前置き
毎時19時に更新します。
鐘が鳴り始め彼らは空を見上げ音を聴いた。
まだ生きていると実感する為に、
生きる意味を探すために、
探し求めているものは希望なのか。自由なのか。……それとも、
ここは日本でも地球でもない世界。世界の七つの掟、暗黙の掟、そして悪魔と人間によって成り立つ、もう一つの世界が存在していた。
世界の七つ目の掟
第一条、主人に従うべし。
第二条、主人を支えるべし。
第三条、主人を称えるべし。
第四条、主人に感謝すべし。
第五条、主人を大切にすべし。
第六条、すべての民を休ませるべし。
第七条、自立するべし。
二つの暗黙の掟。
一つ目、庶民、使用人、僕、主の順に階級が上がっていく。
二つ目、もし主と庶民に子を宿したら、主として生きることになる。
そして悪魔。
悪魔の名は虚ろ。
虚ろとは、人を操る悪魔。見えるものには見え、見えないものには見えない。ただ、見えた者が言うにはて耳が尖って、黒い影のような物体。何よりも特徴的なのは見えた者を嘲笑う。そして悪魔は人間関係を含め、全ての財産をかっらぽにする。この事から人は虚ろと名付けた。
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