放ちながら一瞬にして広がるだろう。いきなりの回避は不可能なもので黒曜石の塔の上にいるまみゃも振動で落ちてしまう。地上にいたマグとルマは喰らい塔までノックバックし体全体に血がかかる
マグ)っ...こんな技を隠し持っていたとは...
剣を納刀していたマグは大丈夫だったがルマは斧を出していた為足に刺さっている
れい)ほう...耐えたか。なら2発目を打つとしよう
またも右腕を突き上げ
れい)超破輪廻!!
この技にリチャージという概念は無いようでいくらでも放てるようだ
落下中のまみゃは避ける術がなく直撃するだろう。マグは防御しようとするが吹き飛ばされルマの体には更に血が着いた。もうルマに意識は無い。
れい)このまま終わりか。
勝利を確信し笑い出す
マグ)まだ...どうにかなるはず...!
ウォーデン化しれいにむかって走り出す
れい)天聖剣気。
紫色のリングが剣の形になりそれをマグに向かって投げつける
マグ)だァァァァァ!!
叫びながら剣で防ごうとするが剣は折れ直撃する。角が折れただけで助かったようだ。
まみゃ)っ....このままじゃ負ける...
ウィアリ)大丈夫じゃ...きっとどうにかなる。
体の中から語りかけ
まみゃ)でも...あの技を連発されたらもう勝ち目なんて...
ウィアリ)あの技を、防ぐ方法があると言ったら?
まみゃ)...命でも何でもかけて教えてもらいます。
ウィアリ)うむ、いい心構えじゃな。いいじゃろう。しかし、下手すれば貴様、死ぬぞ?
警告し
まみゃ)...れいを止められるなら...構いません...
ウィアリ)覚悟は出来てるみたいじゃな。ではやるぞ、少し痛むかもしれぬが...
ウィアリさんが私を覚醒状態にしたまま表に出ようとしている。私はウィアリさんを表に出す時は必ず休眠状態に入らなければならない。しかしこれがその防ぐ方法だというならこのまま...
まみゃの目の色が赤くなり髪色も白くなる
手元に鎌が現れ
ウィアリ)成功みたいじゃな。
そうウィアリが告げると同時に完全にやることが終わったみたいだ。これは"完全融合"お互いが覚醒状態になり力を足し算する技だ。つまり今の強さはまみゃ➕ウィアリ だ
ウィアリ)ほう。この状態なら本領発揮出来そうじゃな。
声はまみゃとウィアリの中間だ。
れい)っ!?(まみゃのマークを外していた!何かしたようだが...まぁいい)
右腕を突き上げ
れい)超破輪廻!!
またリングが現れマグは対策として上に飛び上がるが少し食らう。まみゃは鎌を回し出し、リングの直撃寸前にリングを切り裂く
れい)な!?
まみゃ)本当にできた...!
ウィアリ)ここからじゃぞ、倒せなければ意味は無い。
マグ)アイツら...完全融合を使ったのか...やるな。
れいはまみゃをまず倒そうとしホーリーアローを放つが
まみゃ)無駄だよ!
鎌を一振するだけで消し去り
れい)くっ......最悪の事態が起きてしまった...
まみゃは片手で鎌を回転させ投げつける
れい)天聖剣気!!
弾き飛ばそうと
ウィアリ)闇獄鎖鎌。
鎌が通った道に鎖が現れれいを縛り付ける
まみゃ)マグ!今だよ!!
マグ)あぁ!任せろ!
剣が折れてしまった為拳でやろうと拳を固め
マグ)精霊召喚...!!
右腕が紅く包まれ
マグ)精霊拳!!
れいの顔面に拳をぶつけノックバックを発生させる。
れい)いっ....不味い...
倒れ込み
マグ)聖女が300年に1度変わる理由、それは弱くなるからでも寿命だからでもない。聖女も結局は人間だ。つまり脳の記憶容量が限界に達すると死んでしまうから。れいはまだまだ100年も生きてないだろう。だが、俺は記憶の解放で魔法を引き継いでいてな。
れい)まさか...貴様...!
