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俺は異世界《エロゲ》を救うことにした  作者: 紅静夜
1章 welcome to different world(side:シノ)
3/7

2>>歓迎します?お父さん


評価有難うございます!

スライディング土下座からの感謝です!!!


ぼちぼち書いていきます。

どすんっ。

駆け寄ってきた(突進してきた)父親に、俺は押し倒される。

父親的には俺が受け止めて再開を喜ぶ…てきな展開を期待していたんだろう。

その証拠に、驚いた顔で俺の上に馬乗りになっている。

「うおお!?大丈夫シノちゃぁああん!?」

絶叫する父親。

グワングワンと俺の肩を掴んで揺らした。

俺はといえば遠のく意識の中でこう思う。

頼む、どいてくれ…と。

だが、そんな願いは虚しく届かず俺の意識は遠のいた。






*****






最初に俺が目にしたのは、木の木目だった。

それが天井だと気づくのに要した時間は数秒。

俺はまだフラつく頭でぼんやりと現実を思い出す。

突如としてゲーム世界(女性向けのエロゲ世界)に飛ばされてしまった俺。

そして信号機色の髪をしたイケメソ三人と出会い、この環境に慣れてきた直後、父親(白いワンピース着用)が現れた。

そこで俺は父親に押し倒され、ショックと酸欠で気絶。

というところだろうか?

思い出してみると、なかなか腹が立つ。

そして俺が貧弱だ。

「……帰りてぇ…」

ついつい本音がポロッと出てしまう。

あの広くないながらも、いつも俺を支えてくれた自室。

そして沢山のエロゲ(もちろん男性向け)とネット仲間。

今思い出しても、なかなか充実した日々だった。

ああ…もう一度寝て目が覚めたら、元に戻ってないかな…。

ついついそんな夢物語まで思い描いてしまう。

「シノちゃん、起きたの!?」

物思いにふけっていた俺は、急にした声にビクッとする。

慌てて声のした方向を向くと、涙目の父親が立っていた。

「もう…目を覚まさないかと思ったよう」

大袈裟おおげさな。

だいたい、九十九%父親のせいだ。

「よかったぁ、ほんとに」

微笑む父。

ときめかないけど、やっぱりイケメソだ。

それに、こんなに心配してくれていたのだし…ありがとうと言うべきかもしれない。

「あ、あの…ありが…」

「起きたかーーーーっ!?」

「タイミング考えろきんぱつっっっ!」

俺は急に飛び込んできた金髪…リュウに、反射的に叫んでしまった。

「人が心配してたんだ!その言い方はないだろ!」

「あー、はいはい。ありがとう」

「何だその言い方!俺に感謝しろっ」

「え、なんだ楽しそうだ…僕も入れるといい」

「え、じゃあ俺も入っちゃおうかな」

「父も父も…!」

ギャーギャーと言い合っていると、気づけば全員集合!している。

正直、先程まで気絶していたので安静にしたいんだが…と言ってもこの状況。聞いてもらえないだろう。

「なんでみんな来るんだ!?シノは俺だけに心配されるんでいいんだよ!」

意味わからんことを言い始めるリュウ。

何をそんなにムキになることがあろうか…。

「僕は楽しそうなことには目がない。そう、楽しみが僕を呼んでいるから」

「シノちゃんタイプなんで…つい?」

だが、その言葉で俺は瞬時に思い出す。

違った…!リュウはまだ普通だった!と。

「二人とも変だっての!チチさんもそう思いますよね!?」

「え、俺は別に…シノちゃん愛し隊だし?」

みなさん新事実です。…ココには変な奴しかいない!

俺は心の叫びをあげつつも、四人の続く言い合いを見守る。

「厨二とホモ怖いんだよ!」

「ホモだけどなんだっていうの?ねえ」

「厨二ってなに…?」

「シノちゃん愛し隊入る?」

「ぜひ」

内容はともかく、俺の父親もすっかり打ち解けている。

…内容はともかく、微笑ましかった。

正直、俺には友達らしい友達ができたことがないのだし、こういうのには慣れていない。

唯一の話相手は家族だったのだから。

学校の男子には「男女おとこおんなくるな」「女子といれば?」「シノちゃん(笑)」などとからかわれた事しかない。

だから、この空間にいるということが、なんだかとても嬉しいような温かいような気がする。

…なんでだろう、らしくもないことを考えている。

でも、ほんとうに…

「ぶはぁっ!?!?」

突如、俺の顔にクッションが衝突した。

突然の事に驚きつつ、クッションを投げ返す。

見事な俺のコントロール力!クッションは見事に壁にぶつかって、落ちる。

「スキありだったぞ」

イタズラ好きな悪ガキのような笑顔でこちらを見るリュウ。

「俺たちを相手に考え事してちゃ勝てないからねー?」

「いつ勝負なんて始まったんすか!?」

殺気さっき

「それ意味違う!絶対なんかオカシイ!」

「シノ愛し隊?」

「それはもういいから!」

次々と奇想天外なことを言ってくる三名プラス父。

何故俺がツッコミを…。

いや、勝手に口と体がつっこんでしまうのだ。

本能がつっこめと言っているのだ。多分。

俺はげんなりしつつそんなことを思う。

でも、ちょっと楽しいとも。

気づけば、信号機トリオはまた言い合いをしている。

それを確認してなのか、父親がすっとベッドに腰掛けた。

「ねえ、シノちゃん?」

「なに、父さん」

「この世界…意外といいんじゃないかな?」

「………」

まさか父親の口からそんな言葉が出るとは思っていなかった。

だが、その声はいつになく優しい。

それに嬉しそうだ。

それに…

「うん…好きだよ」

さっきは帰りたいなんて言ったが、俺はこの世界が好きになり始めていた。

「うん、俺も…!」

そう言う父親の声に、俺は久しぶりに素直になれた気がした。



なにこれシュール。

キャラが暴走を始めました。

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