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依頼報告:回収品の引渡しと鑑定

当初の予定通り、メリットとか横文字を使わずに書いてみようとしてたら面倒にも程がありました。

……もう少しイラッとしたら修正しまくろうと思います。


 依頼を終わらせた俺はそのままの足取りで、報告の為に「冒険者相互扶助会」の建物へと向かう。


 冒険者相互扶助会とは、その名の通り冒険者とその依頼者達がお互いを助け合う為の会である。

 依頼をしたいものが冒険者が通るまで待つのは時間が掛かるし非効率にも程がある。また冒険者も依頼を探すのに手間取れば死活問題だ。そのため、お互いの利のため円滑に依頼を取りまとめる場として各地に作られたのがこの建物である。


「ちわーっす、ご苦労様です」


 俺は多少砕けた口調ではあるが外を警備している二人の守衛兵に挨拶して建物の扉の中に入った。

 建物の中では、ぱっと見ただけでも様々な出で立ちの人々が行動しているのが判る。入り口から入って向かって右手のすぐ傍に見える仕切りを兼ねた長い台、いわゆるカウンターは飲食をする場となっており、今の時間も少数ではあるが酒を嗜んでいる者も居る。一応、酔った人間が後から来る者に簡単に突っかからないよう、近いとはいえどもカウンターは入り口からそれなりに離れている。

 そして、入り口から真っ直ぐ奥に進んでいくと、冒険者が依頼を受けるための受付がある。因みに、依頼は緊急の場合横手の壁に貼り出されれている。ある程度の余裕や、人を選ぶ仕事の場合は受付の所にあるファイルに纏められているものを見る事になる。

 因みに受付の人間には日によって当たり外れがある。周りの人間の場合は大概一番可愛いと評判の娘の時をアタリ日としているが、個人的には対応や能力に問題があるのでハズレだと思っている。……やはり仕事は外見ではなく結果重視だろう。プライベートはまた別だが。

 そしてその並びですぐ横に隣接したカウンターが依頼の報告する為の受付となる。こちらは依頼を受けるための受付とは違い、鑑定知識等を持つものが対応する為当たり外れは余り無い。場所によってはがめつい人間が、己の小遣い欲しさに新人なのを良い事に報酬をピンはねする事もあるらしいが。まともな処なら絶対にそんな事はさせないので大丈夫だろう。……その分、可愛い女の子などは居るはずも無い訳ですが。

 今日の受付は50代の体格の良い髭を蓄えたおっさんだ。この人はうるさいのが玉に瑕だが、新人に対して色々と気を掛けてくれる良い人だ。……これで俺をおちょくって来なければ最高なんだけど。


「よお、坊主。お早いお帰りだが依頼は失敗したのか?」

「バカ言え。ちゃんと終わらせてきた。ほれ、これが盗人の家にあった品だ」


 俺はカウンターに担いできた袋を乗せた。


「ついでに他の依頼のモノが盗品の中に無いかも調べてもらえるかな?」

「懐に入れちまえば豪遊できそうなモノも多いってのに坊主は偉いな。全く、他の奴らも見習えってんだ。流石にそんな事になると仕事が増えすぎて大変だがな。ガハハハハ。……少しばかり時間が掛かるが待っていてくれ」


 面倒だったので聞き流していたら、おっさん最後の方はちょっと落ち込んでた。詫びも含め、色々やってもらうし酒代の足しにでもして貰おうと幾らか普段より多めに心づけを渡す。

 最初の頃はヒヨッコにそんな事されても迷惑だと受け取りを拒否られたが、最終的には親孝行みたいなもんだからと言って諦めてもらった。


「もしかしたらかなり時間が掛かるかもしれん、代わりが来たら暇を潰しておいてくれ」

「わかった、よろしくー」



 それから暫くカウンターの前で待っていたのだが、やはり時間が掛かるらしくおっさんの代わりの受付がやってきた。邪魔するわけにも行かないので、夕方まで暇を潰してくると告げてその場を離れる事にした。幸いおっさんは元々受けていた依頼の報奨金を先に渡してくれているので懐は暖かい。


 俺は建物から出るととりあえず食事をする為に酒場に向かう事にした。

 一応、先程の建物の中の酒場にも食事はあるにはあるが、あそこは食事よりも打ち上げで酒を呑む場としての比重の方が大きいので軽食しか取り扱っていない。一番の集客力がある商品が「酒」なので飲食店は酒を必ずと言っていいほどメインに取り扱っているのだ。そのため、食事=酒場という公式が出来上がる。


 また、食事専門の店は国中でも数えるほどしか無く値段も相応に高い。娯楽が少ない世の中では美味しい食事は嗜好品の一種なのだ。世の中には庶民が使う食材を使い庶民が食べれる美味しい食事をと息巻いている変人もとい奇特な人種も居るらしいが、それはとても稀なので除外する。


 通りを道なりに進んで行く。まだ、昼前にも拘らず人の歩いている量が多い。冒険者が依頼を受けて少ない時間帯は仕入れの為の商人や一般人が通る為、人の波は日が沈みきるまでなくならない。

 因みに、建物に面した通りは町の中でも特に賑やかである。何故ならば冒険者はそれなりに金を持っているからだ。生き残る為に必要になる金はとても多いが、それでも他の職で生きる者と比べれば遥かに娯楽に使える金銭は多い。その為、冒険者が通る道は自然と物売りが盛んになる。用意しやすさと使い勝手の良い薬草や保存食の燻製肉。昼食代わりの屋台など様々な店が立ち並ぶ様は壮観ですらある。


 俺は多少誘惑に駆られながらもそれらを横目に暫く歩き続け、近場で一番美味い飯を出す酒場に入った。

ふと気付くと話が脱線します。

……一話も編集しまくって俺設定追加しましたしね。

読みやすくああいった事を書くには如何すりゃ良いのやら。


色々、書いた分を切って張ってしてるので文章がかなりおかしいかもしれません。

今は未だ気付けてないので宜しければツッコミお願いいたします。

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