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0.旋律
* In rhythm of oblivion *
逃げる
なにから?
恐怖から
目を背ける
なにから?
汚い想いから
それらは目の前に壁として立ちふさがり
道を閉じる
背を向け走り出すと
また目の前に壁が生まれる
前に進んだり 後ろに進んだり
右に進んだり 左に進んだり
いつの間にかどっちに進めばいいのか
もう分からなくなっていた
唯一開けた空に
遥か遠い星をみて
昔の夢を思う
あの星に願ったはずの輝きは
いつも
ずっと
遠いまま
掴むことも
触ることも
ひょっとしたら見ることすら
叶わない
* Out rhythm of oblivion *