1.
完結出来るように頑張りたいです。
「…! 帰って来たぞ!王国騎士団が魔の森から、帰って来たあああ!」
鎧は太陽の光を反射してキラキラと光っている。所々魔物の血がこびりついてるけどそれも彼らがしたことを表してるみたいで、すっごくかっこよかった。オレはおっきくなったら絶対騎士団に入るんだ!
と、思っていたのはつい昨日まで。ハイ!俺前世の記憶思い出しちゃいました!なんとなんと平成○年日本のちょっと本好きでオタクに片足突っ込んでる感じのふっつーの社会人(アラフォー)でした!
で、そんな俺が今何をしているかと言えば……自己嫌悪中です、はい。いや、なんと言うかさ、前途ある少年の明るい未来を潰してしまった感がはんぱないんだよ!人間40間近にもなれば色々見えてくるものがある。そんな汚れきった大人の目で見た騎士団はそんなに純粋な憧れを抱けるようなもんじゃなかったわけだよ。うん…
それに追い討ちをかけたのはなんとこのアラン・ヘスタくん大変努力家だったようで、貴族中心、平民で入れるのは大商人の子供か非凡な才能持ちかの二択の国立学校を卒業して明日から騎士見習い、うまくすれば憧れの騎士に一直線の所にいたようだ。まあ全部本人の主観だから勘違いとかがないとは言えないが……俺としては是非ともそうであってほしいな!え?語り口調が明るいって?もう気分はどん底なんだよ!テンション無理矢理上げて空元気でも出してないとやってけないんだよ、こんちくしょう!
「はあ、マジで明日どうしよう。」