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バカだけど、革命(か)えてやるよ!  作者: オモシー・ロック
6/6

6時間目.魔法学園ミズガルド2

魔法学園ミズガルドへ着いた主人公たち


どんな出会いが待ち受けているんだろうね!


色々と試行錯誤しながら皆さんが楽しめるように物語を綴っていきたいと思います!


★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★ 


ぜひ次話も読んでください。


よろしくお願いします!!


★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★ 

 一定の魔力があるなら誰でも入学可能の魔法学園ミスリルド。いつからあるのか詳細は不明だが広大な敷地を持ち、魔法の英知を授かるためにあらゆる国から人が集まってくる。

 永世中立を誓った独立都市の中にある学園で魔法に関しては世界最高峰といわれており、ここの卒業生の中には必ず世界で英雄と呼ばれるような人が誕生している。


 そんな学園に僕はこれから通うのか・・・英雄になったらモテモテで困っちゃうな~。今からとても楽しみだな~。

「なに、変な顔してるのよ。どうせくだらないこと考えているんでしょうけど。」

「有名になってモテてる自分でも想像してるんだろう。」

「シーの頭の中はいつも幸せそう。」

 なんか仲間がとても辛辣なんだけど・・・夢見たっていいじゃないか!

「お?どうやら目的地に着いたみたいだな。」

「そうみたい。空の旅、気持ちよかったのに残念。」

「僕たちならすぐに空飛べるようになるさ!その時はみんなで空の旅をしようよ。」

「いいわね、それ。でもあんたが飛ぶのに1番時間かかりそうだけどねw」

 くそー、絶対に先に飛んでやる!!

 

 そうして風に運ばれてきた僕たちは、学園の入り口である大きな門の前に到着した。左右に5メトラ(※約1m)ほどの銅像と、鉄の門扉の真ん中には左手に開いた大きな本を持ち、右手で杖を掲げている魔導士のシンボルがあった。

「すごい大きな門だね~。どっから入るのかな?」

「近づいたら勝手に開くんじゃねえか?」

「「ココハ魔法学園ミズガルド。新入生ヨ、ヨクゾ参ッタ。」」

「うわっ、この銅像しゃべった!?」

「これは疑似生命体で作られたゴーレムだな。普通は精密な動きは出来ない上に知能が低く簡単な命令しか受け付けないと聞いていたんだが、めちゃくちゃ流ちょうにしゃべるじゃねえか。」

「我ラハ、スタバーン学園長ニ作ラレタ疑似精霊体ノ〈ゴーレム〉デアル。疑似生命体ト異ナリ、我ラニハ土ノ精霊ガ宿ッテイル。貴様ハマダマダ不勉強ダ。〈ゴーレム〉ハヨリ高度ニ進化シテイル。コノ学園デ学ベバイズレ知ルコトニナルダロウ。」

