後日談
※これは私なりに各キャラのその後の人生とコメントを書いたものです。解釈一致にならないかもしれません。もし自分はこうだと思うと言うのがあればそれが皆様の思うその後となります。そう言った方々はぜひ最終話でこの物語を会えてください。もし、それでもいいと言う方でありましたら、ぜひご覧ください。
エミールはあれから都市の大学院まで入学し、見事に博士号を取得した。それからと言うもの日々研究に勤しんでいる。今回、あの丘にくることができたのもたまたま予定が空いてたからだ。
エミール「やっぱり、僕はずっと星を見てる方が楽しいや。それに、思えばオリヴィアと出会えたのも星がきっかけだったと言っても過言じゃないからね。結局、僕の人生は星でできているんだ。おっと、ごめんね。そろそろ研究に戻らないと。またどこかで会おう。」
ジョゼフはそれから大学を出て今は官僚となって国を導いている。あの時体験した戦争の悲劇を2度と起こさないようにと彼ならに奮闘している。
ジョゼフ「できることは何でもやらなくっちゃ。完全に戦争をなくすことは無理かもしれないけど、やれるところまでは這いずってでもやり遂げてやるつもりだよ。(秘書がやって来る)ああ、今行く。まぁ、そこで僕の活躍を見ておいて。絶対に損はさせないよ。じゃあね。」
エマは面倒見のいいところを武器に今は学校の先生をやっている。子供たちにもっといろんな世界を見せてあげたいんだとか。そのために今でも時々遠くへ旅行して生徒たちに土産話をしている。
エマ「オリヴィアと出会ってからいろんなことがあった。スターリットだけ見てたら分からないことだらけ。そんなの勿体無いじゃない?たぶん、オリヴィアだってそう思うわ。こうして先生をやって、みんなにいろんなことを教えて、いつかみんなが私たちみたいにたっくさんのことを経験してくれたらうれしいk …え、エリクソン君どうしたの?え、クレアちゃんとマイク君が喧嘩してるって!?ごめんなさい、私行かないと。こらぁー!喧嘩はやめなさーい!」
ウィリアムはエミールと同じように大学院に入学。博士号を取った後、生物の研究を行っている。ついでに言うとサンドラと結婚している。
ウィリアム「俺は生き物のことに関しては自信あるからな。もっといろんな研究して、生物の未知を暴くんだ。それで、街のガキたちが俺みたいに生き物好きになってくれたら嬉しいんだけどな。え、サンドラと結婚した理由?んー。まぁーなんつーか、何となくあいつとずっと一緒にいたいって思ったり、何だかあいつといると何かこうすっげぇ楽しいんだ。これが理由だな。ん?ちょっと待ってなぁ…。ガチャッ はい、ウィリアムです。あー教授、お疲れ様で… ん?はいはい…え、新種が見つかった!?急で悪りぃ、俺行かねぇと!じゃあn…ってうぁぁぁ!(激しい激突音)」
サンドラは実家の花屋を継いで、店長として働いている。花に関係する仕事だったら何でもよかったんだそうで。そして先述の通りウィリアムと結婚している。
サンドラ「やっぱり私はこうしてる方が性に合うのよ。みんなのように世の中の役に立つみたいなことはできないから。それにオリヴィアの見せてくれたあの花畑が忘れられないの。そうねぇ…オリヴィアの花畑よりも、もっとすごいのを作ってやろうかしら。え、ウィルと結婚した理由?…あいつみんなと一緒じゃない時も私の家来て遊べって言ってくるのよ。だから聞いたの。何でそんなに私と遊びたいんだって。刺したらあいつなんて言ったと思う?『お前といると何だかいつもより何百倍も楽しいんだ。』ですって。逆にどうしたら好きにならないのかって話よ。まったく…。」
ウィリアム「何だ、俺の話か?」
サンドラ「あ、こらちょっとくっつかないでよ。え、お似合い?おしどり夫婦?…。もう許さない…。あんた一発殴らせなさいよ。あ、ちょっと逃がさないわよ!」
ハァハァハァ。あー、危うく殴られるところだった。
えー、ゴホンッ。
ポールはその後も存命で、彼らよりも元気に狩人として森に住んでいる。
ポール「はっはっは。まだ若いもんには負けんよ。この前長生きしてやるつもりじゃ。」
ヴィクセルは今日も資料館で論文を書いているらしい。エミールやウィリアムがさらさらと論文を書いているのを見て少し嫉妬しているそうな。コメントは忙しくてナシとのことで。
このような感じでこの物語のキャラクターは人生を歩んでいる。あの頃の何もかもが新しいと言った探究心はもうないかもしれないが、今の人生を満喫している。大人になることはそれほど責任が伴うこと。でも、大人だからこそできることがあるのかもしれない。それは彼らのようになってみないと分からない。でも、もし今の人生が霞んで見えてしまうほどの将来が待っているならば頑張ってみるというのも悪くないんじゃないだろうか。最後にとあるキャラにもらったコメントを載せて締めようと思う。
???「やっぱりみんなすごいや。私には想像もつかなかったよ。それに私のお墓も建ててくれて。嬉しいことずくめだなぁ。やっぱり私はまたみんなと星空が見られたらそれでいいや。それにここでみんなを見守ってるのも楽しいし。もし、みんなが私みたいにお星様になっちゃったらその時は迎えに行くよ。それまで私はみんなの歩む未来を見守り続ける。寂しくないよ。1人じゃないからね。私とみんなはずっと繋がってるんだから。じゃあね、みんな。あんまり早くこっちに来ちゃだめだよ。私あの5人だけじゃなくてちゃんとこの目でみんなも見てるんだから。この世界は悪いことだけじゃないと私は思うよ。そうだな…。辛くなったら星空を見て私を思い出してくれると嬉しいかな。あんまりこう言うの自分で言うのは恥ずかしいけど。でも、その時は必ず寄り添ってあげる。あっと、ごめん。つい長くなっちゃった。本当にこれでお別れだよ。良い夜を。」
そう言って少女は雲の彼方に消えてしまった。
〜Fin〜