何をされるか察したのか怯え
マグ)我の記憶の欠片を見せたまえ、記憶の世界へ汝を誘えん!
腕を前に出し魔法陣を召喚し
マグ)夢幻想!!
この魔法は自分の記憶を相手に見せる魔法だ。
マグ)俺の記憶を、1から全部見てもらおうか。もちろん1000倍速でな。加速!!
れいは頭が割れるように痛くなり頭を抱える。涙を流し体がかなり震えている
マグ)見終えたか。
れい)き...さま...
れいに剣を突き立て
まみゃ)!?待って!殺しちゃd!
マグ)シャドーチェイン。
見えない鎖でまみゃを縛り
マグ)れい。いや、エンダードラゴンか。今回は俺の勝ちみたいだな
首に少し当て血が流れる
マグ)いいか?お前は今から死ぬんだ。今までお前が苦しめてきた人達と同じようにな。
れい)...
言葉も発せない様子でただ涙を流し震えている。
マグ)いつか来ると思っていたが、まさかこんな別れ方とはな。
れい)...!(れい!目覚めろ!こいつに命乞いをすれば助かるかもしれない!!)
れいは睡眠状態から覚醒し
マグ)...れいに戻ったか。エンドラに命乞いでもしろって命令されたのか
れい)...殺して...いいよ?...
私が発した言葉はそれだった。死ぬのは怖い。でも私のせいで他人が死ぬのはもっと怖い。できることなら死にたくない。
マグ)あぁ、元々そのつもりだ。
剣を持ち直し振り被り
本当に俺はれいを殺せるのか?今まで色々なことがあった。助けて貰ったこともあった。そんな人を、殺すことが出来るのか?...最後まで醜い存在ならよかった。れいの魂は俺にとってもう1億人の魂よりも重い...どうしてこうなってしまったのか...そう考えると俺も少し涙が出てきた。悲しむ人も沢山いると思う。れいにしか出来ないことも沢山ある。本当にそんな人を殺していいのか...?
マグ)...お嬢様。
俺は頑張って笑顔を作って
マグ)今まで傍につかせて頂けて。ありがとうございました。
俺はそれだけ告げるとれいの首を...
思いっきり切り落とした
悲鳴はなかった。静かに血だけが舞った。いや、正確には悲鳴はあった。そう、まみゃの悲鳴だ。...俺は誰かを助けるためには誰かを犠牲にすることしか出来なかったみたいだ...
マグ)システムコール!!Theseed権限を@sに!
権限を自分に移動し
ルマ)あーあ。終わっちゃった。
私は傷だらけの中エンドの端っこで足をぶらぶらしながら呟く
ルマ)私の役目も...終わったかな?
ルマ)出来損ないの私がしっかりと導けたかな?
ルマ)...私...頑張ったよ。"お姉ちゃん"
少し涙が出てきて
ルマ)あれ...泣かないって決めたのに...どうして...
涙が止まらない。
ルマ)...この力も...お姉ちゃんに返さないとね。邪眼が無ければここまで来れてなかったし...
上を見上げ
ルマ)...死にたくないよ...お姉ちゃん...
力を返すためには死ななければならない
ルマ)...でも駄目だよね...私なんかが生きちゃ...
今マグはきっとTheseedを解放しようとしている。今にでも早く奈落に飛び込まなければ...
涙を拭き笑顔で
ルマ)私ね!大切な人が出来たんだ!こんな出来損ないな私でも護ってくれる素敵な人...って、お姉ちゃんも知ってるか!ここまで一緒にこの人と頑張れて良かったって思った!だからね!私の分もその人と一緒に生きて欲しいな!
私は立ち上がり飛び込み
ルマ)ありがとう!!
体が宙に舞う
空を見るとひとつの星があった
ルマ)あ...本当にあったんだ..."地球"...綺麗だなぁ...生まれ変わるなら地球に生まれ変わりたいな...
