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家族会議

「ま……まさか、心三! 闘う気か!」

「無茶よ!」

「もし、明日にでも『原子分解砲』を撃たれたら、ひとたまりもありません。今のままじゃあ、敵と闘って死ぬか、『原子分解砲』で、一方的に殺されるかの差でしかありません。」

「………………本気なんだな、心三。」

「そんな……あたしの心三が……。」

 さめざめと、泣く母親をなだめる父親。

「仕方ない。こうなったら、日本政府から、考えられる限り、ふんだくる。それくらいしか、出来ないだろうしな。」

「おっ、商売人らしい貌になって来たな、心三。」

「あなた……心三が……心三が……。」

「だが、何しろ相手は、日本政府、強敵だ。とは言え、お前の事だ。当然、無策では、ないのだろう。」

「当然。で、父さん。色々協力して欲しいんだ。」

「ああ、勿論だ。何でも言ってくれ、心三。」

 こうして、僕が考えた作戦を、アレンジし、家族会議は、いつも通り手短に終わった。

 むしろ、泣き喚く母親をなだめる方こそ、大変だった。


 * * * 



次回予告

第8話 日本政府

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