第18話、いやおかしいでしょう!?
本当に最近投稿できなくてすみません!どうかこれからも(カタツムリのような投稿頻度ですが)お付き合いいただけると嬉しいです!どうかお願いします!
私は今、とてもとても混乱している。
「……アンドルフ様。えー、それで、私の部屋はどこでございましょうか」
「うん。24回目になるけれど、もう一度言うね。ここだよ」
「……アンドルフ様。私の部屋は――」
「こ・こ」
そう言って、彼は部屋の壁を指でトントンと叩いた。
いや、そんなこと言われましても……。
別に、部屋の内装は普通だった。キラキラでも、ザラザラでも、ボゾボゾ(?)でもなかった。それどころか、前のお屋敷よりも幾分か小綺麗という感じの、質素でとても良い部屋だった。
シンプル・イズ・ベストな机と椅子、シンプル・イズ・ベストなベッド、シンプル・イズ・ベストな(以下略)。
正直言えば、ひと目で気に入った。だって、すごく過ごしやすそうなお部屋だったから。
いやしかし、私が問題にしているのは、部屋の内装ではない。部屋がある位置である。
「なんだってアンドルフ様のお部屋のお隣なんですかッ!」
そう、なぜだか私の部屋は、アンドルフ様のお隣の部屋だったのだ。
……別に隣を覗き見たわけじゃない。断固としてそんな趣味はない。扉が、室内を区切る扉が!こう!偉い方特有の!大きくて立派なものだったのだ!
そりゃあ誰しもびっくりしますよ。ここはお偉いさんの部屋ですとばかりに主張する扉と、こじんまりした、どこにでもある普通の扉が並んでいるんですから。
そのちぐはぐさにポカンとする私を察して、アンドルフ様は言ってくれやがったのだ。そこは僕の部屋だよ、と。
いや外聞!と心の中で叫んだのは、私だけではないはずだ。メイドだとしても私だって一応乙女。しかも年頃。アンドルフ様の身分ともなれば、そういうことには気を使いますよねぇ?普通。
そのことを柔らかく指摘すれば、彼は言うのだ。大丈夫、そんなことを考える者は、一人もいないから、と。
……キィィーー!?そうですかそうですか!聞くまでもないと!?あぁもういいですね!顔面偏差値高い人って!そういうのに困らないんですから!なんかそうきっぱり言われると、何がとは言わないがムカつきますね!何がとは言わないが!!
いちいち苛つかせる奴だ。なんだか虚しくなってきたじゃないか!
しかしまぁ、とてもとても不本意だが、その心配はないと来た。だったら思う存分、お仕事してやろうじゃないか!ふん!
……そして、怒りのままに流されたところ、結局部屋の場所は変わらないのだった。めでたしめでたし。




