1-6 一休み
エントランスに三人が戻ると、何やら冒険者達が大勢集まって騒いでいた。騒ぎの参加者は皆、装備のほとんどが初期装備だ。
その集団の中心部から、ふいに声が張り上げられる。
「出発、我らこそは夜の洞窟を冒険し隊!」
「続け、我らは夜の森を探索し隊!」
大きく二つの集団に別れて、彼らはばたばたとギルド施設を出て行く。雰囲気に酔っているのか、職員や他の冒険者の視線は意識に届いていないようだ。
何が会ったのかは分からないし、アキラは興味もなかった。彼らが夜の魔物の生体を調べてきてくれるというなら、後で情報だけかすめ取るだけの話である。
さっくりと思考を休息に切り替えて受付で相談したところ、この時間から宿を借りる事は困難であるだろうから、会議室をひとつ借りて職員達の仮眠用毛布を借りて雑魚寝する事となった。どれほどリアルであっても結局はゲームのアバターという認識である三人にとって、男女三人がひとつの部屋で寝る事にさしたる問題はない。
雑魚寝という選択儀をとるか否かという相談のとき、唯一赤面したヒトミが最初に夢の世界に旅立ったことは、残る二人を和ませた。
ちなみに、食事に関しても談話スペースで簡単なオーダーを受け付けているという事で、いつの間にか発生していた『渇き』の悪性補助効果もろとも解消した。
◆
一夜明け、早朝。
三人は『もう朝か』という意識を共有した。
他人の目をいちいち憚ったりしないアキラは伸びをして大欠伸する。つられたのか、ニーナも大口を開けて、ヒトミは片手で口元を覆って可愛らしく脳の起動処理を実行する。
感覚的には、横になって目を瞑り開くと朝だった。意識の外でそれだけ疲労していたのか、睡眠という行動がそのように処理されるだけなのか。眠気の残るアキラの頭では判断がつかない。
『空腹』『渇き』『汚れ』といった悪性補助効果が発生しているのをメニューウィンドウで確認し、ほとんど無意識のうちにそれらの詳細を確認するべく手が動く。
『渇き』:悪性補助効果
飲料の接種および類似行動により解消
SP回復量減少、MP消耗増加
放置する事で『乾燥』『脱水』へと進行
『汚れ』:悪性補助効果
入浴および類似行動により解消
MP回復量減少、魔法発動微弱阻害、魔法効果微減少
放置する事で『不潔』『悪臭』へと進行
試しに、灯火の魔法を使ってみる。
手のひらから淡い光を放つ玉がフワリと放たれた。『汚れ』により魔法の発動が微弱阻害されているというのに、昨日の洞窟での発動よりスムーズに実行できたことに違和感を感じつつ、消費したMPを調べる。そこで、アキラの手が止まった。
突然魔法を使ったかとおもえばいきなり動きを止めたアキラを不審に思って、二人は彼に注目する。やがて何かに納得したように頷く彼に、二人を代表してニーナが話しかけた。
「どうしたんだ?」
「いや、昨日最後確認したときと比べて身体能力が向上していてな。どうやら、魔法関連の能力は睡眠をとる事で更新されるらしい」
今上昇が確認できたのは『事象改編速度』『魔力制御』『集中力』『魔法発動阻害耐性』といった項目だ。他の細かすぎる能力値である『背筋出力』『背筋継続力』などよりは遥かに何に使われるか分かりやすい値だ。
インターフェースまで不親切である必要はないだろうとアキラは思う。ログアウトしたら開発チームに直接苦情——もとい改善案を通知する事を脳内にしっかりと書き留めた。
◆
昨夜の夕食と同じく、談話エリアで朝食をとりながら、アキラは実験の結果を二人に伝えた。なお、ギルド施設入り口の受付で受け取ったばかりのアイテムの品質証明書はそのまま換金して三等分した後である。
「つまり、事前に重い物を運ぶなどのトレーニングを重ねる事で、ある程度、戦闘で得られる経験を底上げする事ができるようだ」
