2話
うちのクラスのギャル3人が出て行こうとすると向こうからドアが開く。
「あ、おはよう〜。」
ノンビリとした声で挨拶するのはうちのクラスのマドンナの古川 美月だ。
彼女は優しくて頭も良くて、芸能人と比べても遜色ない寧ろ上回ることもあるであろうぐらいの美貌の持ち主。
そんな彼女は当然のごとくスクールカーストの上位に位置する。
「おはよっー!みっちん!」
「おはよう!みっちん!」
「みっちん!聞いて昨日Yuuuのライブ行ったの!」
さっそくギャル3人に囲まれて挨拶をしつつハイタッチをすると1人だけ挨拶もせず興奮した様子で話をし始めた。
「みっちんはYuuuの大ファンでしょ?だから特別なお土産買ってきたの!はい!これYuuuの新曲の試聴が入ってるアルバム!」
「いいなぁ〜。ってか莉奈!私にはタオルだけだったじゃん!みっちんばっかずるいよ!」
「うちもタオルだけだしぃ〜〜」
「里美はミーハーだからタオルでいいじゃん!加奈はこの前までYuuuとか興味ないって言い張ってたじゃん!」
「でも曲聞いてハマったっていったじゃん〜〜!」
「あ〜〜はいはい、また今度行けたらお土産買うから....ってかみんなで行きたいね〜〜。...みっちん?どうしたの震えて?」
ギャル達がゲラゲラと騒いでると古川さんは震えていた。
クワッと顔上げて莉奈と呼ばれたギャルの肩を掴む。
「Yuuuのライブ行ったの!?!?どうやって!私と一緒でチケット落選したんじゃなかったの!?」
「あー、と、当日になって彼氏がくれたんだよねぇ!ま、まぁライブのセットリストと同じ曲順プラス新曲の試聴が入ったCD買ってきたからさ。」
少し申し訳なさそうに相川 莉奈が笑って言うと、肩を掴んでた手はすぐさまCDへと手が伸びた。裏面へとひっくり返し入ってる曲を黙々と読み上げる。
「ダンシングクロック、弾けてフルーツ、初恋ドール、笑い愛、秋夜の秘密、art note、花のちる乱、hope is xyz、333の合言葉、踊りや踊られ、熱の冷めどき、君の長髪、#ライブ2017ゆゆゆ!...これはライブ限定曲ね...、ここのえここのこえ、ありがとうは貴方に、神セトリすぎる...。
新曲は...私の証明は僕にはできない、どんな曲なんだろ!莉奈どんな感じだった?」
「んー、なんかね秋夜の秘密みたいなしっとりとした悲しい曲って感じじゃなくて、自分が自分を証明するのは難しくて泣き叫んでるような感じの歌だったよ。」
「家に帰ったらすぐ聞いてみる!莉奈ありがとね!」
「ううん!別にいいよ!今度は絶対一緒に行こうね!」
そう言うと莉奈ってギャルと古川さんは指切りげんまんをしていた。
正直、来ないでくれって感じだ。
ん?ああ、多分わかってると思うが、僕こと美原 優は世界的にも流行ってるアイドルYuuuだ。
しかも、男のアイドルではない。
女装して女アイドルとしてやっている。どうして女装してアイドルを始めたのかと言うと、
おっと、ホームルームが始まりそうだ。この話はまた後にしよう。
しょしんしゃなので、ここの文こう書いたら?ってきな推敲してくれるひとぼしゅー
新作
なんでも出来るよ、山本先生‼︎
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