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聖女ドラメルと最後の竜  作者: 創作草
第四章 その花束に約束を
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幕間、エンカウンター

走る。走る。

ただ走る。

何も考えず、がむしゃらに。


誰が走っている?

決まっている。紛れもない私だ。

どうやって走っている?

決まっている。この二の足を動かしてだ。


どこを走っている?

決まっている。見慣れた森の中だ。

いつまで走っている?

決まっている。疲れるまでだ。



では、どうして走っている?


………。

…そんなの、決まっている。


そうやって走って、走って。

逃げるように走って。

掻き消すように走って。


木の根につまづいて。洞窟に転げ落ちて。

底の底の、底まで落ち切って。



そこで、彼女と出逢ったのだ。

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