「ある程度、って曖昧ね」
一通り昨日の実験から得られた推察を語り終えると、ニーナが肩を竦めた。
「たった三人では検証に限界もあるしな。とにかく、トレーニングで貯蓄したポイントを消費して戦闘での経験がブーストされていると俺は考えている。恒久的なブーストではなかったしな。どんな事でも上達するほど壁は高くなる。すぐ追いつかれるだろうさ」
「なるほど。では、強くなるためには空き時間でトレーニングをして、仲間が揃えば強い魔物を倒しに行けば良いんですね」
おそらく、無自覚に物騒な発言をしているヒトミは、グッと拳を握ってまだ見ぬ敵への闘志を湧かせていた。
そんな、ある意味仲間内で会話に花を咲かせる彼らに、その輪の外から声がかかる。
「どうでぇ、兄弟。冒険は捗ってるかい?」
声の主は両手剣を背負った皮鎧の男だ。いずれも新品のように……いや、新品の輝きを放っている。
アキラが男に視線を向けると、男の纏うの装備の情報が次々に表示されたのだ。
駆出しの両手剣。新米の皮鎧上下。旅人の靴。お守りの獣牙。
アキラ達三人が未だに見に纏ったままである初期装備と比較すれば確かに優れた装備だった。しかし、アキラの見立てによると初期の所持金で全て揃える事ができそうな内容でもある。
「いや、生憎俺は一人っ子だ」
とんちんかんな応対で相手の出ばなを無意味に挫き、逆に問い返す。
「そっちこそ、冒険者ライフを満喫してそうだな。なにか良い事でもあったか?」
そんな初対面とは思えない応酬に、ヒトミとニーナが顔を合わせる。
「知り合いですかね?」
「さぁ?」
そんな彼女達に応えるように、男は呵々と笑った。
「いんや、初対面も初対面。名前もしらねぇ赤の他人よぉ! そりゃともかく、えらい美人つれてるじゃねぇか。羨ましいねぇ。どうだい、パーティでも」
「すまないな、これから装備などの買い出しを予定しているんだ」
「ちょうどいい、それなら案内してやれるぜ?」
「いや、それについても先約があるのでな。他をあたってくれ」
やけに高いテンションで絡む男と、冷たくあしらうアキラは実に対照的だった。
「おいおいつれないな、おまえさんの冷徹さに連れの娘達も怯えてるじゃねぇか」
「ないな、俺との行動を強制してるわけじゃない。嫌なら別行動すれば良い」
「だったら何だってあんなに縮こまってるって言うんだ、えぇ?」
「お前の暑苦しさから逃れるために、少しでも距離を置いてるんだろう」
「オーマイガッ!? そいつはマジか、嬢ちゃん方」
「もしかしたら、身の危険を感じているのかも知れないな。返答すらできないようだ」
二人がなんと反応すれば良いか迷っている間に、トントンと会話が流れていく。どのような結論が出るにしろ、自分たちが反応できない間に結論が出てしまうのではないかという危機感が二人に迫っていた。
「よぅし、ならば決闘だ! 俺が勝ったら俺をオメェさんのパーティに入れやがれ!」
「拒否する」
「即答!?」
「俺たちに利益がない」
「俺という大戦力をパーティに加えるチャンスだぞ!」
「そりゃ負けたらだろう。勝った場合のメリットだ」
「負けたときにメリットがある賭けなんざ、勝つ意味ねぇだろぉよ?」
一人で大きく頷いてみせる男は、自分の意見に絶対の自信があるようだ。
「いくら戦力になろうと、騒がし過ぎて頭が痛いような仲間はごめん被る。」
「馬鹿な!? 俺様の全ての障害を薙ぎ払う熱い情熱が、逆に障害になるってぇのか!」
この世の終わりだとでもいうように嘆く男に、アキラは誤解を解く事にする。
「加えて、彼女達二人が今後パーティを組むかも分からんのだから、彼女達を目当てにするなら俺のパーティに入ろうとするのは意味がないぞ。お前と入れ替わりに抜けるかも知れないし」
