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聖女ドラメルと最後の竜  作者: 創作草
第五章 その爪牙に祝福を
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幕間、船長の呟き

「…っと。この辺りの雨雲は、本当に安定しませんね」


空船操縦席にて。

目の前の雨雲を大きく避けて、メーレン・フロウシは溜息をついた。

雨期の空船の操縦は本当に難しい。


そもそも、空船の操縦は空船自体が大きく動くため、本来かなりの揺れを伴うものだ。

乗っている側だと分からないが、出発前に決めた航路から、今は随分ズレてしまっている。操縦しながら、より危険のない航路へ変え続けている影響だ。


「ここまで大回りになったのは、久しぶりですね」


つまり、雨期の空船の操縦には、臨機応変さが求められる。ただでさえ操縦の難しい空船を、雨期に飛ばすことのおかしさが分かるだろう。


(まあ…聖女様の事情は、何となく分かりますが…)


コンボボロ島に寄港する前、聞いてしまった事。災竜になれる人間。まさか彼以外にそんなヒトが居るとは思わなかった。


「…はっ」


小さく笑いが出た。

生き方を変え、()()()()()()()()筈なのに、自分の人生にはどうしても災竜が付き纏うらしい。


(それよりも…ケイオール島ですか…)


聖女様たちが次の目的地とした場所。空船の力の源となる『浮遊石』の原産地。

自分にとっては、()()()()()()()()()()


(懐かしいですね…)


再び目の前に現れた雨雲を避けながら、空船長は小さく微笑んだ。

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