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第6の敵~『模倣』

「やはり……か。」

 既に、全ての『艦載機』が、『爆散』し、『空』になった筈の『3隻』の『ナウスレーゼ』。それらが、『ブラジオウ』を包囲していた。それも正確な正円型に。

「『ブラジオウ』を円の中心に据え、120度の間隔で、包囲か。これが人間なら、『6機』用意して、『六芒星』とかやるところだっただろう。数を最小限にする事を優先したな。」

 強いて言えば、自ら発光する事で、『三芒星』を描いた格好になった『ナウスレーゼ』共。

「問題ない。僕の『予想シナリオ通り』なら、これは、『直接攻撃』する為の物じゃない。『ガウスレーゼ』が、『夢現傀牢ドリーム・シアター』の模倣をすると言っている。」

 低周波の機械音を立てる『三芒星』。そして、一際強く輝く。そこには……

「我っ死ぃーん!」

「当然そうくるな。前回の『合体ロボット』だ。更に、今回は『合体中の攻撃』への『対策』として、既に『合体済み』で出して来た。安直なのは否めないが。」

 こうして『障壁内』に閉じ込められた。更に、弱り目に祟り目とも言うべき事態が起きた。


 * * * 



次回予告

第62話 第6の敵~『合体ロボット』

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