「いや、その事については問題ないんだ……せっかくの冒険がひとりぼっちなんて寂しすぎるじゃねぇか」
一瞬前までの勢いはどこへやら。男はガックリと頭をたれて意気消沈した様子で嘆いた。その落差は目の前にいたにも関わらず別人かと勘違いするほどの変わり身ぶりだ。
「十分キャラが立ってるんだから、そのうち良い仲間が見つかるだろう。その相手が俺じゃなかったというだけだ。がんばれ」
「なんでだよ、そこは苦労話を聞く流れだろう!? そしてお試しでパーティを組んでそのまま意気投合し、なし崩し的に恒久的にパーティを組むのがお約束じゃねぇのか!」
「見知らぬ街をかけずり回って装備を整えたと思ったら夜中になっており、空腹と喉の渇きに苛まれながらも冒険者ギルドへたどり着いてみると、やけにテンションの高い冒険者達が出て行って、残された奴らは冒険にでる雰囲気ではなかった。一人で夜間の街の外に踏み出すのは心細く、夜が明けるを待って今に至る……そんなところだろう。初心者にありがちなミスだな。」
何がミスなのかと問われれば、全てだとアキラならば答える。
スタート直後の所持金で一式揃えられるような装備ならば、あっという間に更新する事になるはずだ。どうせなら、全財産をひとつの装備につぎ込んだ方が長く使用できた事だろう。
なにより、それらを購入するために貴重な時間を浪費し過ぎた。他のプレイヤーとステータスの差が開けばパーティを組むのは益々困難になる事だろう。
「孤独しか道は残されてねぇってのか……」
落胆する男をアキラは否定した。
「すぐ更新するような装備とはいえ、初期装備よりすぐれている事は事実だ。魔物を蹴散らして先行組に追いつけば、まだまだどうとでもなるだろうさ」
その言葉を受けた男は、まるで天啓を受けた信徒のように表情を輝かせた。
「わかった、絶対追いついてみせるからな!」
こうしてはいられないとばかりに駆け出す男に、アキラはひとつだけアドバイスを投げる。
「東北川沿いの洞窟はやめておけ、魔物が小さ過ぎて重量武器じゃ戦い辛いだろうからな」
走り去る男の耳に届いていたかは定かではないが。
その背を見送って、いつの間にかすぐそばまで忍び寄ってきていた情報屋の少女が疑問を口にする。
「大丈夫なの、彼」
「どうでしょう?」
「ま、先駆者が全てってわけでもないはずだし、何とかなるんじゃない?」
即座に応じたのはヒトミで、楽観的な意見を述べたのはニーナである。いずれもティアの登場に驚いた様子はなかった。
むしろ、男の印象が強過ぎて他の何かに驚く余裕がなかったといったところか。
早速、ティアは自分の用件を切り出した。
「とりあえず、今日の情報だよ。昨日、君たちみたいに沢山の冒険者がこの街にやってきたみたい」
「詳細を頼もうか」
「はいよ。おかげで祭りに備えて用意されていた薬草や液状魔法薬、魔法の包帯といった道具がほとんど売り切れちゃったってさ。価格の高騰が予測できるね。きっと午後には素材アイテムの採取クエストが発行されるだろうから、今から素材を集めておくのもありかな」
「助かる。報酬は二百でどうだ?」
「……口止め込みで?」
「好きに解釈してくれて構わんさ」
本気で口止めしたいならば、同業の巣窟のオープンスペースで話を聞いたりはしない。
昨日多くの冒険者が訪れた事は誰の目から見ても明らかな事実であり、その影響も察しのいい人ならば看破できる内容だろう。秘匿の必要性は感じられなかった。
「……分かった、それでいい」
「では、前回と同様に処理しておく」
どう解釈したのかは不明だが、決意に満ちたその表情は少々気負い過ぎに見えない事もない。
それをいちいち指摘するアキラではなかったが。
「それはそうと、せっかくこんな時間に来たんだ。飯喰ってけ奢るぞ?」
