『合体ロボット』
「『鏡面結界』!」
「我っ死ぃーん!」
同じ『盾』を生み出して、ぶつける事で、対消滅させる『ナウスレーゼ』。
「分かっていても、防げない。もはや、セオリーだな。だが、まだだ。まだ早い!」
突貫して来るのは、『高速回転』し、『円錐形』になった『ナウスレーゼ』。
「その状態で、どうやって、視覚を確保しているのやら……だが、僕のやるべき事は、変わらない。『鏡面結界』!」
またも、『対消滅』する『鏡』と『盾』。が、少し違う。位置を少しずらし、『ブラジオウ』の腹部ど真ん中に、命中した『円錐形』の『ナウスレーゼ』。
「よし! パージ!」
腹部で、上半身、下半身に分裂する『ブラジオウ』。その間にあるものに突き刺さりつつ、通過する『ナウスレーゼ』。
「勿論、それだけじゃ、終わらない。こいつらのコンボも喰らってもらう! 『鏡面結界』! 『現志爆弾』!」
まずは、『鏡』で上半身、下半身を別々に防御。更に、『ナウスレーゼ』の『先端』に突き刺さった『現志爆弾』を『手動点火』させる。
「よし! 回転は止まった。……『ナウスレーゼ』後方へ移動。そこで、『再合体』。」
またも、対峙する『ナウスレーゼ』、『ブラジオウ』。
「まだまだ続くぞ! 『仮面舞踏会』!」
「HowWwwwww!」
これも、前回同様、『風船』から『揚力』を得、泳ぐように『飛翔』する『マスコット』達。
「いつもなら、これに対しても、『対策』ができている。『ガウスレーゼ』は、そうしてきた。よって、お手並み拝見!」
すると、またも『高速回転』し、『円錐形』になる『ナウスレーゼ』。
「……ああ、そう言う事か。やはり、『対策』済みだな。まずは、動きを封じる訳だ。」
『高速回転』した『ナウスレーゼ』は、扇風機の要領で、しかし、歪な『風』を起こす。
盛大な大音響と共に、全ての『風船』が、割れた。
「『風船』の強度を、計算に入れた見事な『対策』だ。更に……。」
『ナウスレーゼ』が、放った光線で、粉砕されたのは、全ての『マスコット』達だった。
「しかも、自ら起こした『風』で、『爆風』も防御した。見事な『対策』だ。だが……むしろ、全て僕の『予想通り』だ。」
* * *
次回予告
第50話 『合体ロボット』の『規則と法則と鉄則』
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