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世界とセカイ  作者: 四季
第1章
3/3

2



「優刀?」


なにか、様子がおかしい。

がちゃん、と玄関の扉が閉まる音がやけにうるさく感じて眉を顰めた。

帰るってどこに?家じゃないって言っていた。それでも、優刀の帰る場所なんて自分の家くらいしかなくて。

胸騒ぎ、嫌な予感。ざわりと心臓が騒ぐのはただの思い過ごしだろうか。いや、それならいい。でも昔から私の悪い予感は結構当たっているから嫌なの。


「んー、」


電気消すだけだったらすぐ帰ってくるはずだ。それでもいてもたってもいられなくて、テレビの電源を消して立ち上がった。

現在時刻は午後9時前。多分お母さんもお父さんもそろそろ帰ってくるはず、ふたりが帰ってくる前には優刀を家に連れ返さなきゃ。


そうと決まれば行くしかない。

出て行った優刀を追いかけるように、玄関の扉に手をかけた。

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