また涙が出てきて
ルマ)なんでこんな時に見えたんだろ...みんなにも教えてあげたかったな...地球は本当にあって綺麗なんだって...生まれ変われたならそこにきっとマグもいてくれるかな...
涙が宙に綺麗に光り
そのまま私は奈落に消えた
......ん?
体が...動く?
鳥の鳴き声が聞これる
私が寄りかかっているのは...木?
重い瞼を開けるとそこには大きな白い建物があった
ここは...?
?)おーい、こんなところで何やってんだよ、君もこの学校の生徒なら遅刻するぞー!
ルマ)!?
この声...!
マグ)って大丈夫?意識ある?
心配してくれてるのか熱がないか頬を触り
マグ)冷たっ!生きてる?
ルマ)あはは...生きてるよ
声を何とかだし
マグ)よかった...俺は
ルマ)マグ、でしょ?
驚いた顔をし
マグ)?なんで名前を?
ルマ)教えなーい!
私は立ち上がりマグに抱きつき
ルマ)神様...ありがと...(小声でいい)
(ルマは別の小説の世界に飛ばされました)
マグ)Theseed、解放!
目の前が紫色に光だし
マグ)ID"ルトラ"をジェネレート!!
紫色のポータルから白髪の少女が現れ
マグ)...久しぶりだな、ルトラ
ルトラ)(目を開け)遅すぎるよ...時間はかけないって言ったじゃん
俺はルトラの姿を見ると同時に安心し
マグ)生きていてくれてよかった。
ルトラ)よくあのドラゴンと聖女を倒せたね。
マグ)俺だけじゃどうにもならなかったよ。仲間のおかげだ
ルトラ)うん。ずっと見てた。Theseedの中からずっと。でもマグは本当に良かったの?Theseedの解放は"世界の破滅"と同じ事だよ?
マグ)俺からしたら世界よりルトラの命のが重いからな。それに...もしTheseedの奴らが解放されても全て倒せばいい。
ルトラ)...そうだね。あー。久しぶりの外の空気を吸ったら何だか眠くなっちゃった。1回寝ていい?
マグ)あぁ、もうここは安全だからな
ルトラ)じゃあ、おやすみ〜
寝につき
マグ)さてと
まみゃの方を向き
まみゃ)...マグ...!
かなり怒っている様子で
マグ)仕方ないことなんだ。誰かを助けるためには犠牲が必要なんだよ
まみゃ)私は納得行かない!
マグ)なら殺すだけだが
ウィアリ)そうじゃそうじゃ、こんな小娘殺してしまえ
ウィアリが体から出て
まみゃ)ウィアリさん!?
ウィアリ)やっと窮屈な体から出れるわ。
霊体がTheseedポータルに入り
まみゃ)やっぱり私は"殺戮の悪魔"を殺す!!
シャドーチェインで縛られているため動けないが
マグ)やってみろ、今のお前にできるかわからんがなっと、早速お出ましみたいだ(上空にポータルが現れ)
何かが落ちてくる
それは人型で...いや、あれは人だ。
マグ)モンスターなんかじゃない!?それにあの落下地点は...奈落!?
俺は反射的に超スピードを使って走り出し端まで行き
間に合え!!
手を伸ばし...あと少し...あと少し...
しかし手は届かず俺も落下した。
落下中にその人の手を掴むと
マグ)起きろ!このままだと2人とも落下するぞ!
俺はこの女がTheseedから出てきたということから可能性を見出していた。飛べるようなやつなら何とかなるはずだ...
マグ)起きないか...なら!大気よ、振るえ給え!!振音衝撃波!!
大気を震わせて、超音波を起こす。鼓膜が破れる危険があるが...
?)うるさいな...起きてるから少し静かにしててくれない?
マグ)落ちてるんだぞ!?そんな呑気な...
その刹那女から黒い翼が生え飛び出す
俺は地上に放り出されるとその女も地上に来る、見た目はピンク色の髪と白衣?を着ていて目の色もピンク色だ。
?)お前が私を解放してくれたのか...感謝として自己紹介。私はノア・ガーネット。"堕ちた聖女"だよ。
マグ)!?
