僕が初めて付き合ったのは、中二の夏だった!
なんかやたらと、気になる子が現れて......。
気が付いたら? その子を僕は目で追っていた。
好きになるって、こういう事なんだろうなって気がする。
彼女と目も合わせられないぐらい僕は照れ屋で、、、。
どこでそうなったのか? 未だに分からないけど、僕は好きだっ子と
今付き合っているんだ!
正直、好きな子と二人で何を話していいかなんて僕には分からないし。
そもそも彼女の趣味や好きなモノも知らない!
“まあ~そう考えたら? よく付き合ってもらえたよなって思うんだ。”
たまに、こんな事を僕は考える!
“女友達と彼女の境界線ってなんなんだろう?”
女友達だったら? 何でも包み隠さず話せる事も、彼女には何も話せない!
嫌われたく気持ちが勝ってしまって、いろいろ考えてたら、、、?
言葉が出てこないと言うか、、、?
なにしろ! “彼女と居る時の僕はいつもの僕じゃない!”
それだけは、はっきり言えるよ。
あぁ、今日は彼女と二人で会う約束をしていたんだった!
『ごめんごめん、遅くなっちゃったね!』
『大丈夫だよ、待ち合わせの時間より5分も早いし。』
『あぁ、そっか! じゃあ、遅れた訳じゃないんだよね。』
『いつも二人で会う時、幸田君! 1時間前から居るでしょ! 早すぎだよ。』
『まあ~遅刻するよりマシかなって! 僕はいくらでも待ってられるし。』
『そういうところ、“優しいよね。”』
『・・・あぁ、そうかな、まあ、』
『顔真っ赤だし! 照れると直ぐに分かるところもかわいい!』
『男の僕が可愛い訳ないよ、なんか恥ずかしいな、』
『じゃあー今から何処行く?』
『なんか買いたいモノとかあったんじゃないの?』
『あぁ、妹にね! 付き合ってくれるの?』
『・・・うん。』
二人で横に並んで歩いてる時も、男はどのタイピングで彼女と手を繋ごう
かって、何時も考えていると思う!
きっとこれは! “男なら、共感してもらえると思うんだ!”
でも、結局! “そのタイミングが見つからなくて最後まで手を繋げない”
なんて事はしょっゆうで、、、。
それでも僕は彼女と一緒に居る時間が好きだ!
特に彼女と付き合いたての夏は、、、?
なんか凄く彼女はキラキラしていて、汗まで好きだと想えた!
初めから僕が彼女の事を好きだったのもあるけど、そんな子と付き合えた
事は奇跡に近い事なんだって!
その時の僕は本気でそう思っていたんだ。
ただ男友達にはよく揶揄われたり、焦らされたりしたけどね。
『“お前ら、ドコまで行ったんだよ!”』
『ドコまでって、何が?』
『ドコまでって、“手は繋いだのか? キスは? 最後までしたとか?”』
『そんなヤラシイ言い方、彼女に失礼だろう!』
『何、紳士ぶってんだよ! 女はグイグイ行った方がいいに決まって
るって! 兄ちゃんが言ってたぞ!』
『・・・兄ちゃんが、確かに渡辺の兄ちゃんモテるからな~』
『だろう! で、どこまでいったんだよ?』
『・・・て、手は繋ぎたい!』
『はぁ!? 願望言ってんの? マジで半年も付き合ってんのに、手も握って
ないって! お前、ヤバいだろう!』
『“彼女だって、お前が手を握ってくれるの待ってんじゃねーの!”』
『・・・そ、そうかな、』
『そうに決まってるよ! お前が手を握らないなら、俺が握ってもいいのか?』
『“ダメに決まってんじゃん! 僕が彼女の手を握る!”』
『おう! 気合が入ってきたな、まあ頑張れよ!』
『また進展ったら、俺達に教えてくれよ!』
『あぁ、ううん。』
『じゃあな。』
『バイバイ!』
『うん。』
なんかさ、好きな彼女の手を握るいい方法ってないもんかな?
もし? そのタイミングが来たら、僕は迷わず彼女の手を握るよ。
初めての彼女の手って温かいのかな?
最後まで読んでいただいてありがとうございます。