アスヒ君の過去…2
ア「うわぁぁぁ!!!」
なんで?なんで?!僕の頭の中は真っ白になった。でも…
モン「ぐわぁぁあ!!」
ア「ひっ!!」
僕はまた、ひたすら走った。もう、それしか考えられなかった。足が上手く動かない。もういいや…
もういっそ…食べられてしまおうか…
?「ティンクル・ダクト!!」
モン「うぐぁぁあ!!」
ア「?!!」
いきなり現れた少女。それは_____
?「諦めちゃダメ!アスヒ君!!私は知ってるよ?君の事_____」
ア「どうして…?僕は貴方に会ったことは、さっきが初め…」
あれ…?でも…
懐かしい…
次第に震えが小さくなっていく。
モン「うぐぅおおおお!!
ア「…!!やっぱり、もうダメ…」
?「信じて!!」
ア「えっ?」
?「諦めないで信じて!君の本当の力!!貴方には『素質』があるの…。こんな所で諦めたら、きっと君は死んでしまう…。」
何を言っているのか、さっぱり分からなかった。
?「ストーン・エッ…きゃあっ!!」
ア「っ…!!」
少女が押されている。このままじゃ____
?2「信じて?アスヒ君の力」
ア「うわっ!」
ぬい…ぐるみが…喋った?!
?2「ぬいぐるみじゃない!!…ねぇ、私と契約して、この化け物を倒さない?」
ア「えっ?」
?2「君はあの子…闘ってる子と同じ『力』を持っている。君も闘わないか?世界の為に…そして、家族の為に…」
ア「家族は…もう死んで…」
?2「まだ死んでない」
ア「えっ…?」
?2「悪魔に殺られた人間は、死んでるように見えて、実は悪魔界の地下室…『終わりの地』に眠っている。…魂が…ね」
ア「っ…!でも…僕には闘え…」
?「アスヒ君!!!」
ア「!」
?「このままでいいの?違うでしょ?キミは__」
_______強い子だから_______
あっ…
母「アスヒは自分の名前の由来、知ってる?」
ア「いえ…知らないです…教えて下さい!」
母「アスヒの名前の由来はね…強い子になってほしい、っていうか理由があるの」
ア「…?名前に『強い』見たいな言葉、入ってないですよ?」
ましてはカタカナだ。
母「アスヒは産まれつき体が弱くて、産まれた時一度心臓が止まった…って話はしたよね?」
ア「…はい…」
そうなのだ。僕は産まれつき体が弱く、産まれた時心臓が止まり、死にかけたのだ。両親から、「よく頑張った」と言われていた。その理由は聞いてなかったけど…
ア「もしかして、それに理由が?
母「ええ。実は医者に、もう無理だろうって言われてたの」
ア「…それって」
母はコクっと頷き
母「そうなの。でもね、アスヒは奇跡を起こしたの!」
僕はビックリした。母の話をまとめると
僕は生まれたその日に死ぬだろうと言われていた。しかし、次の日に奇跡が起こった。それは…
母「その日は死にそうだったのに、次の日にはすっかり泣き出したの!他の赤ちゃんみたいに!」
でも、不安定な状態は続き、いきなり発作を出すこともあった。
母「それでもアスヒは諦めずに、病気と闘ったはだからね、明日も明後日も元気に強く要られますようにって…」
アスヒ(明日日)ってつけたの