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美少女になってちやほやされて人生イージーモードで生きたい!  作者: 紅葉煉瓦
#黒猫コラボ

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133/177

#133 【コラボ】天猫にゃん大解剖スペシャル【黒猫燦/天猫にゃん】

「はい」


:はい

:はい

:はいじゃないが

:はい


「というわけで今日はコラボ配信します。ゲストはなんかその辺で拾ってきた天猫にゃんさんですぱちぱちー」

「はーい、いつもはご主人さまに会いに天界からやって来る貴方だけのVTuber、天猫にゃんでーす! 今日は先輩猫の黒猫さんに泣きつかれたので天界からやってきました! にゃんっ」

「うーん、コラボ配信で緊張してるのかな。よくわかんないこと言ってますね」


 案件なら兎も角、わざわざコラボ配信に台本なんて用意しない。

 だから開始の挨拶もその場のノリと勢いでお互いに喋っているのだが、天猫にゃんは相変わらず黒猫燦に対して対抗心のようなものを持っている……キャラらしい。

 まあそっちがその気ならこっちも乗るのが礼儀(プロレス)というものだろう。


「それより! 黒猫さん!」

「ん?」

「天猫は黒猫さんに物申したいことがあります!」


:なんだなんだ

:物申しチャンネルさん!?

:開始早々先輩にお気持ちとか天猫も偉くなったな

:大丈夫?炎上しない?

:キャットファイトファイッ


「ちゃんと! 開始の挨拶は! しましょう!」

「え、してるじゃん。ちゃんと」


 何なら今日は丁寧に天猫にゃんをフルネームで呼んで、オマケに拍手もした。

 これが我王なら「厨二病乙」とか超雑に紹介していたところだ。

 しかし天猫にゃんは気に入らないのか、なおも食って掛かる。


「はい、じゃなくてこんばんにゃーじゃないですか! 黒猫さんの挨拶は!」

「うっ」


:はい

:それはそう

:ごもっとも

:もっと言ってやれ

:天猫にゃんのファンになりましたチャンネル登録もしました

:俺たちはにゃんちゃんの味方だ

:もっとこんばんにゃーって言え、もっと黒猫さんにゃーって言え


 あ、あれ、ウチの配信なのに味方が一人もいないぞ……?


「いや、あの、でもさ、コラボ配信ってさ、ほら、挨拶省いちゃわない? テンポとか尺とか時間とか都合とか色々あるし」


:お前普段から言わないだろ

:はいは挨拶じゃないが

:普通にコラボ配信でも普段通りの挨拶してるVいっぱいいるぞ

:挨拶は実際大事、古事記にもそう書かれている


「うぐぅ……」


 み、耳が、いや目が痛い!

 更にリスナーからの援護射撃に勢い付いた天猫にゃんは畳み掛けるように、


「いいですか黒猫さん、挨拶は大事なんですよ。クリエイターさんの中にはお仕事の依頼をするときに最初に名乗らなかったら絶対にお仕事を受けないっていう人もいるんですから。もしかしたら配信の挨拶も省略したら絶対に見ないっていうリスナーさんがいるかも知れません」

「いやぁ、それはないんじゃ……」

「なにか言いましたか?」

「あ、いえ、ナンデモナイです……」

「それにVTuberにとって開始の挨拶は名刺と同じです。ちゃんと世界に向けて自己アピールしましょうね」

「はい、仰る通りです肝に銘じます……」


 これじゃどっちが先輩か分かんないな。


 最近は挨拶がないVTuberも増えてきているが、それでもお決まりの挨拶を持っているVTuberは決まって開始の挨拶をする。

 それは言ってみればこれから配信が始まりますよ、というお知らせであったり、初見の人に自分を知ってもらうためのものだったり。

 理由は様々だが天猫にゃんが言うように省いて損はしても得するものではないだろう。


「黒猫さんを強化するためのコラボですからね。黒猫さんのダメなところはバシバシ指摘しますよ!」


:いいぞもっとやれ

:俺たちが許す、構わんやれ

:リスナーも普段から言ってるんだけどね…その場の返事が多いのよ

:挨拶も今度からするよって言ってたまにしかしないもんな…


「お、お節介リスナーどもめ! そういうの最近は嫌われるんだぞ!」


 くそぉ、天猫にゃんにコラボをお願いしたのは失敗だったかもしれない。

 コイツは普段の活動や配信に完璧を求める、いわゆる偶像(アイドル)タイプのVTuberだ。

 そういう真面目で堅実な実力を買ってコラボのお願いをしたんだけど……、もしかして早まったか?


