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ワンシーン  作者: 倉崎 柚葉
1/3

男の子 女の子


「宿題終わった?」

「あーー忘れた!」

「何それー学校に忘れたってこと?」

「いやいや、やったかどうか忘れた」

「どういうこと!?自分でやってないか忘れたってこと」


ふっと笑った。

ちょっと呆れられたような顔されたようにも感じたような。

なんか、可愛いいなって思ったけど。

そういえば、おんなじクラスになって初めてちゃんと話したかも。

もう、10月だけど。

そっかー、塾一緒だったんだーとか。

へー、こんな顔して笑うんだーとか。


「ウケるんだけど」


思ってるよりも近い顔の距離に、ちょっとドキドキする。


「あー、でも、そんな感じのキャラだよね」

「なんだよそれ」



女子と仲悪いわけじゃなくて、むしろクラスの中でも全体的に仲がいい方だとは思うけど。

それでも、この距離感とこの表情にまた、ドキドキする。

あんまり慣れないこのドキドキに、なんだか変な感じがして近づいてきた顔から慌てて距離を取る。けど。


「え?そのまんまー」

「だから、なんだよそれ」

「らしいなーってこと」


また笑った。

このドキドキは落ち着かないけど、なんか、いいかもしれない。


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