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バカだけど、革命(か)えてやるよ!  作者: オモシー・ロック
4/6

4時間目.王都へ着きました

王都に着きました。


魔法学園に行く前に一休みな感じ?




色々と試行錯誤しながら皆さんが楽しめるように物語を綴っていきたいと思います!




★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★ 


ぜひ次話も読んでください。


よろしくお願いします!!


★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★ 

馬車停留所に急ぐ足を止めると、

ニヤニヤした憎たらしい顔をしたカインと、

仁王立ちで怒っているリラがいた。


「おそい!全く何をしていたのよ。」


「おう、間に合ったようだな。」


「はあはあ、ごめん。本当ギリギリだったみたいだね。それとカイン、その不細工な顔を近づけるな。」


不細工が「なんだと!?」と吠えていたら、馬車が目の前に到着した。


そこから降りてきたのはユリジェンヌ=リジャ=アーネストだった。


彼女の藍色のボブカットとその少し曇ったような優雅な目つきは、

いつ見てもどこかミステリアスで、

彼女の身にまとう薄青色の花柄ワンピースがその印象を一層強めている。


「みんな、おはよう。待たせてしまった?」と彼女はにっこりと微笑みながら近づいてきた。


この地の領主の娘である彼女は、僕たちの古い友人でもある。


ユリーが到着して、リラが早速彼女に声をかけた。


「おはようユリー、久しぶりね!こっちもちょうど集まったところよ。」


「それなら良かった。この半年間は準備で忙しくて、みんなに会えなくて残念だったけど、これからは学園で一緒だから楽しみ。」


ユリーの声にはワクワクした気持ちがいっぱいだ。


半年前には一緒に川釣りをしていたのに、それ以来ずっと会えていなかったからね。


領主の娘としての彼女の多忙さを感じつつ、またこうしてみんなで会えて、一緒に学園へ行くはとても楽しみだ。


ユリーがリラと一通り話した後、カインが片手に本を持って彼女に近づいて行った。


「おう、久しぶりな。この間借りた本、返すぞ。魔法陣の仕組みがよく分かって助かった。」


「久しぶり、カイ。元気そうで何より。魔法陣はもう作れそう?」


「いや、それがまだ難しいな。今の俺にはちょっと早いかもしれないけど、いつかは絶対に作ってみせるさ。」


「カイならすぐに作れるよ。出来たらぜひ見せてね。」


※以降、まだ未修正


 ユリは領主の娘というだけじゃなく、もともと色々出来る子だったから何も驚かないけど、なんでカイまでそんな難しいことを知っているの!?

 いや、僕もちょっと頑張れば出来るんだけどね? 学園行けばきっと出来るようになるから大丈夫だよね!

「それじゃみんな馬車に乗って?」

「うん、ユリも馬車用意してくれてありがとうね。」

「全部パパが用意してくれたから大したことない。シーもこの1か月で何をしていたのか中で色々聞かせてほしい。リラやカイも。」

「そうね、王都に着くまで色々話しようね!ついでにバカ2人が何をしていたのかも聞かせてあげるわ。」

「「頼むからそれはやめて(くれ)!!」」

 馬車の中でこの1か月で何をしていたのか、学園では何をするのかこれからのことなど色々と期待一杯で楽しい話をしながら僕たちは王都に向かっていった。




 △▼△▼△▼△▼△▼




 王都までは5日ほどかかるが会話は尽きることなく話していたら、いつの間にか時間も過ぎていき、すでに遠くから城壁と大きな門が見えてきた。馬車はそのまま門の咆哮へ向かい、門兵に御者が何か封筒みたいなものを渡すと、中身を取り出し入っていた紙をしばらく読んでいたら急に慌ただしくなってすぐに門が開いた。

 すると村では考えられないぐらいの人・人・人!出店もたくさん出て大賑わいで、人込みがスゴイ!