「というわけで、もう一度挨拶をしてみましょう」

「えぇ……」


:いっそ天猫にゃん見習って長めの挨拶しないか?

:あれね、黒猫燦の言ってないけど有名な台詞シリーズ

:黒猫燦って書いてくろねこさん、皆さん親しみを込めて黒猫さんって呼んでくださいにゃー

:燦々輝くあるてまの太陽!みんな照らして大炎上!黒猫燦にゃー

:出た

:むしろこれが黒猫燦の本来の挨拶って言われても違和感ないぞ


 どこぞの駄兎が密かに広めていた挨拶はいつの間にかリスナーの間にも浸透していて、未だに擦られている。

 これからはちゃんとこんばんにゃーって言うからその挨拶だけは勘弁して欲しい。


「はいはい。こんばんにゃー、黒猫燦です。今日は天猫にゃんさんをゲストに招いて色々質問していきます。ほら、これでいいでしょ」

「うーん、やっぱり天猫みたいに気合の入った挨拶にしません?」

「しません」


:そんなー

:低評価押しました天猫はチャンネル登録しました

:実際特徴的な挨拶って耳に残るし名前知らなくても挨拶は知ってるって現象よくあるぞ

:紅蓮の炎に抱かれろ!


 我王のアレは挨拶に聞こえないし、どんな神経してたらそんな挨拶思いつくのか一度本人に聞いてみたい。あいつ裏でもあのキャラ貫いてるから適当にはぐらかされそうだけど。

 しかし、まだ配信は始まったばかりだというのにオープニングトークだけでどれだけ時間を取ってるんだ。

 そろそろ本題に移りたいんだけど……、いや、進行はわたしなんだからここは強引にでも自分で軌道修正すれば良いのか。


「んんっ、じゃあ場も温まったことだしそろそろ次行くよ?」

「ふっふっふ、今日の本題ですよね?」

「そうだよ。題して、」


「天猫にゃん大解剖スペシャル!」「黒猫燦大解剖スペシャル!」


 ん?


:ん?

:え?

:ほーん?

:すまん声ダブって聞こえなかったからもう1回


「えっと、天猫にゃん大か──」

「はい! というわけで! 今日は黒猫さんに色々質問をして、赤裸々に色々答えてもらおう! という企画です! ぱちぱちーはい拍手」


:88888

:ぱちぱちぱち

:いぇーい

:?????

:配信タイトル?

:天猫にゃん大解剖スペシャル(解剖できるとは言っていない)

:の、乗っ取りだぁああああああ

:正直こっちのほうがおもしろそう


 え、なにそれ聞いてない。

【コミカライズ版『美少女になってちやほやされて人生イージーモードで生きたい!』連載終了のご報告】


この度、2023年10月11日をもちまして、コミカライズ版『美少女になってちやほやされて人生イージーモードで生きたい!』が連載終了することをご報告いたします。


応援してくれていた読者の皆さん、ここまで携わってくれた秋田書店と編集さん、何より自分のために言っておくと今回の件は「打ち切り」ではなく「紅葉煉瓦から」終了のお願いをしました。

単行本1巻の売上と評判は電子版含め好調で、このまま続けばさらなる展開も狙える可能性は充分ありました。

これはひとえに読者の皆さんのおかげです、ありがとうございました。


原作であるWeb小説『美少女になってちやほやされて人生イージーモードで生きたい!』は今後も変わらず連載を予定しております。

今後ともよろしくお願いします。


《追記》

詳細について語りました。

めちゃながなので見る人はチャットで様子を伺いながら飛ばし飛ばし見てください。

URLはマイペとかTwitterのアカウントから(限定公開なので再生リスト『ちやイジ』か配信開始ツイートからアクセスお願いします)





コミカライズ終了したので出版社様、書籍化とコミカライズのお誘い待ってますいくらでも全編書き直ししますから(小声)

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― 新着の感想 ―
[一言] コミカライズ版とweb小説版でちょっと展開違って新しい絡み期待してたからちょっと残念
[一言] 更新ありがとうございます!これからも応援させていただきます!
[一言] まさかの乗っ取りいいぞもっとやれー
感想一覧
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