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とある従魔師の交遊記録  作者: 安芸紅葉
一人目「無垢なる軟体魔物」
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第5ページ 獣都までの旅

獣都までは約2週間。

でもそれは僕のペースに合わせた場合らしく、普通そんなにかからないようだ。

ロアさんは何も言わないけど、そこでも申し訳なくなってしまう。


それでも普通の子どもよりは全然歩けていると言ってくれる。

実際、自分でもこんなに体力あったかな?ってくらい歩けている気がする。


ロアさんと比べて足が短いからどうしても遅くはなってしまうけれど、もう少し大きくなれば、すぐに俺なんか追い抜かれそうだとロアさんは笑う。


獣都までの道中。

この世界のことを色々聞かせてもらった。


この世界には魔法があるらしい。

実際ロアさんも風の魔法を使って見せてくれた。


僕も魔法を使えるか、と聞いたら魔力は人並み以上にあると言ってくれた。

どんな魔法が使えるのかは、教会に行けばわかるようだ。


その他にもスキルや称号、加護なんてものもあり、セーラさんが言うには僕も何かしらの加護を受けているということ。

それが何かまではわからないようだけど。


それらも全部教会に行けばわかるらしく、教会ってなんて便利なんだ。


それから、この獣大陸には人族があまりいないらしい。

冒険者と呼ばれる人たちは来ていたりもするけど基本的には獣人・亜人が主。


ましてや、僕みたいな子どもは変な目で見られるかもしれないけど、それが理由で危害が加えられたりはしないから安心していいそうだ。


逆に、人族の大陸では獣人や亜人が差別され、虐げられている国もあるそうだ。

ロアさんもミレイさんたち狸人の人たちも僕らと全然変わらない優しい人たちだったのに…


でも、昔は多かったらしい差別も、今やっているのは少ないらしく、人族の大陸で冒険者として活躍している獣人・亜人もいるそうだ。


冒険者というのは、どこの国にも属さず、大陸をまたいで稼働している冒険者ギルド協会に所属し、魔物の討伐などギルドからの依頼を受けて生計を立てている人たちのこと。

ロアさんも、元々は冒険者であったらしいが結婚を機に引退して今は猟師をしているらしい。


ただ、旅の途中何度か魔物が現れたけど、視認した瞬間。

ううん、視認する前からロアさんが矢を放って相手に何もさせる間も無く倒していった。

ロアさんの矢が外れるところを僕はまだ見てない。

かなりの腕前みたいだ。


ロアさんや、セーラさんが一緒だからか、魔物が現れても怖くなかった。

前に遭遇した緑の肌の異形にも会った。

あれはゴブリンというらしい。


草むらから出てくる前にロアさんの矢で撃ち抜かれ、ちょいちょいと手招きしたロアさんに死体を見ながら説明された。

ちょっと嫌だったけど、こっちで生活するなら覚えておかないといけないからがんばった。


怖かったのは、ロアさん。

自分が魔物を見つけたら何も言わずに射つんだもん。

いきなり僕の背後にいたらしい魔物に向かって矢を放った時は、僕を狙ったのかとビクッとしてしまった。


そんなロアさんと、基本的に僕の話し相手になってくれてるセーラさん。

そして、僕の肩に乗っているスライムと、僕らは獣都まで旅をした。


だんだんと人が増えて来て、獣都が近づいてきたんだと実感する。


予定より少し早く、2週間経つ前に、僕らは獣都へとたどり着いた。

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