日記(3日目)
折角、3日目の日記を綴ったのに、敵襲でまた書く事が、増えた。
全て僕の『予想通り』だ。
と言いたい所だが、ここまでは、上手くいったに過ぎない。
むしろ、『ガウスレーゼ』を送り込んだ『黒幕』が、明らかに地球人類を見下している。
その事に助けられている。もし、『ガウスレーゼ』を『7機』投入されたら……
毎日、『原子分解砲』を、喰らう羽目になっただろう。
「おい! そりゃ、『長篠の合戦』かよ!」
などと言う無意味な指摘をする者などこの世界に存在しない。
「ちなみに、『長篠の合戦』の、『3段撃ち』は、『創作』と言う説もある。」
などと言う無意味な指摘に、無意味な指摘をする者などこの世界に存在しない。
むしろ、1日に、7発撃ち込まれたら、地球人類は、お終いだな。
相手が、『機械』である事は、プラスにも、マイナスにも働いている。
マイナスと言えば、『取引』とか『交渉』とか『外交』が、通じない。
『ガウスレーゼ』は、『侵略』して『征服』する事しか、考えないし、実行しない。
そして、人間ならこそありえる『諦める』とか『本国に援軍を頼む』とか言う選択肢も無い。
この当たりから、ようやくプラスに働いてくれる。
特に、この『決して諦めない』と『本国に援軍を頼まない』これが、大きい。
昔見たロボットアニメに、不満があった。敵が、対策も立てずに、突貫して撃墜されていた。
そんな話が、多かった。だから、主人公の機体を無効化する対策を、よく考えていたんだ。
しかし、実際にそんな物語は、発生しない。それに比べれば、マシな方と言えるな。
「いいか、ネズミよ、教えてやろう。前回生じた問題を、完全にクリアして初めて改良と言う。」
「とは言え、『機械』は、自身が『無限ループ』に、陥っていると気づけない。」は、「いいか、ネズミよ、教えてやろう。前回生じた問題を、完全にクリアして初めて改良と言う。」と聞こえた様な気がしたが、きっと気のせいだろう。
某妖魔師団長とも無関係に相違ない。
「おい! 『聞こえたような気がする』って、全然違うじゃねぇーか!」
などと言う無意味な指摘をする者などこの世界に存在しない。
だから、『対策』の『対策』などと言う『無限ループ』に、引きずり込む事もできるし、必要なんだ。いずれ、『奴』は、『対策』のネタ詰まりになる。その時が、真の意味での勝負だ。
「ネタ詰まりは、作者の方だろ。」
などと言う無意味な指摘をする者などこの世界に存在しない。
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次回予告
第37話 学生の本文
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