気持ちを入れ替えるための時間くらいは、確保してやろうと考えた。
飲み物込みの食費五crは冒険者のとってほとんど端た金同然である。遠慮する少女にその硬貨を押し付ける。
そこでふと、アキラはひとつの疑問を思いついた。
渋々といった雰囲気を演じつつ笑顔を押し殺して、カウンターで注文を終えて返ってきた少女に早速切り出してみる。
「そういえば、契約用の紙って羽ペンとインク込みにしても高過ぎやしないか? 製紙技術が普及していないのは理解できるが、それにしても百crは食費と比較すると異様に思うんだが」
アキラが思い出したのは、昨日彼女との契約に利用した紙の事だ。ガラスさえ貴重なこの世界で紙が高級品である事は、技術レベルを考慮すれば理解できる。しかし、それにしてもたった一枚だ。もし、高いのならば、高いなりの理由があるはずだ。
「うん、ただの紙ならね。」
アキラの推察を裏付けるように、彼女は頷いた。
「もちろんただの紙じゃないよ。あの紙には『書きかけの魔法陣』が仕込まれてるから、あの値段になってるのさ。」
「契約を書き込む事で完成する魔法陣、か」
「そうそう。契約の内容を、二人の魔力によって実現する遠隔起動型魔法陣だよ。結構この魔法には歴史があるみたいで、遥かに単純なはずの火を熾す魔法陣を刻んだ紙より安く流通できるほど作成技術は研究されてるの」
そこで、ティアに挨拶をしたっきり会話に参加する事ができなくなっていたヒトミが口を挟む。
「契約って何ですか?」
その質問にティアが答える間に、彼女の分の食事が運ばれてきた。
他の三人と同様の、焼きたてのパンとスープである。
それを前にしたティアがついに我慢を忘れて浮かべた歓喜の表情は、ヒトミの質問の追加を憚らせるには十分だった。
それでも誇り高い情報屋は、目の前の誘惑に屈服しきる事なく質問に答えきる。その頬はパンで膨らんでいたが。
「なるほど、それではアキラさんは優先的に情報を購入できるよう、ティアさんと契約を結んでいるのですね」
契約の仕組みの説明を受けたティアは、パンッと手を合わせて納得を示す。
「まぁ、そんな感じだな」
幸せを噛み締める少女の代わりに、アキラが応じた。
「とにかく、今気になるのは『魔法を込められた道具は高価である』という事だ。例えば先程話題にでた『火をおこす紙』だとか。あるいは、昨日洞窟で使った『魔石を利用したカンテラ』もだろう。さらには、回復アイテムや装備アイテムにも同様の物があると考えられる。技術の向上によって価格が安定するという事はつまり、『失敗のリスク』が販売価格に含まれているという事だ。込められている魔法の難度とベースとなるアイテムの価値次第で、その価格は天井知らずといったところか」
『それでこそ、MMORPGの“ぶっ壊レート”だ』とまでは、口にしない。
しかし、ニーナは電波を勝手に受信したらしく、ヒトミに見えないところで苦笑する。
暗黙の意思疎通には触れる事なく、スープを飲み下した少女がアキラの言葉に首肯した。
「そうだね、そういった高級な道具でも冒険者さんなら手が届くんじゃないかな。例えば服用するだけでHPなんかを回復できる液状魔法薬なんかは、質が粗悪な物でも五十crはするけど、冒険者には必需品だっていうし」
粗悪な液状魔法薬一本で、一般人ならば一日贅沢に暮らしても御釣りがくる価格という事だ。もし高品質なポーションを湯水のように消費する戦闘が発生したならば……。
ゲームとしてはありふれた展開を一般人の視点から勘定し、小市民でしかないアキラは『想像したくない』という結論に至って計算を放棄した。
「とりあえず、今日は武器や防具の店を回ってから薬の素材を集めにいこうか。おすすめの店があれば頼む。それと、クエストが発注されたら『呼んで』くれ」
「御易い御用だよっ」
