第6の敵~細工は流々仕上げを御覧じろ
「だが、いつまでもこのままと言う事は、あり得ない。そろそろ、来る頃合いだ。」
このタイミングで、『盾』を何処からともなく取り出して装備する『全ての艦載機』だった。
「マジかよ……『艦載機』に、『手』と『腕』をつけたのかよ。戦闘機が、ロボットに変形するアニメの『パクリ』じゃねーのか。」
などと言う無意味な指摘をする者などこの世界に存在しない。
「つか、『パクリ』の一言が無いと、絵面を想像しづらいぞ。」
などと言う無意味な指摘に、無意味な指摘をする者などこの世界に存在しない。
ここで、『盾』を掲げ、全軍突撃する『艦載機』。『鏡面結界』と、『盾』とが、正面衝突し、粒子へと散った。後には、『ブラジオウ』のみ。
「よし! これで、全て僕の『予想通り』だ。細工は流々仕上げを御覧じろ! こちらも、全軍突撃! 『仮面舞踏会』!」
「HowWwwwwww!」
『風船』から『揚力』を得、泳ぐように『飛翔』し、突貫する『マスコット』達。勿論狙いは、『艦載機』だ。『マスコット』達が、『艦載機』に体当たり。更に抱き着いた。
「ふっ……『戦闘機』に、『手』と『腕』をつけた事で、動きが鈍くなってるな。だが、それも、全て僕の『予想通り』だ。『現志爆弾』!」
『ブラジオウ』の『点火』で、『爆散』したのは、全ての『艦載機』だった。
* * *
次回予告
第61話 第6の敵~『模倣』
ご愛読ありがとうございます。
面白ければ、ブックマークと、星をお願いします。
励みになります。




