ガラス越しの彼女(200文字小説)
「ん?」
カヘェのウインド越しに見知った顔を見つけた。
思わずガン見。
以前から心を惹かれている女性だったから。
メガネをかけていなかった近視の僕は自然とそこに近づいていった。
ガラス越しの彼女は文庫本を読み耽っていて僕には気が付かない。
僕は更に近づいた。
「あっ!」
ガラスにぶつかった。
すると、彼女も僕には気が付いた。
「きゃー」
悲鳴をあげる彼女。
人違いだった…。
僕は連行されて、生まれて初めてパトカーに乗った。
スマホでの執筆です。