表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

狂ったコンパス

作者: KAZUNARI

とある夏祭りの帰り道、

隣にいたはずの彼女がいない——。


そんな“よくある日常”のなかで、

静かに揺れた、ひとつの心を描きました。

夏祭りの帰り道、彼女はいなくなった。


彼女にはGPSが付いている。

道を間違うはずは、、、ない。


来た道や通り道を、必死に探す僕。


やっと見つけた彼女は、少し疲れた顔をしていた。


「人混みで……GPSが繋がりにくくて……」


「大丈夫。僕が、君のコンパスになるから」


「見つけてくれるって………信じてた……」



彼女の手は、少しだけ、震えていた。


帰り道、僕は彼女の手をそっと繋いで引き寄せた。



その時、花火が静かに咲いた。

私もよく迷子になります。

電波が届かなくても、

誰かが見つけてくれるって信じられる日は、

きっと、ちょっとだけ特別です。

-今日は通勤電車で座れました-

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