【プロットタイプ】ズルい女
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。
上手い回答が出来ない人間なので、感想欄閉じてます。
これは読者様の問題ではなく、私の問題。
詳しく知りたい方は代表作の『作品と作者の注意点』に書いてあります。
注意事項2
私の頭の中で、瑠衣は女性人形からギャーギャー言われています。アイドルみたいにモテると言うこと。
『ぎゃああああああ!! 瑠衣様ぁ〜!!』って。
※私の叫びかも知れん。130db。
なんかさ、瑠衣のファンって私と人形達ぐらいしかいないがするからぁ。
だからこそ、優越感に浸れる。
私の目の前には瑠衣がいて、色香四号の様態を見ている。腫れ物にでも触る様に肌に触れ、関節を動かす時にも突然にではなく、徐々に力を込める。しなった膝を見て、顔を近づける。
物言わぬそれではあるが、瑠衣と触れ合っている際には少し嬉しそうに見えた。
「あのさぁ、瑠衣たん」
返事はない。けれども
何時もの事だ。きっと返事をするまでもないと思ったのだろう。けれども耳だけは此方を向いている気がする。猫が此方に聞き耳を立てる様に。
「女子それやったらモテると思うよ」
「興味ねぇ」
バッサリとした回答が余韻を挟む事なく返ってきた。これ以上その会話を続ける気はない。そう言っている様にも思えた。
しかし次に言葉を紡いだのは、瑠衣の方だった。
「なんだ。お前は俺にモテて欲しいのか。本能的な欲求がそうする様に」
瑠衣はそう突き放した様に吐き捨てると、確認を終えた色香四号を姫抱きにして、私が座るソファの隣に腰掛けた。
「そういうところ、小賢しくて可愛いね」
女性ウケする様な物語を読めば分かると思うが、女性は周りからモテている男性を当たり前に好む。だから相手の設定としては『ハイスペ』や『御曹司』、『女誑し』。けれどもそんな男性が自分にだけ心を開いてくれたり、弱味を見せてくれるのがやはり人気がある。
周りから羨まれる者が、自分だけ特別扱いしてくれるのを好むのだ。人間誰しもそうである様に。
「まぁでも人にモテたらモテたで面倒臭そうだから、モテなくて良いよ。でも人形相手には、ギャーギャー言われて欲しいかな」
本能的な欲求を満たすには、人間相手にやるのが真っ当な回答なのかも知れない。けれども其れには厄介事が付き物だ。下手に同性から嫉妬を買って、生きにくくなるのはごめん蒙りたい。
だから人形相手にこんな想像をする。皆大好きなご主人が、私だけの物になった。そんな想像を。
「人形相手になら、絶対的な壁があるからね」
「なんだ。随分とズルな勝負してんじゃねぇか」
そんな事を言いながら、膝上の色香四号の髪を撫でる。其れから嘲笑する様な笑顔を浮かべ、私を見た。こんな輩が嫌いな癖に、愉悦にも似た笑顔だった。
瑠衣って人形相手にはモテると思ってるんですよ。
だから脳内妄想で人形相手に舞台に立った際には
『ぎゃああああああ!! 瑠衣様ぁ〜!!』
という叫びがしょっちゅう木霊してます。
※私の叫びかも知れません。130DB。
『どうしたお前ら。故障か? 終わったらメンテしてやるから、少し待ってろ』なんて素面で言いそう。
人形相手には分かりやすく優しいんだよ。
まぁ私の叫びはここいらにして。
どっかで見た生命の摂理。
メスという生き物は、他者から認められているオスを好きになる。
けれどもオスは誰のことも好きじゃない。
これ、今の瑠衣に当てはまるんですよ。
人形相手には総じてモテる。
でも特定と人形を取り分け贔屓している訳じゃない。
皆平等に愛してる。博愛主義。
そんな相手が自分だけを好きでいてくれるのが、男女問わず刺さるんですよ。見ていくと。
鏡花はそれを人間でなくて、人形にやってるんです。
人間と人形、幾ら人形愛好家の瑠衣だって、人として愛せるのは人間だけです。
鏡花が人間である以上、この勝負は不戦勝なんです。
だからズルい。相手を自分と対等の相手じゃなくて、劣った者と戦ってるから。




