反省会(1)
「反省会を実施する。これは、先刻の戦闘記録から、お前の問題点を洗い出す。いいな。心三。」
「はい、副長。」
「まず、初動が、遅い。……だが、これは寝込みを襲われたに等しい事や、『初陣』である事に鑑み、今後気を付けるように。いいな、心三。」
「はい、努力します。副長。」
「次に、反射神経が、鈍い。特に、ダメージを受けた個所をパージする事に頼っている。更なる訓練、メニューの見直しが必要になる。いいな、心三。」
「それは、無理があります。……そもそも、『反射神経』とは、持って生まれた物です。よって、後天的な訓練には、10年……それ以上かかるでしょう。時間の無駄です、副長。」
「だが、戦闘に置いて『反射神経』は、重要だ。もし、どうしても訓練しないと言うならば、代替可能な『長所』を獲得する必要があるぞ。心三。」
「それは、思案中です。副長。」
「よし、今日はこの辺にしよう。訓練メニューは、見直しておくから、休め。心三。」
こうして、今日の『仕事』が終わった。現在時刻3時7分。眠い……疲れた……
* * *
本日の予定
第19話 デブリーフィング(1)
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