#52 【雑談】ねこと観測者とロリとかく語りき【あるてま】
【雑談】ねこと観測者とロリとかく語りき【あるてま】
29,684 人が視聴中・黒猫 燦 チャンネル登録者数 12.1万人
#黒猫さんの時間 #オワリの刻 #リーゼロッテのリファレンス
「リア充の体力ってヤバくない?」
配信開始の最初に言った言葉がこれだった。
:いきなりどうした?
:挨拶もなしにリア充の話か
:黒猫には縁のない話ですねぇ!
「いやいや、この前リア充とカラオケに行ったんだよ。で、アイツら1日動き回った後なのにカラオケではしゃぎまくってて、マジ体力オバケのパリピって感じでビビる」
:は?
:黒猫さんがリア充とカラオケ?
:強がるなよ
:もうその嘘は聞き飽きた
チャットを見るとすごい勢いでわたしの話を否定する言葉が流れていく。
コイツら、本気でわたしが人とカラオケ行けないと思ってるな……?
「ふっ、けど許すさ。今の私は一回り成長した黒猫燦。お前たちの煽りにも決して動じないのだ」
:言ったな
:キレたら即配信終了
:↑今日確かコラボだったと思うんですけど…
:5分持つかどうか
「受けて立つよ! キレたら即配信終了するね!」
「あの、正気ですか?」
「初コラボが即終了なんて流石はあるてまね……!」
「そんなわけで今日のゲストは2期生の終理永歌と3期生のリーゼロッテ・フォン・びびゅ、びぶりおてゅ……、ビ、ブ、リ、オ、テー、ク。の3人です」
:噛んだ
:かみかみ
:黒猫さんが司会で大丈夫か??
「噛んでないが?」
「噛みました、ね?」
「噛んだわね」
「ッ………ふぅー」
「あ、キレるの堪えた」
「凄い、ですね。黒猫さんも成長している、ということですか」
きゃっきゃと煽ってくるコラボ相手に深呼吸で心を落ち着ける。
まあ、まあ、まあ、この程度なんてことはない。
このまま進行しても問題ないさ。
「で、で、で、今日の配信は小説について語ろうってテーマなんだけど、ふたりは小説とか読むの?」
「私は観測者なので、ある程度は読んでます」
「ふふん、悠久の時を生きる図書館館長を舐めないでよね。それはもうたくさん読んでるわ。た~くさんね」
リーゼロッテ・フォン・ビブリオテーク。
彼女は一言で表すならロリだ。
黒髪赤眼のロリ。
何気にあるてまって今までロリ枠がいなかったので、初配信の時はそういう趣味の人たちが歓喜したとかしていないとか。
しかし、ふたりとも結構読んでいると来たか。
わたしはラノベとかweb小説とか、手軽に読めるものしか読まないから話題に付いていけるか不安だ。
:どうせ黒猫さんはラノベしか読んでないよ
:あと小説家になろうとかな
:なろう系に詳しいねこじゃん
「おや。黒猫さんはなろう小説に詳しい、のですか?
「あ、うん。まあ普通の文学作品よりは、なろうとかのほうが分かる、かな?」
「じゃあ今日はなろう系について語りましょう? ふふっ、先輩と語れるなんて嬉しわね」
「リーゼさんはやはり、小説家になろうはMacBookで見ているのでしょうか?」
「ええそうね。いつの間にかうちの図書館にあった不思議な本──通称MacBookで見てるわ! この子のおかげでステキな先輩や物語にたくさん出会えて、本当に嬉しいの」
:リーゼちゃんええ子やな
:3期生みんないいこいいこ
:それに比べて2期生は…
:クセが強い!
「まあ私は2期生の良心なんだけど」
「? 通話の調子が、悪いですね」
「変なノイズが聞こえたわ」
「よーし上等だやってやろうじゃないか」
:キレてる?
:お?配信終了か?