「ソレデハ全員招待状ヲ掲ゲヨ!」

 言われた通り招待状を取り出して上に掲げると、突然光ったと思ったら小さな羽が生えたちょっと目が鋭いが可愛らしい小人が現れた。

「ソノ者ハ、オ前タチノ学園生活ヲ手助ケスル妖精〈ピクシー〉デアル。皆ニハ今カラ講堂ニ集マッテモラウ。場所ハ〈ピクシー〉ガ案内スルノデ、ツイテイクガヨイ。」


 話終わったのかゴーレムたちは元の位置に戻ると門が開き、周りの学生たちはピクシーの後をついていった。

「ほら、そこのマヌケ顔。何をぼうっとしてるんだよ。さっさと行くよ!」

 え?マヌケ顔って僕のことかな?この害虫、先に立場を分からせようか。

「おーい、聞こえてるかマヌケザル。顔も頭も悪いとボクっち困るんだけど。」

「誰がマヌケザルだ!この害虫、先に駆除するぞ!」

「このプリティーなボクっちに向かって害虫だって!?顔や頭だけじゃなく目も悪いセンスもないなんて、学園来ても意味ないからさっさとクソ田舎に帰ったらどうだい!」

「何がプリティーだ!ただのチンチクリンじゃないか。そこらへんにいる虫と変わらないんだから、叩かれる前に君こそ森に帰ったらいいんじゃないかな!」

「!~~~~帰れるなら帰っているよ!お前ムカつく!」

 とチンチクリンの妖精は目を潤ませて怒り出し手が光ったらと思ったら、いきなり頭の上にこぶし大の鉄の塊が落ちてきて僕の頭に直撃した。

「イッテーー!何でいきなり鉄の塊が!?」

「これは〈ピクシー〉が良くいたずらで使う魔術だな。いきなり物を飛ばしたり、人を幻覚で惑わせたりしてタチが悪いからな。」

「へへーん、頭の悪いお前も少しは良くなったんじゃない?」

 このくそ生意気な害虫野郎!これからこんな奴に世話にならないといけないの?ちょっとお互いの立場をはっきりさせておく必要がありそうだ。

「もうアンティ、やりたくないからって失礼な態度取っちゃダメだよ~?」

「マジメにやらないとマザーに怒らるる。」

「マザーに言っちゃうよちゃうよ!」

「カーテもサッティもタティーもうるさい!マザーなんて知らないよ。どうせしばらく帰れないんだし・・・もうみんなが勝手に案内したらいいじゃないか!」

 アンティと呼ばれた妖精はそのままどこかに飛んでいってしまった。ずっと不機嫌だったみたいだけど・・・

「ごめんね~、アンティ森から出たくなかったから~。」

「アンティ寂しがりり。」

「アンティはマザーから離れたくなかったのよのよ!」

「生徒と一緒に学園を過ごすのは~人の世界を知ることと~」

「一人前になるためのテストでもあるる。」

「その間は森に帰れないない!」

 あ~なるほど村の子供と同じで母親から離れたくなかったのかな?なのに急に離れ離れになったから、すねちゃって八つ当たりされた感じかな。しょうがない、後で会ったらもう一度話しよう。

「それじゃ~今から講堂まで案内するわね~、そういえば~自己紹介はまだだったわ~私はカーテよ~」

「僕はサッティであるる。」

「タティーだよだよ~!」

「アンティと4人一緒に生まれて、人間的には4姉妹になるのかしら~?いきなり迷惑かけちゃったけどよろしくね~」

 僕はアンティがいないからリアに付いたカーテに、カイはサッティ、ユリはタティーに案内されて講堂へ向かっている途中で離れ離れになったセリオたちに遭った。


「!みなさ~ん、無事だったんですね!水に流されたときはどうなるかと思いましたけど会えて良かったです。」

「セリオも無事着いたんだね!本当にいきなりだったから驚いたけどお互いケガがなさそうで良かったよ。」

「スカウやトオルも大丈夫のようね。すぐに会えてよかったわ。」

「ヴァティでいいでござるよリオ殿。そちらも無事で何よりでござる。」

 僕たちも無事だったから大丈夫と思っていたけど、再開出来て良かったよ。

 それからお互い無事を喜んだあと、妖精についていって講堂へ向かった。


「ここが講堂の入り口よ~」

 目の前にある講堂は、王都で見た教会みたいな形をしているが規模が全然違う。入口の扉は精巧な細工で彫られたデザインをしており、その上には学園の象徴である本と杖を持った魔術師の像があった。扉の周りは放物線上の構造をしたアーチが幾重にも重なったような形をして、壁には魔術言語が刻まれ、魔術言語に疎い僕には芸術的な幾何学模様のように見える。入口の扉までは階段が続いており、その左右には精巧な天使や騎士、幻獣に精霊を模った像がずらっと並んでいた。

 講堂の屋根は綺麗なレンガ造りで、上の方にはとてつもなく大きい鐘楼を囲った建物があった。

 さらに講堂の周りには6つの塔があって、講堂と両隣の塔同士で連絡路でつなげて何か魔術的な意味がある構造になっていた。建物一つ一つは年季が入っているが、ボロいという感じではなく、むしろ王都にある建物のどれよりも頑丈で歴史的な重みが感じられた。

「これはスゲー!周りの6つの塔は後から作られたものって分かるが、真ん中の講堂は明らかに人が作ったものじゃねえな。」

「多分だけど失われた魔法文明時代の遺物で少し現代風に改築された感じ。それを現代魔術で6つの塔と連動させて、広範囲に魔術的な何かを発動させているみたい。」

「ここは聖森の護塔と呼ばれていたとマザーに聞いたことあるわ~。」

「ここは僕たちも居心地がいいなりり。」

「元気いっぱいいっぱいだよ~!」

「すでに塔には魔法学園の生徒が全員集まっているらしいわ~。中を見たらもっと驚くと思うからそろそろ入りましょう。」

 外から見てもスゴイのに、中はもっとスゴいなんてオラ、ワクワクしてきたぞ!

 高ぶる気持ちをそのままに講堂と呼ばれている塔の中へ入っていった。


読んでいただきありがとうございます!!


次は魔法学園の頂点に君臨する人物が登場!?どんな人だろう。


頑張って毎週1回は投稿していこうと思います。


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感想もお待ちしています!


どのような内容でも良いのでよろしくお願いします!!


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