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光をたずさえる、お姉さん。

読んで頂くだけで光栄です(笑)

あなたの貴重なお時間、ほんの少しお分け下さい。

「きれいだ…。」

とても そう思っていられない状況の中で、僕は思った…。

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇



この少し前。


剣と魔法、精霊の力はもちろん、「キカイ」と呼ばれる技術も

ある世界「ファンク」。

その中にある僕の村は、魔物に襲撃を受けた。


周りは、燃え盛る家屋、人間の死体…。

恐ろしい異形の魔物たちが、その数をどんどん増やしていく。

真夜中とは思えない程の騒がしさが、じきに大人しくなる。


そして。


今生き残ったのは、たった一人…この僕だけだった。

震えるしか無かった、自分には力もない。

年齢もやっと12歳になったばかりだ。


リーダーらしき魔物に、部下が言った。

「あの小僧で最後です。」

ああ殺されるんだ。逃げる事も、もちろん戦う事も出来ない。

絶望という言葉の意味を、知りたくもない体験をして知った。


「殺せ。」

魔物のリーダーが言った。

「グオオオオオッ!」

押し寄せてくる魔物たち。


「バシュウウウウウウンッ!」

一筋の光が入る。

「ウギャアアアッ!?」「グガアアアッ!?」

複数の魔物たちが目の前で切り裂かれた。


何が起きたか全く分からない。

その時だ。

「ゴゴゴゴ…。」

僕の後ろから、3つの光…いやキカイか?

その中で一番大きい、輝く獣の形をしたキカイに…

人が腕を組んで立っている?


「なんだあれは!?」

ざわめき出す魔物たち、そこへ向かって…。

「ゴゴゴゴゴゴゴゴッ!」

…え?…………突っ込んでくる!?


「ドガドガドガッ!」

容赦なく魔物たちに激突!吹き飛ぶ魔物たち。

僕は間一髪、よける事が出来た。


いや、ほんとに間一髪。

今よけた事に関しては、自分を褒めてあげたい。




「スタッ。」

輝く獣の形をしたキカイから、

人が華麗に降りて来た。

若い女の人…お姉さんだ。


光をたずさえ。

黒く長い髪、スラっとした身長に、凛々しいルックス、輝く右手。


こんなに家が燃え、人が死に、自分も震えていたのに、その事よりも

目の前のお姉さんのキレイさに心奪われたのだ。

だがそれも、お姉さんの次の一言で崩れ去る。


「〇ン〇ンついてるんでしょ、情けないわね。」


この顔が言うんだ!?というのと本当の事で「うわ!?」となった。

落ち込む自分を後目に、お姉さんは言う。


「後はアタシやるから。」

お姉さんが輝く右手を振り上げる、「獣機…いけッ!」

光のキカイが魔物たちに襲い掛かる。

圧倒的なキカイの強さ、なぎ倒される魔物たち。

それを操る美しくキレイな女の人。


間違いないのは、僕は絶望から救われた。



この物語の主人公であるお姉さん、「アルビナ」に。

読み終えて頂き、ありがとうございました。

皆様の反応とか、自分の時間で不定期に書きます。


次回あれば宜しくお願い致します。

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