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俺の人生を180 °変えた少女は____  作者: おちょこれーと
出会い
15/15

アスヒ君の過去…3

ア「僕は…弱いです…」

?「アスヒく…」

ア「でも!!僕だって…闘えるって証明したい!!守られるだけじゃダメなんです!!ぬいぐるみさん!!」

?「アスヒ君…!」

?2「ぬいぐるみじゃないかんな!よし、いくぞ、アスヒ!!!」

ア「はいっ!!」

ぬいぐるみさんと手を繋いだ瞬間、僕の右腕が光り、紋章が浮かんできた。

ア「これは…」

?2「契約した証だ!これで君も魔法使いだ!」

僕はコクっと頷いた。誰からか教えてもらった訳じゃないけど、どうすればいいかはもう分かっていた。

?2「さあ、行って来い!りまが食い止めてるうちに」

ア「はいっ!!」


      僕だって…出来る!!!


ア「スターライト・シーイング!!」

?「うぐぅおおおお!!」

ズシャァァアン!!

?「アスヒ君!!」

はぁ…はぁ…

?「出来たじゃん!アスヒ君!」

ア「はい!出来ました。でも…これからどうすれば…」

両親は、よく分からないけど、悪魔界で眠らされてるらしい。

?「決まってるでしょ?」

ア「えっ…?」

?「私と一緒に行こう!」

ア「はいっ!有り難うございます!あの…聞きそびれてたんですけど…」

?「ん…?」

ア「お名前は…」

すると彼女はクスリと笑い

り「私の名前は松崎りま!ずっと昔に会ってるよ!」

それが分からなかった。さっきも言ったように、僕は彼女と会うのは今日で初めてだったはず…

り「まあ無理もないか。だって、『この姿』じゃなかったもん」

ア「えっ…?」

り「ハハッじゃあこれなら分かるかな?よっと!」

ア「?!!」

ねっ…猫!?しかも…この猫…

ア「僕が昔拾った猫…」

り「よっ…と!そう!実はその猫は私だったの!」

もう一度人の姿に戻ったりまさんは、ニパっと笑いながら言った。

り「猫の姿だと、怪しまれずに行動できるからね!でも迂闊だったな…まさかどしゃ降りが降ってきて倒れちゃうだなんて」

…そうだ。僕が小さい頃、道端で倒れている黒猫を拾って、助けたんだ…。

り「あの時はありがとね、アスヒ君!家でかくまってもらえるなんて思ってなかったよ」

ア「…だから僕の名前も分かってたんだ…」

り「そゆこと!」

?2「おら、二人共、そろそろ帰るぞ!アスヒにも家や唯世を紹介しなきゃ…」

ア「あっぬいぐるみさんの名前は…」

ル「ぬいぐるみじゃないって何度も言わすな!私はりま達のサポーターのルイだ!ぬいぐるみでも妖怪でもなく、よ・う・せ・い!だからね!」

ア「分かりましたです!えっと…これからよろしくなのです!りまさん、ルイさん!!」

理「…!うん!よろしくね、アスヒ君!!」


____________________________


ア「これが、僕とりまさんの出会いです」

晶「そう…だったんだ」

…沈黙が続く。まずい事聞いたかな…。

ア「だから…」

晶「?」

ア「だから僕は、この力全てで、りまさんを守りたいんです!」

晶「…」

ア「それで、命が尽きる事になっても…」

晶「…!!!それは流石に…!」

ア「いいんです。元々あの時りまさんに助けてもらわなかったら、無かった命ですから…。」

…俺はなんて奴だろう。こんなにも辛い思いをしている奴に、ただのライバルだと思って嫉妬してしまうなんて…。

ア「…柳瀬さんは…」

晶「ん?」

ア「…いえ、何でもないのです!それでは、僕はこっちなので…また明日、学校でお会いしましょう!」

晶「…おう!じゃあな!…アスヒ!」

ア「!…はいっ晶さん!」

アスヒは丁寧にペコリとお辞儀して小走りで帰って行った。

今は深く考えずにいよう…。あっ!



晶「俺も、なんか役にたてたらな〜」


この時の俺には想像も出来なかった。

まさか俺が、『真の力』を持っていたなんて…


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