聖女だと...この世界にはまだ聖女がいたのか...!
ノアはれいの死体まで歩き
ノア)可哀想に。こんなコテンパンにやられて...仕方ない。深淵の闇に沈む意識よ、闇の彼方より目覚めん。魂魄回帰。
ノアは魔法を唱えるとれいの吹き飛んだ頭が再生され目を覚ます。
れい)...ん?...あれ...私...
ノア)久しぶりだね、れい。覚えてる?
れい)...覚えてるよ。ガーネット...でしょ?
私は走馬灯で聞いた名前を言い
ノア)そうだよ。早速だけどさ。勝負しようよ。私は聖女に選ばれなかった。でも私は本当はあなたより強いってこと、見せてあげる
正直に言うと私は復活したばかりで体が上手く動かない、この状態で戦えば恐らく負けてしまうだろう。しかし
れい)いいよ。戦おう。
と言い弓を取り出す
ノア)...ヒルダスト
氷の槍を飛ばし
れい)ホーリーアロー!!
相殺し、そのままノアに突き刺そうとするが避けられる
ノア)弱っているとはいえさすがだね。じゃあ次は...シャドーボール!!
黒紫色の球を生成しれいにむかって飛ばす。
れい)ホーリーアロー!!
打つがシャドーボールは貫通しれいに直撃する
れい)っ...!!
かなり痛い。
ノア)でもやっぱり弱い...昔のが強かったんじゃない?
れい)...超破輪廻!!
マグ)あぶね!!(ルトラを庇い)
ノア)そんな技持ってたんだ。
直撃するが特にノックバックもダメージも無いようで
れい)...強いっ...
ノア)今の技、コピーさせて貰うよ。
そう告げると右腕を突き上げ
ノア)超破輪廻・改!!
水色のリングが広がる
れい)っ!!
黒曜石の塔まで飛ばされ
ノア)自分の技も対策できないんだね。結局はその程度か...
ルトラ)ん....うるさいな...
マグ)お、起きたか。
ルトラ)なんかうるさいんだけど...?ってあの聖女生き返ってんじゃん。それにあの人...Theseedの中で見た事あるかも
立ち上がると
ルトラ)とりあえず止めてくるよ。
黒曜石の塔に右手を当て
ルトラ)えい
ルトラは黒曜石の塔を片手で引き抜き上かられいとノアを叩き潰す
マグ)うわ...えげつな...
ルトラ)凄いでしょー
えへへと言った様子でニコニコし
ノア)ちょっと...どかして...
れい)...誰か...
まみゃ)れい!待ってて!今どかす!!
(黒曜石の塔を持ち上げようとするが)
まみゃ)重っ!?無理無理こんなの持ち上がらないよ!
ノア)ほらもう少し頑張って。
まみゃ)無理だって!
その刹那上空にまたポータルが現れ
マグ)今度こそなにか来るぞ
ポータルからはフードを被った白髪で紅目の人間...?が出てきた。俺を見るとそいつは鎌を振り下ろし地を揺らす。
?)ようやくこの体に戻れたわ。早速決闘を申し込む。マグよ
ウィアリが体を取り戻し帰ってきたようだ
マグ)あぁ、いいだろう。お前くらい余裕で殺してやる
ウィアリ)言っておけ、わしも強くなってるんじゃ
鎌を上段に構え
マグ)同じ武器で戦ってやるか
鎌を生成し下段に構え
俺とウィアリは同時に走り出す。構え方的にウィアリは上段に放つだろう。俺は下段で切り足を狙う。頭を低くし当たらないようにしお互いがすれ違う瞬間ウィアリは少しジャンプし回避する。
すれ違った途端魔法を使い距離を取り仕切り直す
もう一度お互い走り出し今度は俺は中段を、ウィアリは...上段から下段に振ろうとしてるみたいだ。鎌でその使い方をするのは悪手だ。すれ違う時鎌がぶつかり合い力勝負になる。その時ウィアリはニヤッと笑い鎌が紫色に光ると貫通し俺の首を切り裂く
ウィアリ)こんな所か
勝ちを確信したウィアリは死体を見ながらそういい
?)あー。負けちゃったか〜
ウィアリ)!?
