表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/31

序章~Prelude

「事実は小説よりも奇なり」



 世の中は、小説より不思議に満ちている…なんと、これはバイロンの言葉らしい、調べてみたら。

 なぜ、調べたのかって?

 そりゃあ、調べたくもなりますよ。あんなことが起こったら。

 …違うな。

 自分のこの感情に気づいてしまったからかな?

 …微妙に違う?(何故に疑問形)

 何にせよ、自分はある人に恋心を抱いてしまった…らしい。

 そりゃあ女の子ですから、恋の一つや二つ…これじゃ、自分が恋多き女みたいだな(苦笑)。

 一通り、初恋も片思いも経験した。でも、いままでは恋をしている割にどこか冷めてる自分がいた。

 一度だけ、告白されてデートもした。相手はクラスで割と人気があった彼。自分もまんざらじゃなかった。でも、帰り道でごめんなさいをした。

 相手が嫌いな訳じゃない。本や漫画みたいなドラマティックな恋愛を期待していた訳でもない。ドラマはドラマ。でも、どこかで本気になれない。

 彼には、悪いことをした。しかし、彼は笑っていた。



「何となくそうなるんじゃないかって、思ってた」

 どのあたりから?

「う~ん、お昼を食べた後くらいから…かな。考える仕草が増えた気がしたから」

 意外なほど、よく見てたね…あ、失礼だったかな?

「いや、別に気にしてないよ」

 振られて、ショック?

「受けていない…と言ったら嘘になるかな。でも、あっさり受け入れている自分もいる」

 本気じゃなかったの?

「もちろん本気さ。でも君の態度を見ていて、考えさせられた」

 心のどこかで、何かが違うと訴えてる自分がいるの。決してあなたが嫌い、と言うわけではないの。ごめんなさい。

「わかってるさ。いい相手が早く見つかるといいね」



 あれから…。

 告白は何度かあったが、全て断っている。中途半端に受け入れても、後で絶対後悔するから。

 しかし、あの出来事が自分の人生を変えてしまうとは思ってもみなかった。それで冒頭のバイロンの言葉に繋がってくるのだ。

 そう、あの子に会ってしまったばかりに…。


いわゆる前振り?ってやつです


この次から、本当の本編ですw

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