1・決心
「さよなら」
20歳の冬
カレシと別れた。
とても寒かった。
付き合って2ヵ月ちょっと過ぎた頃だった。
別れをきりだしたのは
カレシの方だった。
メールで、
「終りにしよーぜ」
別れを告げられた。
「まじ!?」
涙が…
いっぱい出てくる。
いっぱい。
他に気になるコができたらしい。
もう、アタシのコト好きじゃないんだね。。
…なんで?
人の気持ちって、
そんなに変わりやすいモノなのかな??
飽きちゃった?
駄目なとこあったかな…
ネガティブなアタシ。
マイナスに考えてしまう。
自分に欠点あったかな?
とか、
嫌なことした?
とか、
ずっと考えこんじゃう。
自分に自信がないから…
好きな人に嫌われたらどうしようって、
恐かった。
もっと…
自分を愛してほしかった。
一緒にいたかった。
一緒の時間を過ごしたかったよ。
ワルい部分もイイ部分も全部含めて好きだったよ。
全てが…
もう終わったんだね。
うちら。
なんだか、
ぬけがらになったみたい。
別れってやっぱ辛いね。
今までとなりに大好きな人がいたのに。
ひとりになるって寂しいよ。
ひとりに慣れなきゃ…
別れを機会に、
アタシは思った。
<カレシはいらない!
しばらく1人でいよう>
そう決心した。