◆
ティアが紹介してくれたのは『武具総合取扱店』『武器専門店』『防具専門店』『一般的な服屋』『ローブなどの魔導雑貨店』『付加術専門店』『旅人御用達の雑貨屋』などだった。いずれの店舗も一般人の感覚では高級品が並ぶ敷居の高い物ではあるが、アキラ達からすれば手頃な価格の品の並ぶ店舗である。
アキラの受注クエストの報酬から財布事情を推察してピックアップしたのか、駆出し冒険者達に人気な店舗をリサーチしたのかは不明だ。
一行はそれらを一通り回るも、何一つ購入する事はなかった。
いかにも貧相な装備の三人が高級な商品に関心を示している事に対して、店員達は何も言わなかった。問いかければ、他の品と同じようにどんな性能を持っているのか、まるで自分の作った品を誇るかのように教えてくれる。
冷やかしとはとらえず、将来の上客として今のうちから印象を良くしておこうという考えか。
「やっぱり、ゲーム的に考えて序盤の店売り装備に“これだ”って思えるような見た目と性能を持つ装備はないよね」
手持ち千crと少ししかないニーナとヒトミでも手の届く武器や防具店をまわったところ、そう言ったニーナは事前に覚悟していたのか残念そうな顔をしつつも落胆の色はなかった。
「武器や鎧と言えばああいった物じゃないの?」
素材に関わらずいずれの装備も無骨なデザインの物ばかりだ。能力値補正が+5程度という性能に、ヒトミも『ぱっとしない』と感じはしたが、『そんな物だ』と納得できる。これが例えば+1,000などという性能を持っていたら、むしろ目を疑っただろう。
「んー、モンスターの素材や稀少鉱石を惜しみなく使った、『見た目以上の性能』を持つ装備なんかはおしゃれと両立ができたりするのが定番なんだけどねぇ」
彼女達が回った店では、銅や鉄などありふれた金属や動物の皮などを素材に用いた武具ばかり取り扱っていた。
動きやすさを重視し急所のみを守る板状の防具、機動力をある程度確保しつつ全体的な防御力も向上させるバランス型のけ軽鎧、秀でた防御力を発揮する代わりに行動が制限されSPの消費も増加する重鎧。
オーソドックスな剣や棍棒、一撃の威力はあるが取り回しの難しい大剣や戦闘槌、一歩引いた間合いから攻撃できるが威力か取り回しに難点のでる鞭や槍、密着戦闘に特化した小型武器のナイフや手斧。
何れも一長一短といえる。同じような価格の装備は、総合的に評価した場合同じような性能を持っているので、一概に強い装備という物はない。作成に必要な素材の価値的に、その量が価格に与える影響は少ないようだ。
「序盤の資金不足で装備を妥協せざるを得ない、と言った事がないようにするための配慮かも知れないな」
初期所持金の千crで様々な装備を試す事ができるほどは安くないが、先程の冒険者のようにとりあえず全身に必要な装備と傷薬などの道具を整える事はできそうだ。
「さて。とりあえず、どんな物があるかはだいたい見当がついたし、しっかり装備を整えようか」
限られた資金でどうやりくりするか。それはゲーム序盤の醍醐味のひとつだ。そのため、アキラは二人に対して口出しをするつもりはない。相談を持ちかけられない限り、アドバイスするつもりもない。装備の性能に差が生まれた結果、身体能力の成長の仕方が変わるなら、それも有益な情報であると考える。
▼内容
・実験結果の共有
・熱血漢?登場
・お守りの獣牙
・魔道具の価値
▼覚え書き
『渇き』:悪性補助効果
飲料の接種および類似行動により解消
SP回復量減少、MP消耗増加
放置する事で『乾燥』『脱水』へと進行
『汚れ』:悪性補助効果
入浴および類似行動により解消
MP回復量減少、魔法発動微弱阻害、魔法効果微減少
放置する事で『不潔』『悪臭』へと進行
魔法関連の能力は睡眠時に更新