飛んだ頭が喋りだし
?)よいしょ(頭を直し)
?)まだ終わってないからな。(鎌を生成し)
ウィアリ)こいつ...
ただならぬ気配を感じる。勝てる気がしない...もはやこいつはマグとは別人...
?)じゃ、さっさと終わらせるか
鎌を回転させるように投げ
中間くらいまで来ると鎌が2つになりウィアリに襲いかかる。ウィアリはひとつを防ぐのでやっとだがいくら防いでも何度でも飛んでくる。
?)中々やるみたいだが終わりだな。
なにかしたのか鎌の速度が上がりウィアリの首元を捉えギリギリのところで鎌が止まる。
?)命は取らない。負けを認めろ
ウィアリ)っ...わかっ...分かりました...
怯え口調が変わる
?)これからはマグに喧嘩は売らないようにな?
ウィアリ)はい...それより名前を教えて頂けないでしょうか...?
?)俺か?俺は...ブラックだ。もう会うことはないだろうがよろしくな
ウィアリ)ブラック様!?あの死神の!?
ブラック)へぇ、この世界にも知ってるやつは居たのか
ウィアリ)そりゃ私達ウィザー族は死神の派生ですから!それにブラック様は死神の中でも一番最初の死神...原初の死神ですよね...?
ブラック)らしいな。
ウィアリ)さ、さすがです!
ブラック)それ程でもない。俺ももうこうやって人間の体に居ないと生きていられないからな。っと、そろそろ時間だ。またな
ウィアリ)はい!
マグに戻り
マグ)終わったみたいだな
ウィアリ)貴様が勝った訳では無いがな!
マグ)まぁそうだけどさ。とりあえずれい達助けるぞ
ウィアリ)仕方ないのぅ...
マグ)せーの!!
黒曜石の塔を持ち上げ
ノア)助かった。
れい)このまま押しつぶされて死んじゃうかと思ったよ〜...
ルトラ)あはは〜ごめんごめん。ちょっとやりたくなっちゃって。
マグ)まぁ生きてるしいいだろ。とりあえずもう帰ろうぜ、話はそれからだ
まみゃ)そうだね...本当にれいが生きててよかった...それとウィアリさんも急に出ていくからびっくりしたよ。
ウィアリ)自分の体が取り戻せたからのぅ。
まみゃ)じゃあなんで私にくっついてんの!?
ウィアリはまみゃにものすごく密着している
ウィアリ)...その...怖くて...マグが...だからその...もう少しだけまみゃの中にいたいなぁなんて...思ってたり...
まみゃ)ん〜いいよ!ウィアリさんも怖いものあったんだね!
ウィアリ)わしも怖いものくらいあるわ...
体は自分の影にしまい霊体となりまたまみゃの体に戻り
れい)みんな...私のせいで...ごめんね!
マグ)れいのせいじゃない。全部エンダードラゴンが悪い
まみゃ)そうだよ!それと悪いのはマグだから!!
マグ)おい、俺悪くないだろ!
まみゃ)悪いよ!
れい)ほーら、喧嘩しないの
そんな会話をしていると地が揺れだし
れい)何!?
マグ)上だ!
かなり上の方にエンドラとは違う形のドラゴンが飛んでおり
れい)...まさか...まさかまさか...
ノア)開放されたみたいね。最悪の"神"が
ルトラ)こっちに突進してくるよ!?
まみゃ)は、早く逃げよう!!
マグ)そうだな!!ポータルまで走れ!!
俺たちはギリギリの所でポータルに入れた。
ここで旅は終わりだと思った
でもこれはほんの始まりに過ぎなかったのだ。
物語は続く。
これからの旅はもっと過酷なものになるかもしれない。それでも行かなければならない。この世界の破滅を防ぐために...