7話
学校が終わりトボトボと家に帰る。
本当に今日は散々だった。主に古川さんとの約束のせいでね。...どうしよう、本当にどうしよう。
そうだ、Yuuuのライブ終わりか前に古川さんに会えばいいんだ。そうすれば約束は果たせるっ!
バックに少し通すぐらいなら簡単に出来るだろうから事務所に軽く連絡を取るか。
ああ、予め言っておく、これから電話をかける僕のマネージャーは頭がおかしい。moneyジャァォァァ!って感じだし、働かないし、弱みに付け込んで結婚迫ってくるし、クソみたいな営業すらお金次第でやらせてくる。ギャンブル中毒の上にブランド中毒者だ。酒癖も悪い、あと息を吐くように嘘をつく。
もう一度言う、僕のmoneyジャーは頭が可笑しい。
「もしもし、お疲れ様です。Yuuuです。」
『あ!ゆうちゃん?お疲れ様ー。』
「あ、香具師奈我さん今度のライブのときに少しお願いがあるんですけど...。」
『どうしたの?衣装変えたい?セトリの変更? 演奏バンドの面子にセクハラされた?私と結婚する?ってかお願い聞くから50万貸してくれない?競馬に今月の給料全部突っ込んじゃって。』
ほらな、ゴミである。これが僕のマネージャーの
香具師奈我 対乃
こいつのせいで未だYuuuを辞めれないから事故死して欲しい人No.1である。
「今度のライブ終わった後に1人バックに通して欲しいんです。Yuuuモードでお話しなくちゃいけない子で。」
『まさか、バレたの?』
話をガン無視して、話したのにこの頭の機転は...クズ系統の人間は総じてこのようなことに素晴らしいパフォーマンスを見せる。無論、皮肉だが。
まぁ、ここは正直に色々と話すしかないだろ。
「かくかくしかじかで...。」
『ふぅ〜ん。色々とやらかした見たいねぇ...。』
「すみません。」
『バレたら事務所内で済む問題じゃないのよ?国に事務所ごと吹き飛ばされて、悲劇の事故死になるでしょうね。』
「女装してアイドルとしてメジャーデビューして、無茶なとこが出てきたから、国に頼って隠蔽した事務所が悪いと思いますけどねぇ...!」
『ま、言い合いする気は無いわ。仕方ないから通すけどそこで失敗はしないでよ?』
「もちろん、失敗なんてありません。Yuuuですから。」
『そ、ならいいわ。じゃあその子...古川さんを通す手筈とかは当日に。』
「お願いいたします、お疲れ様です。」
『あ、50万じゃなくてもいいから、取り敢えず本当に30万ぐら』
電話を切ってベットにうずくまる。
........不安だ。
この〜木なんの木〜♪
猪木ィィィ!!!ムッキムキぃぃぃぃ!!!!!
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