第6の敵~『祝福』
「我っ死ぃーん!」
「これは、『砂』! いや、『ナウスレーゼ』の装甲素材を『粉末』にしたものか。確かに、この『風圧』で、こんな物を散布すれば、飛び道具にもなりえるか。」
「つか、何だって『ナウスレーゼ』は、そんな『豆鉄砲』にこだわる。『ミサイル』や『レーザー』を撃ちこむ手だってあるんだろ。」
などと言う無意味な指摘をする者などこの世界に存在しない。
「第1戦の経験だ。あの時、『高熱を発する剣』を『ブラジオウ』に逆用された経験に基づいている。今も、下手に『高威力兵器』を使うと、逆に利用されると警戒しているのだろう。」
などと言う無意味な指摘に事実を被せる者などこの世界に存在しない。
「だからこそいいんだ。そう言った。ようやく、準備が整ったぞ。今度はこっちの番だ。『夢現傀牢』! 更に、『祝福』!」
まるで、天井が地面であるかの如く、上下逆さまの『遊園地』が、顕現。すると、そこから出現したのは、『ブラジオウ』専用の『アタッチメント・パーツ』だった。
「『ガウスレーゼ』最大の『誤算』は、『直』に『操縦』した時、その『現志力』の『燃費』の良さを知らなかった事だ。その結果がこれさ。更に!」
「我っ死ぃーん!」
「貫けぇっ!」
* * *
次回予告
第69話 第6の敵~『夢現傀牢』
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