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今日から訓練 『パローム・エン』について

 そんなこんなで、日本政府とも及第点と言える譲歩を、引き出す事に成功し、ほくほくしている心三だった。

「では、訓練に移りましょう。心三君。」

「お手柔らかにお願いします。」

 こうして、教室まで案内された。そこで待っていた講師は、5人の『異世界人』の内の1人だった。桃色髪のツーテール、身長は、高くも低くも無い。そして、西瓜の如き双丘だった。

「初めまして、心三くぅん。ボリメエ一等書記官でぇす。まずは、あたしが、講師を務めての座学の時間でぇす。着席して下さぁい。」

 既に、勉強道具が、準備されている机に、着席した。

「では、あたしからは、『パローム・エン』について解説しまぁす。」

「宜しくお願いします。一等書記官。」

「では、最初に、『パローム・エン』は、『異世界』でぇす。『異世界』とは何か、と言う学問的なアプローチは、別な方が担当しまぁす。宜しいでぇすね、心三くぅん。」

「はい。一等書記官。」

「では、『パローム』とは、『異世界』の名であり、『国』の名であり、『生物種』の名でもありまぁす。いいでぇすね。心三くぅん。」

「と言う事は、『異世界パローム』の『パローム国』の『パローム人』。そう言う事ですか。ついでに、『エン』とは、『国』と言う事ですね。一等書記官。」

「その通りでぇす。心三くぅん。で、あたし達『パローム・エン』は、商業国家でぇす。ここにも、商売をする為に、来まぁした。いいですね。心三くぅん。」

「商売と言う事は、『売り』『買い』が、存在します。では、商品は何でしょう。一等書記官。」

「あら、いい質問でぇすね。『パローム・エン』からは、主に『最新技術の産物』でぇす。日本からは、主に『エンターテイメント』でぇす。いいですね。心三くぅん。」

「『エンターテイメント』とは、何でしょう。ジャンル、媒体、言語、文化等によって大きく様変わりします。何か偏りは、ありませんか。一等書記官。」

「そうでぇすねぇ。多岐に渡りますよぉ。ちなみに、長官は、クラッシック音楽、副官は、米国製映画、一等武官は、スポーツ観戦、博士とあたしは、日本製アニメと漫画でぇす。」

「では、取引決済は、どの様にしてますか。一等書記官。」

「日本円でぇす。心三くぅん。これは、円借款で、借り入れた日本円を『プール』して、必要に応じて、出し入れしまぁす。こちから『売り』が発生した場合、借金を減らしまぁす。」

 などなど、説明を受けた。


 * * * 



次回予告

第10話 今日から訓練 『ガウスレーゼ』について

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