「わぁーーーー、スゴいスゴい!みんな見てみて、こんなに人がいっぱいなの見たことないし、美味しそうなお店がいっぱいよ!」

「おーーー、これは確かにスゴいな!露店で普通に魔法石とか魔具も売っているし、リジャ村じゃ考えられねえな。」

「カイ、あっち見てみて!あの子、スゴいよ!僕の目には上から95・68・89のかなりの大物だね。他にもいるし、やっぱ王都は一味違うよ!」

「なに!?おお、確かにレベルが高いな!!」

「これからが本当に楽しみ(コキッパキッ)ちょっリア、指はそちらには曲がらなEーーーーーーー!!!」

「(ミシミシッ)ぐぁーーーーー、ユリやめろ、頭は握るものじゃnt」

「シー?そこの出店にあるパンが食べたくなってきたから(パキッ)早く買ってきてくれないかな?指折り数えて待っているから(ポキッ)」

「折ってるのぼくのゆびーーーーーー!買ってくるから手をはなしてーーーーー!」

「カイ、よそ見はだめ。しっかりとこっち向いて。(ギリギリギリッ)」

「ギャァァァァーーー、それ以上首回らないからヤメローーーーーー!!」

王都来たテンションで油断してしまった僕たちは、リラとユリの機嫌を直すためにパンを買わされ、しばらくはご機嫌取りをさせられながら、今日泊まる宿に着いたのだった。


「ひー、本当えらい目にあったよ。」

「まったくだ。つーかお前のせいで俺まで巻き込まれたじゃねえか」

 宿についてから2人部屋を2つ借りて、リラとユリとは荷物などを置いて少し準備してから王都を一緒に歩こうとなったが、僕たちは特に準備することもないので、ベットに座って少し休憩していた。

「はははゴメン、いやーつい油断してたよ。そのお詫びに道中で(エロ)本が売っているところを見つけたから案内するよ。」

「相変わらず目は良いよな、おまえは。ただ行くにしても後でこっそりな。」

「ああもちろんさ!」


 そのあとはリラとユリも準備が出来たので、宿を出て王都を見て回った。村では見かけないような美味しい食べ物が露店に並んでいたのでつまみ食いしたり、魔法具店では中の物を腐らせないようにするために真空化する大きな箱とか、手のひらサイズの丸い筒の中に魔法石を入れてボタンを押すと、火や水が出たりしてとても便利なものがあってとても面白かった。

 それから魔法学園へ行く日まで図書館や博物館に寄ったり、王城や今までの国の英雄たちの像をみたり普段見ない珍しい物を見て回って観光を楽しんだ。


「あー楽しかった~。結構色々と回ったわね~。」

「うん、私もみんなとこんなに遊んだのは久しぶりで楽しかった。」

「だねー、あのドラゴンでも切れるっていう剣とかデカくてスゴかったな~。みんなもあれ欲しいよね?」

「あんなもん欲しがるやつほとんどいねえよ。それよりも魔法具店であった指輪型の魔具は便利で良いだろう。だが杖型と違って高いよな~。」

「私はグローブ型が良かったわ。特に腕まで覆う魔鋼のやつね。あれなら殴っても壊れなそうだし。」

 普段から火を纏って殴ってくるのに、さらにあんな着けて殴られたら死んじゃうから止めてください。

「あんたが殴られるようなことばかりするからでしょ。」

「あれ、僕何も言ってないんだけど!?」

「言わなくても顔に書いてるでしょうが。これは早めに買っておくべきね。」

 ひーー!そんなに僕のことを殴りたいの?!

「明日魔法学園に行くから、最後にどこに入口があるのか見に行くがお前らはどうする?」

「うん、私も見ておきたい。」

「そうね、私も見ておこうかしら。」

 

 そのあとは王都の右手の方に大きな森があり、その中に魔法学園の入り口があるとのことなので、まず森の方へ歩いていった。だんだんと人波が減り、森の近くに来ると大きな立て札で[魔法学園ミズガルドへはこちら]とあり、そこにある横道を通り抜け、森の奥の方に進むと、レンガで積まれた壁に木の扉が見えてきた。

「なんか思っていたのと違うね。もっと大きな、まるで王城みたいな大きいところって思っていたのだけども、こんなところを通うのかな?」

「そんなわけないだろう。ここはあくまでも学園へ行くための『入口』だ。」

「決まった時間にならないと現れない。しかも魔力がないと入ることも出来ないという噂。」

「それにしても扉を開けても中はただの平地よ?こんなところに『入口』なんかあるのかしら?」

「それは明日にならないと分からんな。お袋に聞いた話だと明日の正午になったら分かるらしいから、その時間までにまた明日来たらいい。」

「じゃあ今日はもう宿に戻って休もう。明日はもしかしたら先生に会えるかもしれないし。」

「なんだ、遊び惚けて忘れているかと思ったぜ。」

「そんなわけないよ!先生の言う通りに剣だけは振ってきたから、その成果を見せたいからね。」

「そうね、久しぶりに先生に会いたいわね。とても楽しみだわ。」

「私も先生に会いたい。作った魔具を見てもらいたい。」

 明日はやっと先生に会いに魔法学園へ行くことが出来るようになった僕たちは、宿に戻って休んだ翌日の正午に再び森の奥へ向かった。


読んでいただきありがとうございます!!


次はとうとう魔法学園へ!




頑張って毎週1回は投稿していこうと思います。


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感想もお待ちしています!


どのような内容でも良いのでよろしくお願いします!!


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