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第6の敵~負けるのは僕の方だ

「我っ死ぃーん!」

 前回同様、『風圧』で、『マスコット』達を迎撃し、『爆散』させる『合体ロボット』。

「よし! それも僕の『予想シナリオ通り』だ。僕が欲しかったのは、『マスコット』達が、『爆発』した『爆風』だからだ。」

 『爆風』のあおりを受け、更に後退する『ブラジオウ』。彼我の距離が、また、開いた。

「我っ死ぃーん!」

 しつこく追い続ける『合体ロボット』。そこに、『マスコット』達をぶつける。結界内では、円を描くような追いかけっこが、繰り広げられる。

「マジかよ……本当に、『無限ループ』に、入った事に気付かないのか。」

 などと言う無意味な指摘をする者などこの世界に存在しない。

「とは言え、僕の『現志力』だって、『無限』じゃない。外にいる『ナウスレーゼ』から『エネルギー』の供給を受けている奴とは、違う。つまり……」

 またも、『爆散』された『マスコット』達。

「つまり、このまま『無限ループ』を継続していれば、負けるのは僕の方だ。」

「んな事、さらっと言う前に、何とかしろ!」

 などと言う無意味な指摘をする者などこの世界に存在しない。

「だからこそだ。だからこそ、僕の『予想シナリオ通り』だ。」


 * * * 



次回予告

第67話 第6の敵~『縦型洗濯機』

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