17話
2章スタート
いろいろと忙しいので、10万文字まではこっちをメイン
シルニスを襲ってきたアポカリプスを撃退することが出来た。自ら尻尾を切って逃げてったアポカリプスの住み処に、ユリィもいるらしいのでアポカリプスの後を追いたかったのだが、待ったがかかった。
「おやっ、ヒカリさんではないですか?」
「んっ、そうだけど」
アポカリプス襲来時の生々しい爪痕を復興作業に従事しながら眺めてたところ、見知らぬ人から声をかけられた。
「シルニスの英雄がこんなところで何をやってるんです?」
「見ての通り、復興作業?、だよ」
することのないボクは瓦礫の山を片付けていた。
早くアポカリプスを追いたいので出し惜しみなし、《異空庫》にしまって邪魔にならないところに出現させるを繰り返している。
ボクが《異空庫》を使える事が知られてしまったが、町の英雄が困る事はしないと、他言無用をお願いしたら言われたので安心して使用しているわけだ。
「ヒカリ姉、お弁当持ってきたよ」
「ありがとう」
今日で瓦礫をどかすのは終わりそうだったからお弁当は置いてきたのだが、もうすぐお昼らしい。
思ったよりも時間がかかったようだ。
せっかくだから瓦礫の撤去を終わらしてからゼノと一緒にお弁当を食べた。
瞬く間に食べ終えたゼノが少し離れて、剣の鍛練を始めた。
「行くよ!!【蒼猿】、【火猿】」
ゼノの二つ一組の剣は猿の魔剣だったみたいで、魔法のサポートをしてくれるようだ。
アポカリプスに一撃をいれたゼノに経験値が入って成長したのか、見違えるように戦えるようになっていた。
ユッカは変わらないように見えるので、パーティーを組んではいなかったからか与ダメージの割合での経験値かはわからない。
ゼノが魔力をうまく扱えるようになったので、剣に魔力纏わせる練習をしていた時に剣に眠っていた猿が起きた。
起きた猿は人化して主としてふさわしいかの試練を課して来た。ゼノが見事に試練を突破して主と認められた。
二対の剣【双猿】と成長したゼノは病み上がりのコウメイとだいたい互角の腕で、模擬戦をしたコウメイが大分焦ってはいたが戦力が増えたのはいいことだ。
大きな町に行けばレベルまで鑑定出来る魔法使いがいるみたいだし、ゼノのレベルがどれだけあがったのか楽しみだ。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
「ヒカリさん、お呼びしてすみません」
「良いですよ」
瓦礫も片付け終わり、午後から何をしようか考えていたところに呼び出しを受けた。
たぶん町を離れる許可が降りたのだと思う。
「おそらく2日後には帝都から人員が届くので、出立はそれからでお願いします」
期待を込めてアイルスさんの言葉を待ってると、予想どおりの言葉が出てきた。これでユリィを助けに行けるよ。
アイルスさんと細かいとこまでつめていく。
その結果、帝都の報告と引き継ぎにコウメイを置いていき、ユッカをこのまま借りて行くことに決まった。
コウメイには引き継ぎが終わったら、サウザンドに帰るように指示した。
食料は《異空庫》の中にしまってあるしいつでも準備は出来ているよ。
ゼノの訓練を手伝ったり、ユッカを鍛えたりしていたらあっという間に2日経った。
今日のお昼には着くらしいので入れ替りでボク達が出発することになっている。
「ヒカリ姉、あれなんだろう?」
ゼノが前方に土煙があがってるのを見つけた。
狛犬みたいに見える四足で走る動物に、またがる人が見えるので帝都からの人員ってやつじゃないかな?
「あれはライドルグですね、馬よりかは速い騎獣ですよ」
アイルスさんが狛犬モドキを見て説明してくれた。
ライドルグを採用してるのは、帝都の第2皇子の部隊らしい。
「コウメイ、後は頼んだ」
「って、オ、オイ」
先頭のライドルグがシルニスに入ると同時にボク達も出発した。
「我々はライドルグナイト………って、うお!?」
「ごめんね」
横をすり抜けているときに、少し膨らんだライドルグにぶつかりそうになったのをなんとかかわしてシルニスを出た。
「良いのかなぁ」
「いいんじゃない?」
小さくなるシルニスを見ながらユッカがつぶやくが、コウメイに任せたんだからうまくやってもらおう。
ボクは早くユリィを助けにいきたいからね。
一応入れ替りでシルニスを出たんだから、文句は言われないと思うし。
ようやくユリィを助けに向かえるよ。
目指すはリッタ大森林。