:ばいにゃー
「キレてない」
わたしをキレさせたら大したものですよ。
「で、本題。オススメのなろう作品ってある?」
「私は……最近読んだものだと、【悪役令嬢、板前になる】が面白かったです」
「板前令嬢、良いわね! 私は【エルフの森焼いてみた~森の奥からロボット無双~】をオススメするわ!」
「えぇ……ふたりともマニアック過ぎない?」
「まあ。確かにマイナー作品では、ありますね」
「ランキングに乗ってない作品で面白い作品はたくさんあるわよ?」
タイトルで検索をかけるとブックマークが100件前後の作品だった。
決して多いと言える数ではないが少ないわけでもなく、そしてブックマークの数が面白さに直結するわけではないのがweb小説というものだ。
見れば感想は更新のたびに最低でも20件は来てるようで、かなりコアなファンが付いていることが分かる。
:板前令嬢知ってる人いて嬉しい
:初めて聞いたけど気になるわw
:エルフの森を焼いたら奥から茨で封印されたロボットが出てきて主人公が魔法世界で無双する物語、なるほど…
「板前令嬢は導入こそよくある悪役令嬢ものなんですが、異世界から召喚された職人のお寿司に感銘を受け、王子そっちのけでお寿司の素晴らしさを伝えるために奔走するのが、面白いですね。特にお寿司が認知された後のSUSHIバトルが……此処から先は読んでのお楽しみ、です」
「まさか寿司職人が召喚された理由が……おっと、これ以上はネタバレね」
「普通に気になるんだが?」
:ブクマ1000超えてるじゃん
:すげーな宣伝効果
:作者ツイッターで困惑してるし
「じゃあ次はわたしの番ね。ずばりエルフロボのいいところ、それは挿絵が素晴らしいわ! というのもこの作者さん、人よりロボットとかメカメカしいものを描くのが大好きでよくイラストを付けてるんだけど、それが本当に凄いの。エルフってタイトルに付けてるくせに人のイラストは一切描かずにロボット一筋、そこらのプロより断然格好いい造形と創作への姿勢がしびれるわね!」
「エルフヒロインとヒューマン主人公の、お色気シーンなのに、側のロボが描かれている時は流石に、笑ってしまいました」
このふたり、めっちゃ語る。
終理永歌に関してはお前そんなに喋るキャラだったっけ、と言わんばかりの勢いだ。
いや、元から結構ノリの良いやつだったしこんなものか……?
「それでそれで1番の見所は、っと。す、すみません、ちょっと熱くなりすぎましたね」
「ふふ……好きな話になると、つい、熱が入ってしまいますね」
「まあ、今日はそういう日だから気にしなくていいよ。その方が私も楽だし……」
:おい司会!
:ちゃんと進行管理してもろて
:黒猫の枠でやるって言ったのだれー!?
「ところで黒猫さんのオススメは、なんですか?」
「私が最近気に入ってるのは、んー、あっ! 【美少女転生、クソザコスペックで人生ハードモード】ってやつ好き。日常生活も怪しいよわよわ美少女が可愛いよ」
「ああ、黒猫さんみたいな主人公ですね」
「可愛いわね、この主人公。黒猫さんみたいで」
「弱くないが?」
「ペットボトルのキャップ、開けられますか?」
「流石に開くが!?」
「50メートル走、走れる?」
「余裕だが???」
ちょっと14秒ぐらいかかるだけだ。
:読んだことあるけど黒猫さんのほうがちょっとだけスペック高いよ
:ちょっとだけな
:もしかしたらほんの少しかも
:現実が創作と競い合うなよ作者かわいそうだろ!
「なんで私が怒られんの!?」
「初めて読んだときは、この低スペックは創作ならでは、と思いましたけど。今だと黒猫さんが、いい勝負をするせいでリアリティがありますね」
「現実が創作に追いついたのか、創作が現実に追いついたのか、気になるところね」
「お前ら私のことバカにし過ぎでは!?!?!?」
:あ、キレた
:配信終了
:ばいにゃー
:記録14分
:思ったより持ったな
チャットは完全に配信が終わった前提で既に感想がちらほら流れ始めている。同接人数も少し減った。
え、これ本当に配信切るの? マジ?
「お疲れ、様でした。短い時間でしたけど、web小説のお話ができて、楽しかったですね」
「あるてまでこういう話ができる人って中々いないから楽しかったわ。またやりたいわね! 出来れば次は即終了しない感じで」
「締めに入ってる!? え、え、本当に終わっていいの!? 冗談じゃん!?」
「1度言ったことを、曲げるのは良くないので……」
「約束なら仕方ないわよ……」
:あーあ
:リーゼちゃんかわいそう
:また後日コラボしろよ
:まあ黒猫らしい配信だったな
:短くてもカロリー高め
「あぁ、もう! はい、じゃあ今回はここまで、ばいにゃー!」
◆
【Twitter】
【黒猫燦@kuroneko_altm】
コラボしたと思ったら即終了したから枠取り直した
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